« 天野へ再挑戦 | トップページ | 1号仲 »

2006年10月13日 (金)

飲まなやってらぇやな

「紀伊民報」という良識ある地方紙が和歌山県にはある。13日の金曜日三面におもしろい記事がでていたが、タイトルは「飲まずにやってらんない?」。2005年度の県内の酒類消費量が7万5500キロリットルで9年ぶり増加(+5.3%)、と和歌山税務署が発表。景気低迷に加え、人口も減少しており成人数も減っているのに、なぜ増えるのか分からないと税務署が言っているらしい。大阪国税局管内合計は1.1%減少だから、たしかに変ではある。不況でやけ酒か?というタイトルなのだが、和歌山弁でそのタイトルを言えば「飲まなやってらぇやな」となる。

県内成人1人当たり消費量は+6%。種類別内訳では、ビール-5%、発泡酒-16%、しかし第三のビールは約6倍、焼酎+7.9%、リキュール+18%、清酒+7.8%の7080キロリットル。

酒造組合の統計では、和歌山県の清酒課税移出数量は、17CY(H17.4-18.3)で3188キロリットルの-5.3%。全国の清酒合計では736,803キロリットルで-4.0%。しかし輸出が7752キロリットル(+1.5%)ある。当社は約270キロリットルで、県内清酒業者約8.5%の売上シェア、県内出荷比率から推定すると和歌山県内で消費された清酒の約2.5%、40本に1本が当社製品だったことになる。紙パック製品はないし、普通酒は壊滅状態の当社であるから、高級酒部門ではそれなりのシェアだとも言える。全国業界で計算すると、0.037%(370PPM)で増加してきている大気中の二酸化炭素濃度といい勝負であり、しばしばギャグに使っているネタである。当社にしても3割以上が県外出荷できちんと分析はできないが、県内で飲まれた清酒はどう見ても7割程度が県外の清酒ということになる。

 さて、たしかに和歌山の景況感は悪く、一応全体として見れば回復傾向にあるようだが回復力は弱く、住友金属とか一部は除いて、地方・規模・業種と悪い方にきっちりはめこまれた感がある。最近も和歌山県は近畿ではないだろうとからかわれたが、ごもっともな意見と私も思うほど近畿2府4県から脱落した経済状況らしい。何せ古代律令制では畿内には入らず南海道ですからね。紀伊國は。

  若い頃はそういう時すごく悔しく僻んだものだが、そういう針はとうに振り切れてしまった。「経済的」にはたしかにそうだ、というだけである。それに活動の範囲を県内に限る必要はない。ここは業界を超えて連携を図り、果敢に運命に挑戦しなければならない。その方がおもしろいだろう。

|

« 天野へ再挑戦 | トップページ | 1号仲 »

旅行・地域」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

地酒」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 飲まなやってらぇやな:

« 天野へ再挑戦 | トップページ | 1号仲 »