梅酒な週末
御坊市は和歌山県中部、簡単なイメージでは和歌山市と田辺市の中間地点で、中紀地方の中心地と呼ばれる。結構広々した平野が日高川の河口に広がっているが、何故か関連会社がある。
時に見に行くのだが、もっと行けということになって手を打ちに行ってきた。なにしろ酒蔵・倉庫がある。ここで今日聞いた話は、昨日に引き続き梅の話だ。
梅酒特区については、一部地元でさっそく免許取得に動いている人が複数いるということだ。数ヶ月を置かず新規の梅酒製造業者が誕生すると予想される。たぶん地元の常識ではホワイトリカーで青梅を漬ける工程で出てくるだろうということだ。一部旅館でブランデーで漬けている例があったが。その後できた梅酒、できたら一定の熟成後に、日本酒と合わせてまた熟成というパターンはまずすぐには出てこないだろう。いったいこの数年ミニブームだった?清酒メーカーが出した清酒ベースの梅酒というのはどれくらいの構成比なんだろう。
今年は青梅は不作らしい。でも値段はそう上がっていない。理由は九州でミカンからの転作による新産地からの供給があるからだそうな。もっと全般情報で言えば、国産回帰、中国産回避らしいが、国産の低価格品人気なんだそうだ。
JA単位で産地イメージができているようで、本場中の本場「みなべ町」を管轄する「JAみなべ」管内の青梅は「JA紀南」より、1箱1000円高いという。10㎏1箱で3700円-4000円とは何の価格かも知れないし、どの等級のものを示すのか不明だが、仮に3000円と4000円なら30%以上の格差があることになる。米、例えば山田錦の特A地区だA地区だといってもそれほどの率で差があるわけではなさそうで、梅の方が格差付けがきつそうだった。非常に曖昧な、そして変わり気の強い人が隣に越してきたような感覚だ。
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コメント
私も今年は梅の出来がよくないと市場関係の方から聞いて、毎年漬けている梅酒作りを休みました。たしかに梅の値段はスーパーや八百屋によってバラつきがありすぎて(というか素人目にみて違いの判らない南高梅が1キロ300円の店もあれば1000円の店もあるし、こうなると格差といいたくもなる)、どの位の価格帯のものを漬ければ失敗がないのか未だに結論が出ていません。漬け上がったあとの梅を食すとかいうことを考えれば、少しぐらい高価な梅を使ったほうが良いような気がするんですが。おっと長文、失礼いたしました。(^^ゞ
投稿: 七号車 | 2008年7月12日 (土) 19時26分
ありがとうございます。
また現地で聞いたら書きたいと思います。
自家用なら後で食べるという想定が重くなりますね。粒の大きさや果肉の柔らかさにいきそうですね。県内のある旅館ですが、ブランデーで梅を漬けて取り出した実を配ってましたね。
投稿: 不断齋 | 2008年7月13日 (日) 19時28分