あるオーナーのこだわり
これもその近くの販売先の中華レストランの話だ。だいたい地酒に注力するという業態ではない。もう10年くらい扱ってくれているんだが、「お客さんからおいしいと言われた。在庫もなくなり注文した。」と初めて言ってくれた。当然うれしいんだが、さて最近品質が急に向上したわけでもなく、いったい今になって何だろう。ビジネス以外の付き合いもあって置いてくれるようになった経緯で、失礼ながら味にこだわって選んだ各種各地の酒を置いている店ではない。たしかに焼き飯はおいしいんだ。店も客もあまりこだわらずに時間が経過していたんだろうか。その当時のセールストークとしては、「お料理メインで結構、地酒なんかいろいろ置きたくないのはきっとここでは正しいと思います。でもこのアイテムだけでも置いて頂ければお客様からそう文句は出ないと思います。」だったが。
そんなことより、かつて大繁盛していたお店なのに交通の流れの変化やら何やらで、やや地域内の競争で遅れを取っているので、そっちの提案もチラチラするんだが。
自分の親もそうだが、どうしても人間年齢とともに自分の経験やスタイルにしばられる所が出てくる。また得てしてワンマンで周囲の意見を聞かないタイプが多い。うまく変わっていくことを期待している。流行ってくれないと仕入れてくれないんだから。
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