酒造講話会で利き酒の向上法を聞く
毎年12月の上旬あたりに大阪の国税局が講話会をやってくれる。どちらかというと杜氏や蔵に入っている現場が対象で、毎度最近の事故の発生状況が最初に述べられて注意喚起となる。今年は、2人の鑑定官さんが、もう一歩いい酒を造るポイントとかアドバイスの外、利き酒の勉強法などをお聞きする。
いろいろな立場と場面で利き酒能力が必要とされるが、鑑定官や技師の世界となると、職業とは言え大変なようだ。お前もそれくらいやれよなァ、とか言われかねないが、自分の場合、どうもごちゃマゼの体験の中で、何のために利き酒しているのかわからなくなっているような気がしたので、今日のお話はいい薬になった気がする。
技師のやる努力たるや、くせのない酒というかホワイトリカーを15%から20%に薄めた500mlに、標準試料1mlを入れもので訓練するらしい。香りの標準参照物質で20ほど例をテキストではあげてくれているが、酢酸エチルの場合調整後濃度で14.4PPM。そりゃ香りには敏感になるだろう。ちょっとやる気が。
判断基準をもって、きき酒用語を覚え表現する訓練をすること。これはたしかに。
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