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2007年4月 2日 (月)

千枚田は各地にある(紀和町丸山)

 県内各地を見て回るシリーズもとうとう今日で、ある目標について全地点踏破となった。北山村に行くと「全国唯一飛び地の村」の看板がかかっていた。筏下りと「じゃばら」で有名な村。「道の駅奥瀞」でじゃばらドリンクを6本パックで買う。ドリンクの販売者が村長と書いてある瓶は初めて見た。小森ダムの下の渓谷はまったくの秘境で、筏下りってこんな所通るのかと上から覗いて身震いする。七色集落から串本に廻るため、紀和町丸山の千枚田を通る。Img_77872

日本の風景を守ることは食を守ることだ。しかしこれは生産性という点から見れば手の打ちようがないか天井が限られているなと気分がふさがる思いだ。大きく見れば日本の中山間地の農業自体がそうだろう。「海外から買う方が安い限りは輸入するのが合理的だ。より生産性の高い分野に資源を移さないと海外との競争に敗れて日本全体が没落する。国土保全、行政効率のために集住した方がいい。?」こういう考えが幅をきかすようになってしまったが、棚田は今年もきれいに耕されている。見学者も多そうだ。トレーサビリティーや有機農法というが、要は高くてもこういう所で取れた米を食べたいと人が思えば田は残るのだろう。有名になった棚田はもしかしたら残れるかもしれない。「支援者」というのがつくから。でも棚田一般は放棄地続出は確定的。この一日でも元の田というのを随分見かけた。国破れて山河在りだが、人心荒廃し、農地も山となり、山も捨て置かれて何が残るというのだろう。出来るだけ人の気配のない自然と集積した都市か。それが美しい日本らしい。私の蔵ではせいぜい3000数百俵しか米は買えない。維持できるのは50ヘクタールどまりだ。

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