高知 地酒
自県酒消費県として有名な高知県で営業上まず関係ないなと思う所だが、ちょっと縁あって下手なゴルフをもったいない黒潮カントリークラブでやり、こういうときにでも行かないとまず機会のない室戸岬にまで足を伸ばした。それでも1店酒屋さんにご挨拶に伺うくらいのことはする。
ここも路面電車が残るいい雰囲気だが、坂本龍馬生誕地の前の通りで撮ってみた。
室戸岬には中岡慎太郎の銅像が立つ。いっしょに斬られた二人だが、龍馬は桂浜、彼は室戸岬。何故かと思えば、生誕が岬へ向かう途中の奈半利から少し山側へ入った北川村の出だったから。大庄屋の子で、龍馬も聞けばけっこう豪商の子、それなりに経済力があったのだ。
県外からのお客が「おきゃく」(高知では宴会をこういう)を郷土料理店「仙樹」で行う。6人のうち3人が焼酎派で、私がいなければもう1人は焼酎へ流れただろう。もうひとりの清酒派は私より優秀で、燗酒にこだわる仁だ。それで3分の1ほど残ったダバダ火振りは翌日結局、私が車に積んで帰った。飛行機組には面倒だからな。何でも手に入りにくいという四万十川奥の蔵のものらしい。東京の専門店で時々見かけるが、実際の稀少度は専門外でわからなかった。地元産栗50%使用が売りでたしかに栗の淡い香りが楽しい。清酒は何種か舐めたがたしかに量を飲むと言われるこの地では低濃度できれいなタイプの銘柄が優勢なのは理解できた。セル酵母は明らかに香り系だが東京用じゃないのかと思っていた。あれでは量が飲めない。最近はメーカーによっては少し違いを出すようにしているらしい、とは歓楽街のそばにある酒屋さんの話だ。隣がディスカウンター全面主張の他店があり、土佐らしい、と言っては恐縮だが、厳しい競争場裡も垣間見えた。
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