クエ
休日であるが、小雨もようで出かけるのも億劫だ。温かくて春を感じる。「ああこの冬もクエは食べに行けなかったな」
サラリーマンを続けている知人にとっては、和歌山=クエというイメージらしかった。和歌山市内でどこへ行けばいいかとか聞いてくれるのはありがたいのだが、クエとなれば予約は必要だし、予約していても採れていないのでは、行ってもクエない、という、ちょっと時間に余裕のない人士には難しい名物なのだ。
今日の朝刊では、この「アラ」とも呼ばれるハタ科の「クエ」と称して、岸和田の業者が切り身にして、福岡の料理店が鍋物セットに、それぞれ、ギンダラ科の「アブラボウズ」を売っていたとしてJAS法違反で挙げられている。なんで逮捕でなく指導なのかわからないが。
聞くところによるとブラジル産の何とかという白身魚をクエと食べ比べてもまずわからないとか。そんなことでは、せっかく和歌山へ来てもらって後で恥を掻きたくないので、ちょっとクエは幻もんやからねぇ、と設営を逃げるしかない。観光誘致もなかなか難しい。
JR御坊駅だかにはでかいクエの魚拓が飾られている。つまりは日高地方の崖ばかりの海岸近くに、このやっかいな大魚は潜んでいるらしい。この辺りにはクエ民宿というのが多い。これも聞いた話だが、公務員の釣り好きが珍しく大物のクエを釣り上げたら、さっそく近所の民宿が30万で買いに来た。迷っているうち面倒になって仲間でみんな食べてしまったそうな。駅の魚拓より大きかったという。こういうのがこの辺の人の夢という感じか。
| 固定リンク
「地酒」カテゴリの記事
- 大阪国税局清酒鑑評会 吟醸酒の部 優等賞(2018.10.31)
- 2018年度全米日本酒歓評会で金賞を受賞しました(2018.06.29)
- 純米しぼりたて 発売しました(2017.11.28)
- 今年の新酒第1号搾りました(上槽)(2017.11.13)
- 今シーズンの酒造りが始まりました(2017.10.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
昨年はそれがしも九絵には縁がござりもうさなんだ>< そもそも天然でしかも冷凍では無き九絵に出合える確率はかなり低うござろう。本日は鈴木邸にて花見の宴を催し、幸いにも質良きブリカマが入手できたのでBBQにて焼き申した。これが誠に美味にて黒牛の冷酒とともに腹一杯食した次第にござる^^
投稿: さすらいの武士 | 2008年4月 1日 (火) 01時27分
ふーん、鈴木屋敷でお花見できるんや。
こちら土曜日に紀三井寺へ行けるかも。ただ飲むのは和歌山駅界隈になるけどね。
投稿: 不断齋 | 2008年4月 1日 (火) 17時42分