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2008年7月29日 (火)

正一合

「オヤジ、そのメニューの書き方おかしいぜ。」昼食に寄ったお客の店だが、夜用メニューのドリンクページに私は引っかかった。奥さんしかいないが、気に障らないように説明しておかないとな。まぁオーナーは言って聞くタイプじゃないんだけど。

ドリンクメニューに酒(正一合)650円、(正二合)750円、冷酒750円とあるが、どう見ても正一合というのは、450円かなんかの書き間違いだろう。それに、今時、とっくりに「正一合」の表記は、世の中が許さなくなってきている。酒(小)、酒(大)が望ましい。水で試せばわかるが、とっくり小はほとんどの場合、180mlも入らない。正一合=180mlで、これは枡(ます)を呼ぶときの言い方だ。もし正一合なら一升瓶で10本、小とっくりが取れるはずだが、13,14、15本とか取れるはずで、陶器屋に言えば何本取りとかで指定して選べるはずだ。2合とっくりと通称される大とっくりでもまぁ一升瓶で7本取れるだろう。そのうちこうした今まではどうでもよかったようなネタに消費者が過剰に反応する時代がくる。早い目に直しておいた方がいい。

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2008年7月28日 (月)

日本酒フェスティバル2008

7月27日、東京プリンスホテルで日本酒フェスティバル2008に参加してきた。59蔵参加していて盛況だった。ブースに立ち寄る人もさまざまだが、蔵が地元のつまみ(当社は蔵で付けた粕漬と地元で定評のある金山寺味噌を持参)と仕込み水も置いているので、参加者に料理はでないけれどお値打ちイベントだろう。

今回は一人で出かけたので、他のブースを廻る余裕がなく、後で参加リストを見てあそこの蔵と挨拶するの忘れたとか反省したが。

運営の中心にいる川島酒縁の会の川島さんによれば、2001年に開店20周年になるのをきっかけにまともなイベントをやりたかったということで始まったらしいが、地酒業界の恒例イベントに大きく育ったという感じだ。たまたま自分も蔵元20周年だが、何か企画しようという域には達していない。比較して焦るよ。

また飲食店さんが多くていいご指摘もいただける意味では大事な場である。特に清酒にこだわるお店の方が多く、これは付加価値の付いたドリンクであれば、焼酎、梅酒、ワインも集めるというのと少し違うタイプの群になる。焼酎好きよりも日本酒愛好家の方が食べ物にも凝る度合いが高く、肴を提供していて張り合いがあるという意見があったが、たしかにそういう所はあるだろう。

帰ってから製造への会場でもらった意見のフィードバック、販売への指示、整理やらで、帰社してから2日程度は作業が発生する。Cimg0056

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2008年7月27日 (日)

名古屋行ってきました

名古屋に寄ってきたが、駅前のミッドランド スクエア(豊田・毎日ビルディング)はすっかり完成していた。敷地が11643㎡で延床面積193450.74㎡、竣工が06.9なら、この前名古屋へ来たのはいつのことだったろう。

だいたい駅前の正面にブランドショップが1階につまったビルというのは、すごく私の世代には違和感があって、中央郵便局、電話局、銀行が揃っていないと落ち着かない。サブプライム後でまたムードも変わっているんだがな。でもレクサスのショールームはよかった。LS460がどういうものか間近に見ることができる。田舎のディーラーなんか入っていくのは、後で営業に来られるんじゃないかとか(まぁ相手にしてないやろけど)気になって入りづらい。だいたい風体上買わん客やろという目で観察されるのがいやだわな。

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ここよりは少し南のモード学園スパイラルタワーズの方がスタイルもおもしろいし、歩いている人間が若いし活気が感じられる。自分は仕方がないがセンスも良さそうだ。この3月に完成したそうだが、36階建ビルに、名古屋モード学園、HAL名古屋、名古屋医専と3つの専門学校を集めているから、ビル周辺のムードは全然違っている。

Img_4767 こういう感じで名古屋は歓楽街を除いて中心商業施設を駅前に集中させている。大名古屋ビルが駅前で最大だった頃がなつかしい。松坂屋で虎屋のういろを買ったが、入口正面から、後方へ移されていたのは残念だって。

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2008年7月26日 (土)

清酒シェア

京都まで往復したが毎年やってる近畿の酒造家の「人材養成研修会」で、蔵元が100%蔵元の立場で顔を合わせる年に1回夏のイベントだ。灘とか伏見の大手の社長も居れば、100%純米だとか、冬の間は自分で造ってますという所もいて、近畿は幅が大きいし環境が過酷な分、おもしろい部分もある。昼間は国税局の役人までいるからね。

