« 「電子レンジ」てどうよ | トップページ | もやし »

2006年9月26日 (火)

燗どうこ

Img_3201_1 大阪は寝屋川でのイベントで。

これがたぶん燗酒の提供方法で最良と思われる「燗どうこ(燗銅壺)」である。写真はタイジ製で温度調節ができる。「お燗メーター」という体温計のように徳利の口に立てる温度計をセットで使うと最高のイベント用設営になる。品温と設定温度の差については、45度に設定した時、小徳利に立てたお燗メーターの表示温度は、2分経過で約2度の温度差まで縮まり、非常に正確だった。蔵の立場からすると搬入、返送の必要から車で会場に行かない限り使用が難しい。参加するすべてのメーカーが使用すると会場の電気容量の問題もある。最近の飲食店では、一升瓶を逆立ちさせる、かつての標準形式の酒燗器が必要になるほど燗酒が出る飲食店が少なくなっているので、昔なつかしい「燗銅壺」をカウンターに置いてくれるお店が増えるのが期待される。

今日の酒の講釈の収穫は、「錫の盃」はなぜ良いか?であった。ご来臨の大先輩のお答えは、欠点や特徴が強調されるので「利き酒」向きということだった。銀でも同様の効果が得られるとか。黄金の盃だと、何を飲んでも甘く感じるのだという。いつか試してみたいがすごい蘊蓄の世界だ。聞いているうちにクラクラしてきて、漆の盃の効果は忘れてしまった。でもあれは冷や用でしょ。もしかしたら儀式用?いや、古来、土器(かわらけ)の水盃で出陣ではないか。だんだん立ち話をしているうちにディープに頭が螺旋回転を始める。結局、器の材質と、その形状なのだ。人間の舌はその部位に応じて、甘、辛、酸、渋、苦、旨その他と味覚の感じかたが違うようで、器の形状で舌の接触面積と部位に差が出ることが影響しているようだ。あとは材質だが想像に難くもなく、接触する唇の感覚は漆を塗った木と金属では違うだろうとも。そして温度、これは5度違うと同じ酒でも違って感じる。どうせ飲むなら、一度こだわって見られてはいかがだろう。

|

« 「電子レンジ」てどうよ | トップページ | もやし »

地酒」カテゴリの記事

コメント

今度の先生に金メッキはどうかと聞いておいてください。
それならうちでも買えますから(笑)。
私は酒を飲む時はすぐに流し込まず、
口の中に行き渡らせて飲みますから、
それだと器の形状はあまり影響なくなりますね。
ただし温度はやはり重要で、
口の中で転がすと冷酒でもたしかに温度は上がるのですが、
最初の瞬間の温度に強く味覚が影響されるようです。
それと口に入れたとたん、唾液が出てきますね、
これが温度に強く作用されますね。
利き酒とは利き唾液でもありますから、
体調の変化で体液の味(成分)も変わることでしょう。

投稿: 合氣堂 | 2006年9月27日 (水) 11時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 燗どうこ:

» レストラン(ガイド・幹事・料理・検索・飲食・店)の完全オススメ情報 [レストラン(ガイド・幹事・料理・検索・飲食・店)の完全オススメ情報]
レストラン(ガイド・幹事・料理・検索・飲食・店)の完全オススメ情報 [続きを読む]

受信: 2006年10月 2日 (月) 22時37分

« 「電子レンジ」てどうよ | トップページ | もやし »