どぶろく
日曜に有名蔵元の講演を聞く機会があった。それはそれで勉強させていただいたが、ここで触れていいネタとしては、会場参加者との「どぶろく」についての会話だろう。「どぶろく」というと、自分は「漉していない、濁り酒」のことだと思っていたから、「もっとどぶろくの免許が下りる見込はないのか」という質問を受けて、「事実上清酒製造業者が多数発売しているようなもので、活性にごり酒がそれにあたる。何故なら相当荒い目の金網で形ばかり漉しても、法律上は清酒になるからだ。」と答えたが、狭く定義した場合、炊いた米で仕込まないといけないという。麹は使っていいと言うが、その作り方も無数にあると言え、最も難しい方法で、水と米だけで「もと」から作るやり方から、蒸した米に市販の生原酒を加える、酒粕も足せば楽勝?スタイルまでいろいろあるわけだ。 しかし炊いた米では麹が生えないから掛け米をそれにして、段仕込みをしない、酸っぱいが米粒の形が残った噛むとプチプチ感がするのがいいという。粥状のものができそうなやつだ。そのうち炊いた米の「にごり」が発売されるようなことがあるのだろうか。何でもやるからなぁ。自分の蔵では、検品の困難さから清酒の無濾過生原酒まではやるが、「にごり」清酒もまだやっていない。
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