男の隠れ家ONLINE
「男の隠れ家」という雑誌があるが、オンライン版の特集で、「適温適度で呑む冷酒-夏に味わう日本酒10+1選」と題して、黒牛の壱六八(加水生酒の純米酒で16.8%が生酒で最も飲みやすいという利き酒結果にこだわって作ったアイテム。18%の本生無ろ過の飲み応え感とはまた別の良さがある)を採りあげてくれている。
夏になると、やはり濃い酒よりは少しは飲みやすい度数の方に手が伸びる人も多い。
冷や酒も温度によって、きれいな呼び方を日本人は付けてくれているが、評者は「艶のある言葉」とまとめている。五感豊かに酒を愉むように、という粋な心か。江戸っ子らしいや。涼冷え(すずひえ・15度)、花冷え(はなひえ・10度)、雪冷え(ゆきひえ・5度)だと。きんきんに冷えたみぞれ酒(みぞれざけ・0度)だけが「冷や」ではない?。
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コメント
(笑)暴露して申し訳ありませんが,雪冷え,花冷え云々の名称はさほど歴史のあるものではなく,利き酒師の仕組みを作り上げた功労者の一人、木村さんの考案です。
私のように地方の居酒屋で勤めていますといっかな,このような艶のある温度名称を指定してくるお客さんには出会いません。万一指定されたところで,こちらも瞬間風速できっちり温度を合わせてご提供したところで,さっさと飲んでくれないか、やきもきするだけですので器の材質や大きさで気持ちよく飲んでいただける時間を調節するだけです。
それにしても関東は今年,温度の上昇が早いです。
こうなるとやはりホワイトカラーの人たちはライトなタイプの酒を好みそうですね。
投稿: ukoki | 2008年5月24日 (土) 01時38分
貴重なコメントをありがとうございました。
この手の造語はワイン=ソムリエさんの得意分野です。ご指摘の通りで、指定どおりの温度を提供時に設定維持するのは難しいでしょう。
ソムリエ先生達の活動も、日本酒の地盤沈下をナントカしようというお気持ちらしいのですが、ワイン発想の産地呼称も含めて、そう効果があがっていないようです。料理との相性については当たってる部分も多いのでうまくいった気もするのですが、多くの料理に合わせやすい日本酒の場合、差がつきにくい感じがしますね。
投稿: 不断齋 | 2008年5月24日 (土) 10時38分