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2008年6月30日 (月)

勝間和代氏の利益方程式

週末くらいしか週刊誌を読んでる時間がとれない人は多いだろうが、経済雑誌に勝間式「利益方程式」のオマケ冊子がついていた。利益=(顧客単価-顧客獲得コスト-顧客原価)×顧客数となりますが、適正な利益管理のためには、式の各変数について、全社で情報を共有しつつ、仮説を立て実行、検証してくださいとされます。

 また、日本の企業が儲からない理由を分析してくれている。強い労働規制については同感、解雇できないから儲からない仕事を変動費ぎりぎりでやらせてしまう。本当は新製品新市場の開拓に使わないといけないが儲からない時ほどリスクが取れないからね。次に、日本は中小企業を温存する仕組みがあり規模の利益が働かない、ために効率があがらない?。建設とかのことを言ってるんだろうな。法人税、交際費で優遇がある。3番目の英語の壁は省略。ROIの低いハードルというのは、日本全体が成長余力が乏しいことの反映で、高金利になれば過当競争がなくなるとは思えなかったが。

これらの最近の変化について、解雇規制の緩和はあるが何より若年層の減少で3Kでは人が来なくなるので儲からないことはやってられなくなる。これはそのとおりだ。ちょっと違うなというか違う方向もあるなと思ったのはITの進展についてだ。ITの進展によって小規模の企業が生き残れなくなる、という指摘だが、ITの進展によって、小規模・地方の企業もそれなりに立場を得られる可能性も出てきているわけで、半導体や流通とは違うのではないかということだ。地酒など些末な業種だと言うならそれもいいが。ただし、環境規制や表示、衛生等の規制レベルが上がるにつれて当然小規模事業者(当社も含めて)は表通りの世界から追い出されていくことになる。つまり大手流通ルートにのり、EOS、ISO、HACCP等に対応するには規模拡大は避けられない。そんな所に背を向けた者が集まって地酒だか銘酒だかの市場は成り立っている。いずれにせよ不採算事業は残しておけない。それは賛成だ。

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2008年6月29日 (日)

ハレ・アイナ

先週、泉州は泉佐野のハワイアン・キッチンに連れてもらった話をしよう。関西空港は大阪中心部から遠いのなんの言われてはいるが、近くの泉佐野周辺は確実な変化を浸透させてきている。りんくうタウンへの企業進出がコケようが関係ない。南海電鉄の泉佐野駅の辺りには空港関係者の行く店が多いが、ワインバーを併設した酒屋もあれば、24時間稼働の空港にとっては、深夜営業の居酒屋が周辺にないと困るようなのだ。

駅の東側広場に近いビルの2階のバーというかキッチン「ハレ・アイナ」、女の神様を祭る場所という意味らしい。ビールももちろんハワイ産、ディッシュの分量や味付けは現地風で、外人のお客もいたから、彼らにも知られているのだろう。BGMはもちろんハワイアンでマスターのSさんは英語でコミュニケーションを充分取れているようだから、向こうで仕事してたのかもしれないな。Img_4349雑貨の輸入もやっている会社の経営のようだった。ハワイアンらしいリラックスした感じのお店でよかった。(泉佐野市高松北1-2-34  2F 072-462-1773)

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2008年6月28日 (土)

市長講話を聞く

海南商工会議所総会に出席し、神出政巳市長の講話を聞く。大阪府知事ほどではないが、市職員の人件費について労組と「擦り合わせ」をされているようだ。後期高齢者医療制度の説明もあった。真剣な説明も財政状態ゆえかもしれないが、機会があるごとにムードが深刻になっているような気がする。それでも今後の目玉になりそうなのは国道のバイパスだ。防災、教育、福祉、中心市街地の活性化等もあるが、道路というものは地方、特に整備が遅れていた所では重い存在で有り続けているのを実感する。

懇親会で当社製品も出していただき恐縮したが、見ていると歩いて帰る人、家族が迎えにくる人とそれぞれの手段で参加者は帰っていくが、二次会とかへ行くような雰囲気の人はほとんどなかったように思われる。地方での飲酒や会合のスタイルは確実に変わっている。

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2008年6月27日 (金)

