« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月25日 (火)

生酒の瓶詰

本日、今春最初の生酒の詰口を行う。以前から言われていたが、生酒くらいは充填機(フィラー)、封冠機(キャッパー)の周囲の空気清浄度を上げる必要がある。まず瓶は新瓶だし、昨年来、ブースを設置して大幅な改善を行ったので、埃などが入る率や生ヒネ、火落ちの発生度合いに格段の違いがあると思う。そうは思ってもまだまだ改良すべき点は多々ありそうだ。なにしろ最も気をつける必要のある瓶詰めである。これから順次、発送していくのだが、反応が気がかりな反面、楽しみである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月23日 (日)

東関部屋バンザイ

東関部屋バンザイ
今日は大阪場所の千秋楽だ。東関部屋の祝賀会に加わる。今場所は好調成績で会場は去年より人も多い。15人のうち10人か゛勝ち越し、高見盛は10勝、潮丸は8勝7敗、千秋楽で見事に勝ち越した。親方の挨拶は明るい。幕下の華王錦は4勝3負、もう少しで十両だ。三段目、序二段も勝ち越し力士が多い。画像はフアンサービスで、やしきたかじんの東京を地名だけ大阪にもじって歌う潮丸。とにかくがんばってほしいっす。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月20日 (木)

クエ

休日であるが、小雨もようで出かけるのも億劫だ。温かくて春を感じる。「ああこの冬もクエは食べに行けなかったな」

サラリーマンを続けている知人にとっては、和歌山=クエというイメージらしかった。和歌山市内でどこへ行けばいいかとか聞いてくれるのはありがたいのだが、クエとなれば予約は必要だし、予約していても採れていないのでは、行ってもクエない、という、ちょっと時間に余裕のない人士には難しい名物なのだ。

今日の朝刊では、この「アラ」とも呼ばれるハタ科の「クエ」と称して、岸和田の業者が切り身にして、福岡の料理店が鍋物セットに、それぞれ、ギンダラ科の「アブラボウズ」を売っていたとしてJAS法違反で挙げられている。なんで逮捕でなく指導なのかわからないが。

聞くところによるとブラジル産の何とかという白身魚をクエと食べ比べてもまずわからないとか。そんなことでは、せっかく和歌山へ来てもらって後で恥を掻きたくないので、ちょっとクエは幻もんやからねぇ、と設営を逃げるしかない。観光誘致もなかなか難しい。

JR御坊駅だかにはでかいクエの魚拓が飾られている。つまりは日高地方の崖ばかりの海岸近くに、このやっかいな大魚は潜んでいるらしい。この辺りにはクエ民宿というのが多い。これも聞いた話だが、公務員の釣り好きが珍しく大物のクエを釣り上げたら、さっそく近所の民宿が30万で買いに来た。迷っているうち面倒になって仲間でみんな食べてしまったそうな。駅の魚拓より大きかったという。こういうのがこの辺の人の夢という感じか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年3月17日 (月)

糠(ぬか)から見る市場動向

精米所は2月末で解散だ。但馬から来ている精米主任は吟醸の搾りとかに廻り、就職活動中とかの長期アルバイトさんはお別れだ。3千数百俵を削った糠は仲買人が引き取っていった。急に蔵が静かになる。

ハロー、今年はいくらで請求書くの?

赤と中は少し上がるけど、上白と特白は下がるよ。

呑気な電話でおまかせ買取単価を近日中に知らせてもらい、引き取ってもらった糠の請求書を送ることになる。比べようもないし、安定的に全部きれいに引き取ってもらいたいので、突いたり引いたりできないのだ。

精米機から出てくる糠は、当社では赤、中、白、特白と4段階に出てくる。それぞれ玄米が30㎏入っていた紙袋に20㎏づつ詰められ引き取られていく。米粒の外側は油分や蛋白質が多く、糠は赤い、というか、通常イメージされる糠は赤い。しだいに内側まで削れていくと、糠は黄色く、さらに白く、上白ではややクリーム味があるが、特白となると純白に近くなる。赤や中は、肥料や飼料、米糠油の原料になる。変わった所では肥料カプセルの殻の原料というのも聞いた。エサが高騰しているので、まぜる糠の買取価格も上がっているわけだ。片や上白、特白はというと、焼酎、酢、そして主に紙パックに入ったエコノミークラスの清酒の原料(の一部)になる。一昨年の酒税法改正で、さすがに糠は米扱いされなくなったので、原料米の半分までしか副原料を入れられなくなり、糠の需要は減ったというわけだ。そもそもそのクラスの「清酒」は需要減少が激しい。