H19.4-H20.3で課税の出荷が374万石、対前年比97.4%、アルコール飲料での清酒シェア7.3%と民族酒の地位はもうないという方が正確だろう。「国酒」を掲げて、よく聞かれるのは、「それどういう意味ですか。」、だ。

組合でやってる対策の中でいいと思うのは「和らぎ水」のキャンペーンだが、「日本酒で乾杯推進会議」の会員集めももっとやるということらしくで、今のところ14000人なのを、3万人目標だそうな。

ビールで乾杯しようって所で「ちょっとまったぁ」と、金色のカードをサッカーの審判よろしく手に持って挙げる会員がどれだけいるのか。年に1回は手を挙げるノルマとか課さないと、カードホルダーのポイントカード扱いになる。

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2008年7月20日 (日)

執念のうなぎ

夏休みだ。子供を家内の実家まで送る。奈良と和歌山の違いは隣県どおしながらいろいろあるが、「うなぎ」屋は奈良にはあるが、和歌山にはない。というか紀南の古座までいけば有名な店もあるんだが、どうして紀北にはないのか昨日からこだわっている。という騒ぎから、天理の「みしまや」へ連れてもらった。朝の11時から夜は9時くらいで閉めてしまうらしいが、売り切れ御免、順番待ちの行列。こういうお店が各地域にあって当たり前の感覚なんだが、これが和歌山にはない。歓楽街に「うなぎつり」の店があるのにな。もちろんこれは専門店が、という意味で、うどん屋のメニューにうな重はある。あとアロチに1軒老舗があるのは付け加えないといけないが。

 「みしまや」の方だが、「う巻き」も最高だったが、「ひつまぶし」が名物。うな重の一部を茶碗にとって、わさびを少し乗せて、別途添えられた薄めのダシをかけて茶漬けみたいな感覚でいただくんだが、東京の方では見ないパターンだ。何だか味かげんが以前奄美へ行った時に食べた鶏飯なんかを思い出した。念ずれば通ず。うなぎ、うなぎ。

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2008年7月19日 (土)

うなぎ

うなぎの産地偽装で問題になったからか、暑気払いか、うなぎを食べたいとふと思った。家族に調べてくれと言ったら、なんと和歌山市にはうなぎを食べさせる店はほとんどないらしい。蒲焼きの持ち帰り店ばかりだと。まさか、とは東京とかへよく出張する身の感覚で、なるほどラーメン屋は多いが、蕎麦屋は少ないし、できてもすぐ閉めている。うーん。

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2008年7月17日 (木)

梅酒特区認定おめでとう

 7月9日付でみなべ町が国に申請していた「紀州みなべ梅酒特区」が認定されたようだ。これから説明会をやるそうだが、局の審査は4カ月はかかるそうだから、第1号は今年中にはちょっと無理みたいだ。一方清酒製造業者の条件緩和の梅酒の方は既に多くあるうえに、それならとばかり皆出そろうような情勢らしい。既に過剰とも言われる中、地元観光需要とか自社売店でうるためといった所を考える限りは多少なりとも売れていくという見込みのようだ。都市部の業務等を狙うにはよほどの特徴がないと難しそうだ。

 梅産業は紀南地方の経済の中核業種なので、過去良すぎる時期もあったがゆえの最近の懸命な取組となっている。特区で梅酒を造ろうとも、青梅は全国相当の梅酒製造業者に出荷されている。その梅の産地ブランドイメージを各製造者が一部依存しているのだから、産地の繁栄は必要なのだ。

もちろん梅にも産地間競争がある。いい梅を適正価格で安定的に出していただきたい。

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2008年7月15日 (火)

この仕事をやっていく上で避けられない悩みのひとつに、クレームなのかどうかわからない部分への対応がある。酒の色がいい例だ。

一般の消費者さんにとっては酒に色が付いているのは古くなって痛んでいるのではないかと思ってしまうことがある。少し金色がかっている方がいいんだが、しかも最近は活性炭使用しなくなっているから余計色は濃くなる傾向にあるし、問題は電話ではどの程度のものかわからないということだ。いきなり最近のいいお酒は色が付いてる方がいいんですなんて言うと大変なことになる。濁っていたり飲んでみて酸味が強いようならやめて下さい、といのもまたNG。不安を持っている人に飲んでみてとは言えない。もし火落ちでも乳酸の一種ですから健康上問題はない云々を電話で説明はできない。丁寧に説明して交換にも応じているが、日付や保管状況によるから、余計難しい。そのまま消費される場合も多い。透明な酒に慣れきっていただけの人も、そして大半そうだが多いのだ。ギフト時期は特にもらったお酒についての質問が出てくる。送る方は地酒好きでもらう方は知らないというケースが多いから。

