呑み切り
今年も呑み切りを行った。当社はこの地方では呑みきりを行うのは時期的に遅い方だが、これが済むともう次の造りの時期がどんどん迫ってくるように感じられる。杜氏には蔵入りの日程、人数の確認、製造本数も大体はしておくことになるし、今年は工事屋も来てもらって、蔵入りまでの修繕箇所を確認した。塗装やら板の張り替えその他、もっと先のことと思っていたのに。
県の工業センターが新人も含めて3人来てくれたうえ、熱心な地元販売業者さんも参加するから、先生らの一巡後、利き酒に加わってもらう。もう毎年やってると同じ位置のタンクで去年の呑みきりに比べて計測温度が違うとすぐ気づくことになる(採酒するさいに1本づつ液温を計測する)。冷房機器の調子やらが気になるのだ。酒については、今の石数と設備なら、まずは上出来というべきか。相も変わらずちょっと吟醸関係が地味な感じだが、よくしたもので、蔵の酒は蔵元の姿勢や内面を反映する。一見関係ないはずだがな。19本のタンクは17本が純米だか純米吟醸以上、普通酒は2本(うち一本はアル添がない純米醸造の普通酒)だった。
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