フェリー

北海道が本社の運送会社が飛び込み営業してくれた。近所の事業所に北海道へ荷物を出す顧客がいるからお宅もお願いしたいという。宅配便会社は全国地区分けの見積もりをくれているが、北海道はどうしたって高い。ましてや東北の地酒強力地帯を飛び越えての話なので、どうひっくり返っても入り込めないと諦めている方面だったが、宅配便業者に聞くと延々トラックで運んでいるんだと。そら高いわ、と思っていたのだ。ところが、今日来た会社というのは、敦賀からフェリーで小樽だという。では運転手は、と聞くと、大型トレーラーでフェリー内は貨車だけなんだそうな。ずっと乗っていくと労働時間の規制から無理なんですと。高速船になってフェリーの所要時間は24時間を切っており、中1日で全道配達可能らしい。使えるだけお得意ができるといいが。この辺のフェリーは和歌山=徳島くらいしか知らないが、そんなトレーラーの荷台だけが置いてあるのは見たことはなかった。せいぜい2時間だからね。

昔、東京から3人交替で運転して朝出発、最終便の青森発連絡船で深夜に函館、さらに走って翌早朝旭川着。その日の夕方から旭川、翌日に札幌、その次の日は函館と3日連続して、吟醸酒を楽しむ会とかを開催して、最終日に東北の温泉で休養して帰ったということもあったっけ。

そのうちフェリーで行きたいものだ。

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2008年6月25日 (水)

田植えの話

米屋に酒屋が酒を届ける。当たり前の流れだが、その酒は明日、産地へ行くからJAや農家に飲ませたいんや、とのこと。もちろん買って下さる。田植えが済むとこういう話の時期になるんやね。

で、田植えは大変だったでしょう?

我々が付きあっている農家は次のどっちかだ。酒造好適米の主産地で専業農家として規模も拡大しながら生き残ろうと努力している所、もうひとつは規模は小さいが有機に挑戦しているか、地元で酒造好適米をやってみようという棚田の耕作維持を図ろうとしている人達だ。後者についてはいろんな要因があるのでまた別の基準があるが、前者については、今や25ヘクタール程度はないと農業経営は安定しないと指摘される。で、1家族で作付可能な面積は15~17ヘクタールと聞いた。ハナから和歌山はこっちのジャンルでは脱落だ。つまり少しは他人の手も入れて事業化しているくらいではないと後継者確保、などできないという考えのようだ。これが本当かどうか私は知らないが、少なくともそう考えて生産性向上に努力している層がいるのは事実だ。田植えは人を要する作業だ。1日8-9反/人がプロでも限界だという。機械があればヘタでも3反というが。

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2008年6月24日 (火)

喜ぶべきか

サントリー社が45年ぶりでビール部門黒字化との報道。よほど外で儲けてたのかと皆思うだろう。清酒なんかも似たようなもので、他部門でささえている蔵も多いはずだ。当社も長くそうだったことがある。体力があるプレイヤーの多い、つまり過去好況の期間が長かった業界が一転過当競争になると、体力の吐き出し合いになって長期に供給過剰と不況が続くことになる。経済学者なら退出を促進する政策を提言するはずだが、酒の場合は税収が欲しいため生産能力過剰は放置された。

米も建設も気をつけた方がいいよ、なんて思うんだな。

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2008年6月23日 (月)

米をめぐっての6月

今日も米屋さんと話す。今年も買ってね、でいいと思うが、ここの産地の米をつかってみてほしいとか、どれくらいあそこのは買ってくれるんだとか、こっちの米種と交換できないかとか、放っておいてはくれない。ましてや燃料、肥料の高騰著しい情勢なので、値上げの環境づくりで、肥料がどれだけ上がるの、粳米はどうだのと情報提供してくれるわけだ。肥料代が7月から5割上がるというから、反に3帯使っていたとして2500円のものが5割上がって3750円、1250円×3=3750円、これを反平均8俵(酒米は収量が少ない)なら1俵450円~500円くらいはコストアップとなる。まぁ諸々入れてもう少し言ってくるかもしれないが、目見当はこんな感じか。粳米は1500円から2000円見当の値上がり予想だそうな。田植えを見に行くにしてもちょっと辛い気分だ。そうは言っても規模拡大を図る農家も多いとは聞くので、今年も米産地廻りにせいを出すことにしたい。

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2008年6月20日 (金)

普通酒(レギュラー酒)

