« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月30日 (火)

2009まずはアイテム整理から

本年もお引き立てありがとうございました。

連絡が徹底していなかったようなので、年末年始で公告もさせていただきます。

特定名称酒以外の、普通酒と呼ばれるカテゴリーですが、上撰と佳撰はアル添アイテムで一本化します。旧佳撰は同価格で、醸造アルコール抜きの「仕込み其の一 菊御代」に替えます。軽快な?アル添タイプがやっぱりいいと言われる方は、上撰へどうぞ。日常使用のアイテムを切り捨てたくない、という姿勢や、契約栽培を維持したい、という所からの組み替えです。ご案内文も添付いたします。

酒屋だけでなくどの業界も厳しい年の瀬ですが、希望をもって共に努力して新年を切り開きましょう。

Img_1564 「20081230.pdf」をダウンロード

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年12月27日 (土)

干支ラベルのご案内

どうやら今年の商戦は終わりを告げそうです。詰口能力の改善をなかなか図れず、今年もかなりの売り漏れが出ました。お詫び申し上げます。とはいえ、ひとつこの年末特有の事情もありました。2009(平成21年)は丑年です。12年に一度、当社も酒としては珍しい牛が酒銘に入っていることもあって、11月から年末年始の出荷は干支ラベルです。専門店にはあまり関係ないようですが、ギフトセットとしては地元でかなり影響がありました。なにせこの景気です。巣ごもり消費なのか家庭でお酒でも飲んでいようという方も多いかと思われます。そうしますと、実用的な純米酒1.8L×2本入りのギフトセットがかなりの需要増となりました。そのしわ寄せが他のアイテムの出荷にも及んでしまいました。

第一、牛というのは、株の世界とかでは強気相場を意味します。弱気の方は熊ですね。どこかの宅建協会から注文が来ていましたが、たぶん新年会で相場の上昇を祈念しようということでしょう。とにかく商売は牛のよだれともいいます。粘り強く行きたいものです。

20061105_007

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年12月21日 (日)

菜の花プロジェクト

Img_4995 秋に種を捲かないと春に菜の花畑はできない。当たり前。でも冬に畑は見に来たことはなかった。WERA(和歌山エコビレッジ)で菜の花プロジェクトの勉強会をやるというので見学させていただく。

しかし聞いてると天ぷらを食べられなくなるんだが、実際はすぐ忘れて外食とかで食べてしまう。あらゆる食品が工業化されていて、多少の危険は伴うんだが、結構無視しているのか平気なのか、まさか全員ガンになるわけじゃないだろうと思ってしまうんだろう。

本当に搾って漉しただけの菜種油なら500mlで1200円くらいになる。実用的にはサラダにドレッシング代わりにかけて使うことになる。天ぷらとなるとまず無理だ。

生産者以外で環境にもよくて安全な食品で生活をするには、まず環境を無視した不健康な生活をして稼いで金持ちになる必要があるんだろうか。健康な生活に入れる頃には体は蝕まれているかもしれない。

しかし粗油を脱ガム、脱色、脱蝋するところで化学薬品をどう使っているのかは、食品メーカーも積極的に公開した方がいい。だまっていると、変に批判されると思う。苛性ソーダが入っているなんて言われれば、それって空き瓶を洗う洗剤だろとか、僕だって不安に思ってしまうわな。

そんな不安も感じながら、菜の花をもっと植えて、景観や農地の保全、バイオマス問題へも貢献しようという動きのお話を聞く。廃食油を回収してディーゼル油に使用しているのは見たことがあるが、ナタネの栽培と食用油の生産というか国産の復活はこれからといった感じだ。バイオマスタウンという言葉は初めて聞いたが、もう100何十かの自治体は名乗りを上げていて、和歌山とかはまだないというお粗末な状況らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月20日 (土)

歴史に終わりはない-酒類流通の次を占う

地酒の宣教師が1000キロ以上移動して訪問したのは、あるボランタリーチェーン本部の会議室。12月に中継地を経由して3日を費やしたのには、次の時代への期待とか、そんなものを感じたからだろう。まだ地酒専門店の体制や設備は充分ではない、でも地域で生き残った規模と力がある。看板はディスカウントだが、これから情報を集めて地酒に取り組もう、要所に冷蔵庫を買って、本部で店長を集めて利き酒会をしてという、最もおもしろい所だ。Img_4973

戦艦や戦車が航空機に分が悪いことが明らかになった時期のように、スーパーと酒ディスカウンターの勝負はこと大手メーカー製品についてはついたかに見える今日このごろだが、それで歴史が終わってしまうはずもない。こと地元のメーカーを除けば全国スーパーは全国問屋で取り扱わない銘柄を揃えることなどないし、その本質にも反するはずだ。まともな製品を普通に売るという当たり前なジャンルは、高度に特化した個人専門店、業務卸の他、たぶんかつては「ディスカウンター」と呼ばれた販売店が変化して担ってくるような期待がある。もちろん高級スーパーとか、スーパーも変質する。

メーカーにせよ販売店にせよ、選べる楽しみや知る喜びとか、文化や地域を守る使命とか、そんな生きがいをお客様と共有できれば、互いにハッピーになれるんだろうなと思う。いくつかのレベルやチャンネルで、規模とかスタイルとかの、「生存空間」ができるんじゃないかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月15日 (月)

