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2007年10月15日 (月)

ミトコンドリアのアポトーシス

酒類総合研究所の広報誌は無理にでも読んでいるが、第12号の北垣浩志主任研究員の研究紹介はおもしろかった。酵母にとって発酵して排出するエチルアルコールは有毒で、発酵が進んでアルコール濃度が上昇すると死んでしまう。観察していると、アルコール分が増えてくると酵母細胞内のミトコンドリアが、しだいに分裂していくというのだ。ミトコンドリアは細胞内の小器官ですが呼吸や物質の合成、細胞死などの中心的な役割を担っており、その分裂は細胞の自殺(アポトーシス)の前兆だという。アルコール濃度が上昇してきて自分の死を察し周囲の仲間に栄養を供給しようとしているのだと?。ミトコンドリアは清酒の味を構成する有機酸などの物質代謝の場で、この分裂の影響をさらに調べ、死滅率や有機酸等の代謝を操作することも視野に入れられているそうです。今でも醸造酒で最も高いアルコール度数に到達させている日本酒がさらに高濃度に挑戦できるかもしれないというわけだ。それを読んだ私は、高濃度の二酸化炭素でも生きられるサイボーグの開発みたいなSF的なものを感じた。

 

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コメント

どっかで宇宙酒とか出してますもんね。
高濃度アルコール酒=味が残るんでしょうか?・

投稿: inaokan | 2007年10月16日 (火) 11時43分

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