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2007年12月14日 (金)

「はかり売り」の限界

販売店の店頭にタンクをおいて、その場で瓶詰めして売るスタイル、「量り売り」と呼ぶやり方がいっときミニブームだった。販売店としては、少しでも加工度を持たせて付加価値をつけようとしたもので、安定出荷先を確保したいメーカーと利害は一致したかのように見えた。これを多数店、展開しようとしたメーカーも出現したのだが、最近そう動静は聞こえてこなくなった。

当社も1件に限り対応したが、とても増やせるものではなかった。オリジナルラベルを販売店が1枚単位で対応するという所ではうまくいっているようだ。これは蔵ではさすがにやらない。

 でタンクの清掃や品質管理への手間が思いの外かかることに販売店側も気がついてくれたのはありがたいことで、メーカーも大変なのだという理解が深まる結果となった。でももう1件やるのはお断りである。

 焼酎の方が管理が簡単でこの分野でも清酒をしのいでいるのはおもしろくないが、大きな流れにはなれないと見ている。なぜなら消費者が割安感を求めたとしても必ずしも安くないし、ブランド化は製造場でない限りむずかしい。差別化の主流は、力のある販売店が蔵へ行ってタンクごと前渡しする等で押さえてしまうやり方だが、これも蔵が自分で売る自信があれば受け容れない話なので、大きな制約がつくからだ。所詮は綱引きだが、それぞれの方針でやるしかあるまい。

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