桶はなぜ上口が底より大きいのか(桶屋さんの話)

12月くらいは地元の配達を手伝う。忙しそうで結構だと言われもするが、瓶詰が間に合わなくて発送が遅れる遠方の販売店にしてみれば、そんなことより瓶詰能力の強化とかに取り組むのが経営者の仕事だろうと叱られそうだが、諸事情ご賢察のほどを。さて帰ってきたところ桶屋さんが寄ってくれていた。和歌山も梅酒は好調とて中古タンクの移動が多いそうな。そんなことは当社に関係もなく、木桶仕込みもする場所がなくて、そう仕事も頼めないのだが、ここには資料館がある。その整備保守には彼の桶屋さんは余人を以て代え難く、そっぽを向かれれば廃館は確実、重要技術供給元なのだ。

せっかくの機会なので桶についてお尋ねする。ニューヨークのビルでも飲料水は木の桶であり、FRPでは絶対いい飲み水は得られないという。そういうビル、マンションの貯水槽も手がける彼の製桶所の仕事でも貯水槽の側面は垂直、ワイヤーで側板を縛ってある。それが何故、日本の酒や醤油の仕込み貯蔵に使う大桶は上側の開口部というか上辺が大きいのに底面はすぼまってやや細いのか。

ちなみに酒蔵用の大桶の標準は30石桶、上辺の直径約2.3m、高さ約1.95mである。

作業がしやすい?発酵にいい?。最近のステンレスの吟醸用のタンクだのといってもみんな側面は垂直だろが。

答えは材料の木材を効率よく使うためらしい。吉野杉の80年生から120年生のものを大桶を組むには用いるらしいが、木というのは根元がより太く上へいくほど細くなる形状をしている。その中で大桶用の側板材を無駄を少なくして効率良く取れるようにするために、底がやや細い形状にするそうだ。米国のビルの貯水槽が単純な円柱形直なのは向こうの木の成長が早く(と桶屋さんは言うが、樹種による形状の差だろう)、木の形状がより円柱に近く、丸太にした時、末口径と元口径の差がはるかにちいさいということらしかった。

木を伐るときに地面から3mだの4mだの6mだので刻んでいくのだが(倒してから小ぎる)、根元に一番近い部分を元玉、次を2番玉と呼んでいく。大桶は元か二番だかを用いるが、節のないものを選ぶ場合は2番玉にするというが。

ということは木が高かった時代の工夫で、昨今のように木が安いなら側板はまっすぐでできるのでは?という感じもしたが、伝統とはそんなものではない。また底が細くなった形状だからこそ、竹のタガが効くんだという。細く切って平滑に削った竹を編んでベルト状にして巻いているんだが、これがたぶんその形状の方がよく食い込んで吸い付くらしい。内容物があるときとないときで、側板は伸び縮みするようで、竹のタガも同様に変化する。

日本の伝統技とは、可動的で柔軟さがあるようだ。繊細微妙で奥深いが故、修得が難しく守っていくのが難しいらしい。

今も木甑にこだわる蔵もあるくらいで、木の熱の伝わり方や通気の具合、何より伝統を感じさせる文化性だわな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 8日 (月)

酒造講話会で利き酒の向上法を聞く

毎年12月の上旬あたりに大阪の国税局が講話会をやってくれる。どちらかというと杜氏や蔵に入っている現場が対象で、毎度最近の事故の発生状況が最初に述べられて注意喚起となる。今年は、2人の鑑定官さんが、もう一歩いい酒を造るポイントとかアドバイスの外、利き酒の勉強法などをお聞きする。

いろいろな立場と場面で利き酒能力が必要とされるが、鑑定官や技師の世界となると、職業とは言え大変なようだ。お前もそれくらいやれよなァ、とか言われかねないが、自分の場合、どうもごちゃマゼの体験の中で、何のために利き酒しているのかわからなくなっているような気がしたので、今日のお話はいい薬になった気がする。

技師のやる努力たるや、くせのない酒というかホワイトリカーを15%から20%に薄めた500mlに、標準試料1mlを入れもので訓練するらしい。香りの標準参照物質で20ほど例をテキストではあげてくれているが、酢酸エチルの場合調整後濃度で14.4PPM。そりゃ香りには敏感になるだろう。ちょっとやる気が。

判断基準をもって、きき酒用語を覚え表現する訓練をすること。これはたしかに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 1日 (月)

黒牛「純米しぼりたて」 今年も発売しました

今年も純米酒の原酒「しぼりたて」を生酒で出荷を開始しました。本生無濾過はまた来年の3月末までお休みになります。毎度ご説明させていただくのは、同じ精米歩合に米種なのに、「本生無濾過」と「純米しぼりたて」と商品アイテムを変えるのはどういうことか、ということです。

「純米しぼりたて」は秋に仕込み始めて上槽した最初の1本目か2本目を早急に瓶詰めします。フレッシュ感を優先しています。対して「本生無濾過」の方はひとシーズン数十本仕込んだ純米酒の中でテイスティング、選考のうえ、春から秋にかけて、今年はこういう出来でしたと言えるタンクを選んで生囲いして出荷していきます。最初温暖でどうしようとか言ってましたが、しだいに冷え込む日が多くなり、いい仕上がりになったようです。お値段も据え置きます。

Img_06352 http://www.kuroushi.com/shinshu/siboritate.html

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »