ひやおろし
ちらほら、「ひやおろし」の出荷はまだですか、とのお問い合わせをいただくようになった。9月9日の解禁日を待たずもう出荷している蔵もあるらしい。私の考えでは10月1日くらいが本来まともな考え方だと思っている。気温が下がり、酒の貯蔵温度くらいなって、熟成した酒を生詰で出荷するのが本来ではないのか。組合では、火入れでもいいという定義らしいし、9月9日というのも何やら妥協の産物らしく、販売業者の倉庫を先に自社の製品で満たしてしまおうというような戦術を取る者がいてどんどん出荷が早くなったのを抑えるためだったと聞く。押っ取り刀で当社が10月に出すともう終わっていたというわけで、9月中旬に原酒・生詰(春に桶ごと火入れしているが、瓶詰の際は火入れしない)製品を限定発売することにした。乞う、ご期待。
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コメント
期待してますが飲みやすさばかりに気を配るのはいかがなものかと思います。黒牛らしいどっしりとした純米酒を期待します。
投稿: 中谷 | 2008年8月28日 (木) 14時38分
恐れ入ります。よくご指摘いただく点で、少し位置を戻しました。一般との兼ね合いもあるところです。
さて、ひやおろしについて、去年は火入れで出したが、販売業者に言われて今年は生詰で出すメーカーもあるようです。現状のパワーバランスからして、少なくともまともなカテゴリーでは、その方向へ行くでしょうし、本来の意味から言って正しいでしょう。メーカーの都合というのは通らないですね。
投稿: 不断齋 | 2008年8月29日 (金) 07時22分