居酒屋の酒
ある有名なオーナー杜氏の話を聞く機会があった。確信的に「居酒屋の酒」をめざすと表明されている。「家で飲む酒」とか「食中酒」と対比したニュアンスで、そういう方向がいいとか悪いとかではないが、かなり酒に主張が強い姿勢だろう。和食系の料飲店も、あくまで食べ物が主役だから、あまり酒が食べ物の邪魔をしてほしくないので、どちらかというとおとなしいタイプの酒を置くかあるいはこだわらないお店、これを和食屋と呼ぶ人間もいれば料理屋と呼ぶ人もいる。一方、酒を前面に出した「居酒屋」業態もある。ただし居酒屋と言ってもお食事処的な所から和風ダイニング、無国籍風とバラエテーに富んでいて、ここでその蔵元が言う居酒屋とは「銘酒居酒屋」、酒を中心に据えて売ることを前面に出したタイプなのだ。もちろん境界などはない。成功法則にかなったターゲットの絞り込みがなされていると言えるだろう。
さて、自分はどこを向いているんだろう。そんなにはっきりはしていないが、酒もハデな方ではない。たぶん食中酒タイプで家庭でも親しまれるような傾向だろう。今のところは。
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