この呼び名何とかならんのか、といつも思うのが普通酒とかレギュラー酒としか書けないカテゴリー。これほど激しい内容の格差のある清酒の分類はない。改正された酒税法ぎりぎりのあいも変わらない範疇から、伝統製法で原料米や精白もまあまあ、本醸造並の香味のものまで、とにかく差が大きすぎるのだ。しかも地酒に詳しい人々からは、純米でもないので見捨てられている。うまい普通酒を探そう、などという雑誌や先生の取組は記憶にない。昔、吟醸酒基準まで精米して、基準以上たぶん白米1トン当たり120L超の醸造アルコールを入れて辛口を追求した、普通酒カテゴリーのおもろい酒が関西にあった。少し売れていたように思うが、その蔵はなくなってしまい、商標を買った所が復活させたとも聞かない。今、こそこそ当社が別のラインでその辺を試そうとしている。3等にならなかった契約栽培の酒造好適米と大吟醸の精米途中で割れた山田錦を掛け米にした、精米歩合は特定できないが、醸造アルコールを添加してない、「普通酒」(純米と書けない)である。農家と直接契約栽培をしていて精米所を自社で運営している蔵でないと出てこない、そうそれと「普通酒」をほとんど売っていない蔵でないと。これなら純米ファンはどう思われるだろう。

「きれいですが旨味があります。アミノ酸も少ない。」と製造。高く売ってほしい、のは現場の声として当然。1年大阪の下町でこそこそ売ってきたが、いよいよラベルも整えてH19BY品に変わる。これを売らないと契約栽培が維持できない。しかしなぁ、とにかくいい呼び名がほしい。無添加は書けないし。

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2008年6月19日 (木)

地産外消

中小企業団体の総会に出席。地方経済が弱くなっている状況下、地域の活性化とか地域の中で雇用を創出し信頼される企業になろう、という呼びかけ。それはいいんだが、どういう目的を持つにせよ、何かを作って売るしかない。地域の中でお金を廻るようにというと、大手流通業者のSCへ買い物に行かず、できたら地元商店街で買い物をしようとか、ナショナルブランドよりは地元製品を買おうという流れになる。それに対しては商品や街に魅力、努力がない、高いから遠くのSCへ行き、有名ブランドを買うという現実がある。結局、自分らの努力不足だとか、もっと経営の勉強して生産性を上げるだとか、地方からでもネット販売等にチャレンジするか、地域特性を活かした商品開発で地産外消(他の地域で売れるものを作る)するんだ、という提言に落ち着く。

でもそれって、昔の重商主義みたいな臭いがして自分には不十分な回答に思えた。いや当然当社も含めて県外へ売りに行くんだが。どうも果実生産県は梅酒でも作ってろと言われているようでちょっと不満なのだ。そこで山の中で酒米の契約栽培をしてもらったり、あえて純米酒を中心にしたり挑戦しているのだけれど。

大企業を誘致してもグローバルに調達先を選定する時代に地元の企業は基準に満たないから取引に入れないとか、観光誘致も結構だろうが、伸びた高速のおかげで日帰り客が多くなってゴミと排気ガスしか増えないとか、不満を煽るネタはいくらもあるだろう。しかし地域地域と言ってるのは何かおかしい。競争力のある企業商店の集積こそが活性化には必要で、勝つためには逆に地域にしばられていてはならないと思うのだ。

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2008年6月17日 (火)

どぶろく

日曜に有名蔵元の講演を聞く機会があった。それはそれで勉強させていただいたが、ここで触れていいネタとしては、会場参加者との「どぶろく」についての会話だろう。「どぶろく」というと、自分は「漉していない、濁り酒」のことだと思っていたから、「もっとどぶろくの免許が下りる見込はないのか」という質問を受けて、「事実上清酒製造業者が多数発売しているようなもので、活性にごり酒がそれにあたる。何故なら相当荒い目の金網で形ばかり漉しても、法律上は清酒になるからだ。」と答えたが、狭く定義した場合、炊いた米で仕込まないといけないという。麹は使っていいと言うが、その作り方も無数にあると言え、最も難しい方法で、水と米だけで「もと」から作るやり方から、蒸した米に市販の生原酒を加える、酒粕も足せば楽勝?スタイルまでいろいろあるわけだ。 しかし炊いた米では麹が生えないから掛け米をそれにして、段仕込みをしない、酸っぱいが米粒の形が残った噛むとプチプチ感がするのがいいという。粥状のものができそうなやつだ。そのうち炊いた米の「にごり」が発売されるようなことがあるのだろうか。何でもやるからなぁ。自分の蔵では、検品の困難さから清酒の無濾過生原酒まではやるが、「にごり」清酒もまだやっていない。

 

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2008年6月15日 (日)

副都心線開通

今日は都内で打合せに出かけ帰りに本日開通したばっかりの地下鉄副都心線に乗った。しかも池袋から澁谷まで急行に乗れるという幸運?に恵まれた。これなら山手線より絶対早いな。でも運転手が習熟してないので停車位置の修正をImg_4275 池袋と澁谷で2回もしていたな。デジカメを取り出せば気分はてっちゃんだ。新しい地下鉄は深い。今度は川越の方へこれでいってみよう。