 聞いていると酢の場合は米粉も米扱いできて、特白糠を使っても純米酢になるらしいから、酒とは基準が違うらしい。当社では関知しようもない。後はせんべいとかの途もあるらしいが、仲買からの行き先はさっぱりわからない。ただ米が余っている時代なのでおおよその傾向はわかる。ただ、コスト競争の末端から経済動向を窺うのみである。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年3月14日 (金)

比べ飲み

 地酒なら地酒で複数の銘柄の酒を、少しずつ味わうことを「比べ飲み」と呼んだのは、最初はたしか篠田次郎先生だったと思う。1杯目はA社の大吟醸、2杯目はB社の純米といった具合で、機会によるが、まあ1回3杯から5、6杯まで(小さい吟醸グラスでの話)が普通の飲酒量だろう。筋切65ccなのはわかっているので容易に飲酒量はわかる。言われなくても地酒のある居酒屋のうちグラス売りだとこういう飲み方になることが多い。大型の吟醸グラスだと110cc、表面張力を使うと120ccくらいになって、3杯でもう結構になる。プラスチック製の朱桝にこの吟醸グラス大を入れて、わざと桝に少しこぼして140ccくらい提供する店が以前は多かったが、これは店主が気前の良さを示すアピールみたいなもので、まさに居酒屋そのものだったが、ちょっとこのスタイルはヘビーユーザー向き、まぁ酒蔵直営店向きとなった気がする。少ない種類を何杯も飲むのに向く。これではせいぜい2オーダーだと思う。

 かつては他社の酒など飲まずに自社の製品を固定的に飲む人をいかに増やすか、あるいはある飲食店で自社の酒だけが飲まれる状態にすることに、メーカーは力を注いできたと思う。今でもそういう戦略のメーカーもいるだろうが、しだいに変わってきている。どうせいろんなお酒を飲まれるでしょうが、たまには当社のお酒も飲んでください、というわけだ。ましてや料理との相性だのとまで言われる世の中になって、最初から同じ酒を飲むなと言ってるようなもので、基本的に何にでもあう、合わせやすいのが日本酒のいいところなのだから気をつけた方がいいと思う。相性のいい料理を教えてください、という問い合わせがあるたび、「何にでもあうわい」と言いたいのをこらえているのだが。

 今日は最近、都心の場末?に出てきた、3杯500円という立ち飲みスタイルだった。ここは約20強のメーカーの酒を数種類ずつ置いている。A社のXアイテム、Yアイテム、Zアイテムという選択もできるから、同じメーカーの製品の癖も知ることができる。常連さんに今あんたの蔵のアイテムが2つしかないから困ると言われたが、こんなことを言われるのは、ここぐらいしかない。つまみはほとんどない。しみせんべい、クラッカー程度である。Img_3104

満員御礼のようだが、そら安いわ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年3月11日 (火)

あるCDを聞くと、大仏を造立されたお坊様が説かれている。世の中の事象はすべて繋がっている。わかりやすく言うと立体的な網をイメージせよ、「関係ねえよ。」ということなど何もなく、うまくいったら「みんなのおかげ」だし、うまくいかないのも無限の過去からの蒔いた種だそうな。これを「空」という。いままで空と言えば色即是空、五おん皆空で、形のあるものはすべてなくなるとか、感じているものも実体はないようなものだ、くらいのイメージだったので、すごく驚いた。

京都の木下酒造さんへ杜氏で行かれたフィリップ・ハーパー氏に本を送ってもらったら、さっそく上手にできた生もと純米も送ってくれた。「ミスター・おやじ」が利き酒会をするからと売店で純米酒を1本買って帰られたと聞く。脈絡はないかもしれないが、繋がってるなと今日も感じた。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年3月 9日 (日)

日展

柄にもなく日展を見に行く。大阪・天王寺公園内、茶臼山に建つ立派な博物館だ。14678点応募して2377点が入賞、このうち348点が初入賞、無鑑査が758点で計3129点を全国で展示するが、大阪では599点を見ることができる。このうち第5科の書は10648点応募で952点入賞(内初入選211)、無鑑査149で1101点を展示(大阪では286)か。やっぱり、せめて楷書か行書でないとラベルには向かないみたいだ。何という世俗的な感想。どこかの鑑評会より入るのは難しかろう。

