2018年10月31日 (水)

大阪国税局清酒鑑評会 吟醸酒の部 優等賞

平成30年度の大阪局の鑑評会において、吟醸酒の部で優等賞を受賞、本日表彰式に行ってきました。32点受賞していますが、気になるのは出品の実場数で、そんな数しか近畿に蔵はなかったか?ということです。そう言えば弊社もいつであったか、出品を忘れていたことがありましたから、もっと造ってはいるのでしょうが。
 それから、表彰状は英文のものを1枚つけて都合2枚いただきました。これも海外へのPRに配慮した動きだと思います。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年6月29日 (金)

2018年度全米日本酒歓評会で金賞を受賞しました

純米大吟醸黒牛と純米吟醸雄町黒牛が、2018年度全米日本酒歓評会で金賞をいただきました。http://www.sakeappraisal.org/

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年6月28日 (木)

平成30年全国新酒鑑評会 金賞受賞

本年も二年連続、直近5年で4度の金賞受賞することができました。
今年はどこがとれたとか、杜氏の技術とかが注目されますが、本来の目的としては、安定的に受賞し、さらにコンテスト出品酒だけでなく、主力商品等製品全体の品質向上、安定的酒質、品質管理等の総合的なレベルアップにつなげることで、それを忘れてはなりません。また安定的に受賞するには、杜氏個人の技術だけでなく、製造場の設備、原料確保の体制、製造部門全員練度、チームワーク等の総合力が必要だと思います。
まだまだたいしたことのないレベルですが、やっととれたから、たまにとれる、次にはけっこうとれる、そして、よくとれる、さらにはだいたい毎年とれる、とレベルを上げていかねばなりません。そういう意味では、今年の受賞はけっこう意味があると考えています。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月28日 (火)

純米しぼりたて 発売しました

2017(平成29)年秋以降の醸造による純米しぼりたてを、本日発売しました。翌年2月末頃までの出荷となります。非常にまろやかできれいに仕上がっております。麹米と酒母米は山田錦で精米歩合50%、掛米は五百万石で精米歩合60%で、表示は「純米酒」ですが、純米吟醸にも相当する仕様になっており、今期のは香りも穏やかながらきれいで、ほぼ純米吟醸と言っていいでしょう。
1128_003s1

生酒ですから、詰め口には細心の注意と特別の設備で臨んでいます。
空気中の埃、細菌などを、フィルターで漉した空気で満たした区画内で、充填、打栓するのですが、画像では黄色いカーテンの中にあたります。
1128_008s2


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月13日 (月)

今年の新酒第1号搾りました(上槽)

11月13日、今年の1本目のもろみを搾りました。もちろん純米酒です。

11132_002_s1
長雨も台風もありましたが、急に寒くなってきました。これから100回以上、各種のお酒を一桶づつ搾っていくことになります。長帳場です。
11132_003s2
まず落ち着かせて、粕分をタンクの下側の口(下ノミ)から取り去ってから、純米酒しぼりたてとして詰め口、発売します。11月28日から出荷開始の予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年10月 9日 (月)

今シーズンの酒造りが始まりました

10月6日に今シーズン初めて米を洗いました。翌日それを蒸しますが、最初の蒸し米は酒母仕込みに使う麹米です。
1009_0011
麹室に引き込んで、麹ができあがるまで丸二日かかりますから、9日中に麹が出てくることなります。
ですから9日に最初の仕込みの掛け米を蒸す、翌日最初の酒母を仕込むという段取りで、10日が酛立てになります。
半仕舞いが基本の蔵ですから、1日空けて次の酒母を仕込むわけで、シーズンの始まりの頃は毎日米を蒸すわけではない。酒母室は洗ってタンクを据えていますが、まだ空っぽの状態です。
1009_0152
今麹室ではたぶん夕方には麹ができあがるのでしょうが、今秋最初の麹120㎏しか入っていないにもかかわらず、部屋の外まで栗香が漂ってくるから大したものです。
1009_0143
毎日米を蒸すようになるのは13日からくらいです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年10月 7日 (土)

山田錦の新しい契約先圃場を視察してきました

山田錦を優良品質米で計画量を確保し、しかも災害リスクを分散するため、西日本各地で契約栽培先をこれまでも確保してきましたが、この度、鳥取県の農場にもルートが出来たので、ご挨拶を兼ねて訪問してきました。
因幡と伯耆で因伯?の名水「布勢の清水」が湧く、水も緑も豊かな中山間地帯、鳥取市鹿野町というエリアです。
当面、数反の規模ですが、相互にメリットのある規模まで増やして安定させる必要があります。鷲峰山(じゅぼうせん?)の麓の谷間で、寒暖差があって水も冷たく、高温障害対応力もあり、品質確保の環境はいいと思いました。
1006_0423
あと一週間か10日くらいで刈り入れでしょう。
1006_0374
農場も拝見しましたが、相当乾燥等の工程が丁寧で設備も整っていると思います。
興味を引いたのはベテランと後継者としてでもある若手が都会からのアイターン就農であることでした。
今後の展開が楽しみです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年10月 6日 (金)

製造シーズン開幕

10月6日、今シーズンの酒造りが始まりました。
と言っても、精米はもう少し前から始めているし、清掃、消毒など準備が段階的に進めてきました。今日始めて米を洗うので、明日は初めて米を蒸すことになりますが、だいたいこのあたりが、造りの始まりと考えやすいのです。段階的に本格的な動きになっていきますが、季節で働く人があと一人到着していません。取りあえず製造チームには集合写真を撮ってもらいました。
Img_32581
まず1本目の酒母麹米から洗い始めるわけで、量も少ないから大吟醸のように少量手作業モードです。
Img_3236s2
これから日々、作業量、密度が上がっていきます。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月28日 (月)

雄町産地の報告

8月の上旬に岡山の米産地へ行ってきたので、これもご紹介します。
近年人気の出ている雄町なのですが、生産量が限られていて、増産さsれているのか聞いてみます。ところが大量に使うメーカーは稀で、純米吟醸とか純米大吟醸に1仕込み単位で買うところが多いとのことで、作付けを増やすという流れではないそうです。反収は8俵検討といいますから山田錦よりはいいのではないかと思いました。
まだ青々した状態で、刈り取りは10月も下旬でしょう。山田錦よりも遅いのです。
08271_003s4
ここ数年、雄町の仕込みを少しづつ増やしてきましたが、そう一本調子には行かないとようで、大事に酒にしていく必要があります。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月27日 (日)

五百万石の栽培農家を訪ねてきました

今年も米産地廻りを始めました。富山県南砺市の生産法人に米屋さんが他の仕事もするために訪問するのに便乗させていただく形です。できたら毎年やりたいことなのですが、全国何カ所も産地があるので、ここは1年空いたと思います。ここでは主に五百万石と一部山田錦の2品種を買わせていただいてます。
やや天候不順で生育が遅い傾向ですが、早生の五百万石は十分熟しつつあって、8月末から9月かかりには刈り入れであろうとのことでした。
08271_106s1
反収9俵はいけそうで、実が空という不稔はないだろうということで、まずますの作柄と言えそうです。

山田錦は今ちょうど花が咲いたところで、画像の白いのが花ですが、これからの長い登塾期間40日ほどの気温、天候に注意を払うことになります。
08271_112s2
それにしてもいつ来ても広々した扇状地で、ここならいい米ができると信じさせてくれる風景です。
08271_114s3

 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

«冷蔵倉庫完成