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2008年6月14日 (土)

千葉と和歌山

今月は千葉へ一日廻ってみたのだが。

和歌山と千葉はどちらも半島で大都市の南側にぶら下がっているあたりで共通している。歴史的にも紀州の漁民が移住したり醤油業を伝えたりで、何とはなしに親近感はある。とはいえ、何時も訪れて思うのだが、紀州の方が山が海岸近くまで迫っているし山間地に入っても傾斜や標高などどうみても紀伊山地の方が奥深い。富津あたりは結構急な崖が海から競りあがっているが。たしか昔鹿野山やマザー牧場も行かされたことがあったはずだが、都合の悪い記憶だったようできれいに内容は忘れてしまっている。

東京からは平地で千葉に繋がっているし、北の利根川の向こうも広々したものだ。大阪との間に和泉山脈のある和歌山よりはよほど大都会との連絡はいい。和歌山県の向こう側は奈良県南部の山塊か太平洋しかない。第一東京駅や大手町まで直通する千葉はあきらかに通勤圏に多く取り込まれている。県庁所在都市までの時間距離は10分程度しか差はないが、和歌山市は北の端で衝立のような山地が和泉との間を隔てているのに対して、千葉より東京に近いエリアには多くのベッドタウンがあり、海岸沿いのは工業地も広がっている。また中心都市の規模や質でもはや大阪と東京では比較にならない。

そんなことを考えながら地酒専門店を廻ってみたが、やはり彼我の所得水準の差にあるのか、店の専門性の差によるのか、売れ筋または売る気になっている商品の価格帯に1.8Lで500円程度の差は認めざるを得なかった。一物一価であるかぎり違う価格で売るわけにもいかない。2500円以下の商品はあまり売る気にならないというのは機会費用を考えてのことだろうが、何とか値上げせずにがんばっている身には奇異な感覚だ。それに合わせてしまうと地元では需要が離れる可能性大だろう。いろいろ工夫が必要だ。

スプロール的開発の住宅地がにんじん畑とかの合間に広がっている。唐突に現れた地下鉄駅から大手町までそう時間はかからなかった。

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2008年6月12日 (木)

米価の予測は微妙の時期

大手清酒メーカーがドタキャンで値上げを見送り、死んでもシェアは減らしたくないと宣言した一方、地方清酒の一部が散発的に値上げを実施し始めた。大手がまず値上げして地方中小がこれに追随するという構図に変化が生じたと業界誌が取り上げだしたが。確かにA重油の値上がりはひどいもので、以前のハイオクガソリンのような値段になってしまった。しかし酒の話はここでは書けないので、興味のある人はメールでも聞いていただきたい。

 心配なのは農家も同じで、肥料も暴騰している。化成肥料の値上がりがひどく再値上げが7月に予定され、一袋3000円(20㎏)を越えるようだ。これには窒素が15%ほど含まれている。ところが有機肥料の方はさほど値上がりしていない。400円(20㎏)ほどらしいが、このたい肥肥料の窒素分は約3%ある。窒素がすべてではないがこの計算で化成からたい肥へシフトの動向が出てくれば、全体に特別栽培に近づくというわけで、嫌みな言い方ではめでたいことにもなる。特別栽培米というのは、農薬と化学肥料の使用量が在来の慣行農法の半分以下の使用であるものに許された表示で、有機無農薬との中間的位置づけにあたる。もっとも本当の有機は次元の異なる困難さがあって、距離が中間というわけではない。さてその米価は結局どうなるのか、値上げした蔵の言い分では新米は上がるのが確実だから、とあるが、確実とは言えないようなのだ。いかにひどい生産過剰、需要低迷、これまでの高米価維持(国際価格に比べ)がひどかったかだろう。上がるのが確実なのは加工用米(低価格酒、味噌、酢等用)で、純米・純米吟醸の地酒用の酒造好適米の価格はちょっと予測を書けない情勢らしい。少なくともJA経由での農家手取りは下がるだろうから、契約栽培には農家はより熱心になるとか、楽観的観測をされる人もいるが、では肥料代のあがった農家はどうなるんだろう。流通ルートカット、資材購入先の見直し等で対抗してくるのは当然だ。というわけで、蔵も動きにくい。やせ我慢大会は続くということらしい。なお、昨年の当社の原料米の少なくとも3分の1以上は特別栽培米である。主産地は品質とともに環境意識も高い。それは見てきたように価格競争力にもつながっている。

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2008年6月 6日 (金)

