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2006年8月15日 (火)

下駄市

今年も下駄市が海南市黒江・船尾地区の「川端通り」を中心に行われた。当社は川端通りの東端から北東方に広がる広場を保有している。民有地なのだが道の狭い後背地への配慮もあってか半ば開放された広場状態である。米、瓶、機械等大型車での資材搬入はこの広場へいったん降ろして、小型車に積み替えないと藏前の角を曲がれず藏に搬入できないのである。和歌山市東部と海南の旧市街を結ぶ、昔は熊野街道であった抜け道的なこの県道は、当社正面の角ではImg_24932 10トンダンプ程度までしか曲がれない。永年、当社は批判の矛先となり、私も気にしてきたことではある。しかし最近はどうも風向きが変わって、歴史的町並みの保全だとか、拡幅されれば、大型車が大量に進入してくるようになりかえって危険だとかの声も聞こえてくるようになった。当然一軒だけで済む話でもないので、当分はこのままだろうということになっている。

その広場は毎年8月14日は下駄市に合わせてバザールになる。運営は外部にまかせているのだが、こちらは売店前だから社員がビールを売ったり、利き酒場は休憩場となる。お盆で帰省した人達の旧知との出会いの場でもある「下駄市」は、黒江の漆器商への奉公人に盆の藪入りの際に下駄を持たせたのが由来と聞く。夏期賞与の添え物みたいな感じであるが、休暇の少なかった時代の商家の雇用慣行がどんなものだったか、今は知ることもできない。そしてもう今ではまるで下駄は売っていない。寺社の縁日のように夜店が出ているだけである。考えて見れば、黒江の2大イベント、「漆器祭り」「下駄市」は周辺の寺社はどちらも関係がない。神社の祭礼は別にある。漆器祭りは漆器屋の組合が中心となり運営されるが、下駄市は自治会が背負わされているようである。由来的には漆器も関係があるし、漆器に関係する仕事に就いている人も多い地区だけに、伝統産業会館の方でも青年部中心に漆器振興に結びつけようと努力されているようで、NPO法人も参画するようになったらしいが、自分の所で忙しくしていると会場地区の反対側がどうなっているのか人に聞くばかりであまりよくわからないのである。当社社長の考えでは「賑わいを創り出して盛り上げればいい」ということなのだが、こんな時まで商売していると見られることもあるので、とにかく自社の広場内で「場の提供」に徹しているのが現状である。駐車場は小学校などで運動場を提供しているが、交通規制で警察にも負担になっているようである。年々西の方へ夜店が遠のいて行き、当社の広場が東の端で孤立した感じになっている気がする。まぁ地元お盆の風物詩ということで。

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