 大阪夏の陣で家康が本陣を構えたのがこの山の頂上付近らしく、これもよく見ると茶臼山古墳とある。真田幸村がこれをめざして最後の突撃を図って散って行った歴史を思い出すが、今は150円払って散策する場となっている。むしろ公園入口から入ってすぐの噴水が値打ちもので、規模が大きくすごくゆったりするスペースだ。マイナスイオンをたっぷり浴びるには最適で、わざわざ那智の滝を拝みに行かなくて済む。Img_3063

 美術館正面から真っ直ぐ広く、長く、結構急な、つまり景色のいい階段が新世界のまさに俗世間へと続いている。右手に通天閣、左手にスパワールド(韓国資本傘下になれば名前もそのうち変わるだろうが)、これが美術館の正面入口から広がる眺望、それが大阪だ。Img_3066

 まっすぐ歩いていくと新今宮へ出て、「じゃりんこチエ」の舞台「萩の茶屋」に到る。ここに取引先の酒屋があり、日曜は営業だから寄ってみた。案外ここで純米酒などいい酒が売れるというから当初は驚いたものだが、長く、いいおつき合いをしていただいている。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 6日 (木)

本生無濾過

19BY分、今春の純米酒・生酒・原酒(本生無濾過)の発売予定が決まった。

3月27日発送開始

日本酒度 +1.0

アルコール分 18.1%

日本酒度 1.8

アミノ酸度 1.4

酒販店に案内を間もなく発送する予定です。

年々洗練の度は加わっていますが、飲み応えやボリューム感も大切にしたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 5日 (水)

蔵見学

この季節になってくると蔵見学のスケジュールが混んでくる。12月は売る方も忙しいから1、2月の手空きの時期に仕入先のチェック、開拓が理想だろうが、お客さん(販売店にとって飲食店、飲食店にとって消費者)には寒い時期よりはもう少し暖くなってからの方が集まりやすいということになる。4月になると酒造りが終わってしまう蔵が多い。というところか。

 通常観光蔵を標榜していないかぎり自由に見学を許す蔵はない。品質重視なのかどうかかえって疑われてしまうからだ。当社においては資料館があるので助かっている。こちらはいつ来てくれても入っていただける。

 片や都会側でもそろそろ新酒を楽しむ会とかが開催され始める。これも蔵元から人が出て行けば受けはいいのだが、この週末は見学会と重なって出て行けなかった。所詮限界はある。

 この週末もいろいろな話が聞けた。糖尿が得意なお医者さんもいれば、マニアなおじさんもいる。引率の大将には、容器の質で酒の味がどう変わるかで補習を受ける。金盃(酒銘ではない)で飲むと何でもうまいそうで欠点を消してしまうらしい。そりゃそうだろうな、雰囲気からして豪華です。すぐ盗られてしまいそうなので、実用されているのは見たことがない。銀、錫は良い点、欠点がより強調されるので、酒質を判別するのによろしい。西洋のワイン製造でも錫の器を首からかけて、樽ワインを利いて廻る写真を見たことがあるが、日本でも銚釐(ちろり)や杯に多く使われているのは熱伝導がよく温まりやすいだけではないらしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 1日 (土)

無添加石鹸

東大阪の桶谷石鹸さんにお願いして、無添加石鹸に純米酒の酒粕を混ぜ込んで石鹸を作っていただきました。有料見本を、知人に配り、自分でも使ってみました。純米酒そのものを混ぜたタイプも試作しましたが、やっぱり酒粕入りの方がつぶつぶが見えてわかりやすい感じなので、まずそちらから、120gと80gの2タイプで発売です。Img_29582

一見普通の石鹸のようですが、使ったあと家人がふと酒粕の匂いを感じたというから、たしかに酒粕が入っているのだと思います。メーカーによると本来の石鹸というのは粘膜部分を洗うと少しひりひりしますというが、それが本物だそうで、かえってその後肌荒れしません。大手製品は添加物で調整しているのだそうです。植物油のみの無添加石鹸に、純米酒を搾ったときに出る酒粕を混ぜる。相性はいいと思いますが、売店の酒関連グッズを年に1品づつでも充実していく一環です。

120gが700円、80gが550円、普通の石鹸よりは相当高いですが、無添加石鹸としては普通のようです。ぜひお試し下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »