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2006年6月25日 (日)

マクロ料理?

マクロと聞けば経済学。書評で見た中公新書の現在経済学の誕生は読まないといけないな、とか思っている、同年代の人士のおそらくほとんど全員と同様、マクロ料理など聞いたことはなかった。打田町の専業農家T家で、NPO法人の和歌山エコビレッジが石釜を作ると聞いて、エコ何とかだしとJRの和歌山線で出かけたのであるが、実際は石釜を作る相談をする予定だった。その懇親会で出てきた食べ物として遭遇したのがマクロビオテック、略してマクロ料理なのだが、中小企業のオヤジには一種、革命的なものに見えたし、無農薬だ、環境だという人達にやや堅苦しさを感じる向きにも、非常に親しみやすく、一般に浸透、普及していける可能性を感じさせてくれるものだった。何よりプロがケータリングしていることもあって、これまで食べた現代精進料理より遙かに美味である。鳥の唐揚げに似せている大豆のグルテン料理などは、黙っていれば気が付かないものだった。玄米ベースのワッフル成形品(表現が悪すぎるが言葉が見つからないのでご勘弁を)は腹持ちもよさそうだし、黍とかの雑穀とされる穀類を柔らかく仕上げているのも、すごい腕前だ。

 Tさんは二十歳くらいで古くからの農家であるが、無農薬の小麦の脱穀と唐箕で選別を実演していただき、製粉機を見せていただく。小麦粉、フスマ、全粒粉の違いも今日にして理解できた。山の中で有名なパン屋をされている人や自分の山の木で製材、ログハウスを建築している人、田舎の古農家を仲介している不動産会社、体験型観光の企画をしている人、Iターンしてきたパソコンインストラクター、マクロ料理家、健康食品会社、医師、農家、公務員、学生---、という顔ぶれを見た限り、私は、せいぜい純米酒比率が高い蔵元ですとかで合わせる程度の、俗な存在だった。経済世界の外側には、環境的にはすごく重要だがカネにはならないという領域が広がっている。そこに関わりたいとかそこで生活したいという人は多いが、経済的に成り立たないと生活できない。私達は、その2つの世界の境界を行ったり来たりしてリフレッシュしたり、向こう側で生活できる方法を探っているのではないだろうか。Img_991933

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