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2008年7月14日 (月)

あるオーナーのこだわり

これもその近くの販売先の中華レストランの話だ。だいたい地酒に注力するという業態ではない。もう10年くらい扱ってくれているんだが、「お客さんからおいしいと言われた。在庫もなくなり注文した。」と初めて言ってくれた。当然うれしいんだが、さて最近品質が急に向上したわけでもなく、いったい今になって何だろう。ビジネス以外の付き合いもあって置いてくれるようになった経緯で、失礼ながら味にこだわって選んだ各種各地の酒を置いている店ではない。たしかに焼き飯はおいしいんだ。店も客もあまりこだわらずに時間が経過していたんだろうか。その当時のセールストークとしては、「お料理メインで結構、地酒なんかいろいろ置きたくないのはきっとここでは正しいと思います。でもこのアイテムだけでも置いて頂ければお客様からそう文句は出ないと思います。」だったが。

そんなことより、かつて大繁盛していたお店なのに交通の流れの変化やら何やらで、やや地域内の競争で遅れを取っているので、そっちの提案もチラチラするんだが。

 自分の親もそうだが、どうしても人間年齢とともに自分の経験やスタイルにしばられる所が出てくる。また得てしてワンマンで周囲の意見を聞かないタイプが多い。うまく変わっていくことを期待している。流行ってくれないと仕入れてくれないんだから。

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2008年7月13日 (日)

地酒メニュー作り

居酒屋のメニューもいろんなパターンがあってどう作られているかは千差万別。チェーン本部、オーナー店の経営者、店長、納入の小売り店、誰が主導しているか、あるいはどう任せているかとか、背景事情なんかは見て推定するのも仕事だし、楽しい部分でもある。

メーカーは、というより当社は、一切関与しないのを良しとしてきた。第一このカテゴリーは得意な方ではない。とは言えわずかな先数で、地域的にも販売店には頼れなかったうえ、長い付き合いになっている所からは、定期的に意見を求められる。ここぐらいなら勉強もかねてと、原稿の協議からやるんだが。オーナー店の考え方を知るにはいい機会だろう。偉いなと思うのは、これくらい資材がどうのという時勢なのに酒以外の部分でも、値上げがどうという話はついぞでなかったことだ。ということはこちらも価格は触れないということだ。

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2008年7月12日 (土)

梅酒な週末

御坊市は和歌山県中部、簡単なイメージでは和歌山市と田辺市の中間地点で、中紀地方の中心地と呼ばれる。結構広々した平野が日高川の河口に広がっているが、何故か関連会社がある。

時に見に行くのだが、もっと行けということになって手を打ちに行ってきた。なにしろ酒蔵・倉庫がある。ここで今日聞いた話は、昨日に引き続き梅の話だ。

梅酒特区については、一部地元でさっそく免許取得に動いている人が複数いるということだ。数ヶ月を置かず新規の梅酒製造業者が誕生すると予想される。たぶん地元の常識ではホワイトリカーで青梅を漬ける工程で出てくるだろうということだ。一部旅館でブランデーで漬けている例があったが。その後できた梅酒、できたら一定の熟成後に、日本酒と合わせてまた熟成というパターンはまずすぐには出てこないだろう。いったいこの数年ミニブームだった?清酒メーカーが出した清酒ベースの梅酒というのはどれくらいの構成比なんだろう。

今年は青梅は不作らしい。でも値段はそう上がっていない。理由は九州でミカンからの転作による新産地からの供給があるからだそうな。もっと全般情報で言えば、国産回帰、中国産回避らしいが、国産の低価格品人気なんだそうだ。

JA単位で産地イメージができているようで、本場中の本場「みなべ町」を管轄する「JAみなべ」管内の青梅は「JA紀南」より、1箱1000円高いという。10㎏1箱で3700円-4000円とは何の価格かも知れないし、どの等級のものを示すのか不明だが、仮に3000円と4000円なら30%以上の格差があることになる。米、例えば山田錦の特A地区だA地区だといってもそれほどの率で差があるわけではなさそうで、梅の方が格差付けがきつそうだった。非常に曖昧な、そして変わり気の強い人が隣に越してきたような感覚だ。

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2008年7月11日 (金)

