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2008年1月19日 (土)

高温障害

農家との去年の米づくりについて話す。

夏の気温が高すぎると、米の出穂時期には特にそうだが、品質にダメージがでる。残念だが地元はその悪影響が大きかった。対策は田植え時期を早くしてしまうのも一手らしいが、地区での用水の順番等ですべて自由になるわけではない。早稲品種の方が晩生品種よりも高温障害の影響がでやすい。晩生に変えてしまうというのも手だろう。早稲品種は積算気温で出穂する。晩生は日照時間の変化で出穂するものらしい。早く植えて早く刈ったとして、自然乾燥した場合でもその時期暑すぎると過乾燥で、米が割れてしまう。洗うと割れてしまうとか、いろいろ問題が出るわけである。

地元の米で作る本当の地酒といのも、言葉はきれいだが、実際品質だけ考えるならややトレードオフの部分を含む。しかし酒づくりはマインドの部分も大きい。結局今年は、地元からの買い付け量は削減になる。特に産地を指定しない部分には、はっきり言って他県の主産地のしっかりした原料を買った方がコストパフォーマンスはいい。ちょっと地元に甘すぎたかとも思うのだ。

しかし、地元産米のアイテムは続けるし、ある種の攻勢も用意しているつもりだ。短気な反応ではないことをよく説明しなくてはならない。次の飛躍のために一時削減するのだ。

このように地球温暖化は酒造業界に大きな影響を与えそうなのである。

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コメント

 難しい問題ですね、確かに地酒はその土地のものを使うからその土地の食べ物にもあうし、かといってそれにこだわり続けて品質を落とすこともできない。この問題は高度に発達した流通がはらむ一つの矛盾ですよね、酒造業界、文化に課せられた課題でしょうか。

投稿: 中谷 | 2008年1月21日 (月) 16時35分

ありがとうございます。古紙入りの紙みたいなことにはならないよう気をつけます。

投稿: 不断齋 | 2008年1月21日 (月) 16時39分

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