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2008年9月26日 (金)

迷惑はかけられないだけか(玄米袋)

9月20日から精米作業は始まっている。今年は富山の五百万石からだった。数日後の今、精米機比較の意味で大吟醸クラスの精米を一部委託している先から通知が届く。玄米袋を再使用しなくなったという知らせだ。委託して精米する場合、玄米は購入した蔵の物で、精米所に預けて精米してもらい、また玄米をいれていた袋に詰め直して、酒蔵に搬入されていた。これが昨今の関連業界全体の信用毀損事件で、不要ではないかという見直しまでなされるということだ。つまり、蔵へ白米が運び込まれる時の荷姿が、中身は白米で外の袋が玄米で一致しない。農産物産地検査証明は一度使用した後は証明の表示を除去、または抹消したうえで流通させないと違法になる。したがって、その精米所は、今期から新袋の紙袋に入れて酒蔵に届けるというのだ。当然と取るのかやむを得ないととるのか、私のようなひねくれ者には、新袋にするコストアップはどうなるんだと思うのだ。ただでさえ、その農産物検査証明を得るために新袋に入れないと検査しないという対応はJAの手数料稼ぎではないかと勘ぐってしまうのだ。検査証明を除去または抹消せず、再び米の袋に入れて流通させた場合は、農産物検査法に基づく罰則が科せられる。1年以下の懲役または100万円以下の罰金だ。契約栽培で農家から直接、蔵が米を買う時に、これがどれだけ足を引っ張るのか。相手もよくわかって直接持って来られるのにわざわざ、新袋1枚80円くらいか、を買って、検査料1俵2,30円だかも払って、伝票だけはJAを通じて、ひどいときは経済連、そして酒造共同組合まで通して何重にもマージンを落として蔵までたどり着かねばならない。一度使った米袋は酒蔵構内、つまり精米後の枯らし期間に白米を入れて積み上げたり、糠を入れて仲買人に売ったり、農家が親類や自家消費に使ったりするしか使えないことになる。お薦めは検査証明欄の抹消後の再使用(中身をシールで張り直す)だが、営業上そんなことができるとは思えない。

600㎏入る再使用できる大きな袋、フレコンを早く使えるように設備を改良しないとコストアップするばかりだ。Img_0786

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コメント

この国のすることっていっつもこうワンパターンですよね、耐震強度偽装が明るみに出れば過剰な規制かけて今度は建物建たなくなる、わたくしもあなたの仰る通り農協の天下りやろーのためと思います。もっと考えろって思うけど、今度の選挙で変わってくれるかな?は淡い期待か?

投稿: 中谷 | 2008年9月26日 (金) 14時35分

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