和歌山県と言えば梅酒

和歌山県食品流通課が、和歌山県内で梅酒を製造・販売する14業者と「本場・紀州産梅酒の会」を作っている。梅産地振興の一環として一歩踏み込んだ印象だ。東北の方の県で清酒でそんなことをしている県があるのかどうか。別件で県庁へ行って初めて知ったくらい当社は呑気だが、どう県とこの部分で関わっていくのか、また考えないといけない。みんな素直でいいよな。

県内でも梅がまんべんなく作られているわけでなくコアな本場は「みなべ町」とその周辺だが、みなべ町は特区改正法で「果実酒特区」が設けられるようになったことから先月、「紀州みなべ梅酒特区」を申請している。年間最低6キロリットルの製造量要件を1キロリットルに緩和される。町内産の梅を原料に、町内で製造する場合に限られるが、当然どこで売ってもいいはずで、都会の料飲店や専門小売店へどう取り組んでいくのかが注目される。ベース酒類はどうするんだとか考えてしまうが、当社は清酒を使うなら喜んで協力するつもりだ。

ますます「和歌山県は梅酒」というイメージが前に出るし行政も後押ししていることになるんだがな。清酒も忘れないでほしいね。

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2008年7月 7日 (月)

特別純米酒(2)

「特別純米酒とは?」というテーマの会合に参加してきた。1カ月前くらいにアンケートを集めたうえだったが、蔵元も6社くらい参加した。何でそういうテーマになるのかは、精米歩合55%から60%程度の製品が、会社によって純米吟醸で出されていたり、特別純米と書かれていたり、純米酒で出していたり、でまちまちだからに相違ない。結局は自主基準なのだが、このわかりにくさが日本酒需要を低迷させた一因かもしれないと思うと、「当社は吟醸という言葉を重く受け止めていますから、簡単には使わないようにしてます。」とか、「価格と味の釣り合いですから、メーカーのブランドイメージに関わる自己責任の問題です。」と片づけているわけにもいかない。

試飲酒には30アイテム出品されていたが、なるほど各社の方針が並べて見るとよくわかる。同じ精米歩合と言っても、米の種類や等級、産地でまるで違うし(山田錦とだけ書いてあっても産地や等級まではわからない)、仕込みの大きさ(これも通常書いていない)なんかで変わってくる。これはスペックだけに限定してのことで、設備、技術は同一としてのことだ。酒はスペックで飲むもんじゃないよ、とは業界人がよく言うことだ。

とは言えこの暑い時期に酒を飲もうと集まる人もいるんだから、ありがたく思わないといけない。

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2008年7月 4日 (金)

居酒屋産業展2008

共同ブースになるが、8月19日(火)~21日(木)、パシフィコ横浜A・Bホール(横浜市西区みなとみらい1-1-1)で開かれる「居酒屋産業展2008」に出展することになった。同時開催で、「居酒屋から日本を元気にするセミナー」(NPO法人 居酒屋甲子園)、「居酒屋で日本酒・焼酎を売るための特別セミナー」(日本酒造組合中央会)、出展者による製品・技術PRセミナーが催される。

説明を見ると日本には今約9万店の居酒屋・飲食店が存在するという。食材だけでなく、厨房・管理機器、店舗建築・リフォームから衛生、支援・FC、コンサル関連まで、関連産業の広がりというのは想像がつかないほどだ。

 どうしても供給側のそのまた元の立場なので情報提供が主になるのだが、アンテナは張らないといけない。

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2008年7月 2日 (水)

居酒屋の酒

ある有名なオーナー杜氏の話を聞く機会があった。確信的に「居酒屋の酒」をめざすと表明されている。「家で飲む酒」とか「食中酒」と対比したニュアンスで、そういう方向がいいとか悪いとかではないが、かなり酒に主張が強い姿勢だろう。和食系の料飲店も、あくまで食べ物が主役だから、あまり酒が食べ物の邪魔をしてほしくないので、どちらかというとおとなしいタイプの酒を置くかあるいはこだわらないお店、これを和食屋と呼ぶ人間もいれば料理屋と呼ぶ人もいる。一方、酒を前面に出した「居酒屋」業態もある。ただし居酒屋と言ってもお食事処的な所から和風ダイニング、無国籍風とバラエテーに富んでいて、ここでその蔵元が言う居酒屋とは「銘酒居酒屋」、酒を中心に据えて売ることを前面に出したタイプなのだ。もちろん境界などはない。成功法則にかなったターゲットの絞り込みがなされていると言えるだろう。

さて、自分はどこを向いているんだろう。そんなにはっきりはしていないが、酒もハデな方ではない。たぶん食中酒タイプで家庭でも親しまれるような傾向だろう。今のところは。

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