特別純米酒

ある酒ファンの会から「特別純米酒」と「純米吟醸」の違いについて、アンケートを求めてこられた。長い答えを書く時間がない。大手なら担当がゆっくり集中できるだろうけど。しかし案外こういう作業は大事なんだよね。まぁ会へ出席してそこで話すのが確実だいうことで、FAXは走り書きで終わった。「吟醸」という語を簡単に使わない方が、その蔵の「吟醸」以上のアイテムの格を高めるという考えで、精米歩合57、58%前後、仕込み規模1.5トン~2トン前後のスペックのアイテムを「純米」で出すところもあれば、それを純米吟醸にすれば、1.8L2500円見当で買いやすい純米吟醸が提供できて需要が広がるだろうと考えるのか、要は蔵の方針しだいということだろう。1.8L2000円の純米吟醸や大吟醸が見られる一方、3500円の純米酒だってある。もっとも、精米歩合と仕込規模だけではない。米の品種、産地だって大きい。消費者の一部(特に関心のある層)にはややこしいから日本酒需要が減ってるのではとのご指摘もあろうが、ここの蔵ならこうだろうとかポリシーを想像してもらうしかないようだ。

 現に当社で純米吟醸の高い方と安い方で1.8L瓶で600円の価格差をつけているが精米歩合は同じ50%、ともに山田錦100%使用なのだ。山田錦でも産地で質や価格はかなり違う。もちろん仕込み規模は高い方がかなり小さい、つまり丁寧に仕込めるということだ。なお特別純米酒と表示したアイテムは当社にはない。

 

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2008年6月 3日 (火)

紀州備長炭

今日、「地域資源活用委員会」で中小企業診断士、行政書士お二方、かくいう私は別の用事で紛れ込んでオブザーバー、という構成で、これから備長炭やそのオブジェ、特製木酢液のマーケティングをしようという人達のインタビューというかアドバイス会議みたいなものに参加した。現在、県下で備長炭を焼いている釜が山中に約40あるそうな。姥芽樫(馬目樫)はブナ科コナラ目の固い照葉樹だが、和歌山県木で特に紀南には森になっている。漠たるイメージだったが、備長炭も本物は品不足で職人も高齢化しているようだ。30年生以上の木が良いが、これも採取しすぎか不足してきているらしい。3年くらいで間伐というか枝を切って廻るそうで、最近やや需要も頭打ちらしいが高くなりすぎたのかもしれない。それでも信者は多く、効能は書けないがいろいろ効き目はあるやに聞いた。

こういう分野でもマーケティングの考え方が必要なようで、この会社では、都会のエステティックサロンと連携しているようだが。結局、炭焼きから買い付けているようで、ただ仕入れているようにも見えず、ちょっと詳細はわからない。環境の方から興味をもってIターンして来られたようだが。

備長炭でも木の選び方、焼き方とその職人の技術で質は大きく違うようで、備長炭の中での差別化が課題のようで、燃料から、脱臭、浄化等の環境改善商品、装飾等への高付加価値化が課題のようで、地酒以上に煮詰まった世界のようだ。紀伊山中で炭を焼くのは肉体的にもきつい仕事らしい。集中力も要するようで、釜に容易に他人を近づけないという。何だか吟醸酒づくりみたいな?。一度釜を見せてくださいとは聞けなかった。

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2008年6月 2日 (月)

予告編1

6月に入った。製造社員は交替で休んでいるからつい誰それは?と聞くと休暇中になっていて捉まらない。3人いるが常時1人だけ出ているという感じだ。また夏期のイベントの案内、勧誘、雑誌掲載の営業も多いのがこの時期のようだ。

取りあえず、予告編として参加を決めたのが、「川嶋酒縁の会」、7月27日の日曜日、東京プリンスホテル(港区芝公園)。今年で8回目だそうな。けっこう首都圏の居酒屋さんや酒販店さんに会場で会えるのが良いところだ。

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2008年6月 1日 (日)

中小企業総合展2008 in Kansai 

水曜から金曜まで、大阪・南港のインテックス大阪で「中小企業総合展」というのをやっていた。ビジネスネタを漁って見ようと立ち寄ったのだが。テーマを見ていると、今可能性がある領域というのが限られているように見える。300ブースほどあるが、完成品は機械、電気、電子、通信、加工技術は素材、金属、機械、電子機器、そして食料・飲料関連、衣服関連、住宅・生活関連、サービス業、そしてITと色分けされている。

 自分の仕事とは切り離して見るように努めたが、さて?。地元からも何社か参加していて、顔見知りの人がいたのはうれしい。支援機関・支援センターの施策PRコーナーも多いが、そのうち国際化支援、環境安全対策などはお世話になりそうな見込だ。

 

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