温かい2月の蔵で
蔵に帰った週末だが、やたら温かいので、将来が心配になる。酒造業界から地球温暖化対策について何の提言もないというのは、極めて問題で、少なくとも冷蔵冷房設備負担が増えることは確実なことだ。
精米機メーカーの代理店さんが、メーカーの解散方針の通知を携えて来られた。気の毒としかいいようがないが、最近5年新しい機械が売れず、中古市場になってしまったということだ。後のメンテは支障ないとのことだ。自社精米はいいと思うんだが、市場縮小ではどうしようもない。結構銘醸蔵でも委託精米で通している蔵が多いからな。最近精米所を作ったというのは西日本の方で1社あったかくらいだ。解散とか廃業とかできるのは恵まれている方だと申し上げておいた。
ブルーな気分でいると麹用のもやし屋さんも来社していた。こちらはまだ吟醸用がでるから元気そうだ。新しい麹室や日本酒復調の話がでていた。次の時代の麹室はどうするべきかなど、将来を向いて考えるほうが当然人間は気分がいい。やはり少しずつ技術や視点は違っていくようで、大型の自動製造から、コンパクトなもの、シンプルなもの、もしかしたらまた手作業中心に戻っているのかもしれない。平台だけというのもありかもしれないのだ。
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