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2009年5月30日 (土)

田植えの季節に

 水を張った田を見かけるようになった。明日から代かきだとか言う人もいて、6月に入ると田植えだろう。紀北の低地ではこんなものだ。兵庫の山田錦は6/10頃からと聞く。兵庫のコシヒカリも有名だが丹波が産地で山田錦よりやや日較差のある寒冷な土地のものが高いそうだ。つまり山田錦はコシヒカリより暖地の銘柄で、温暖化というが東北ではそう簡単に定着はしないだろう。コシヒカリより反収1~1.5俵少ない山田錦であるが、今や兵庫県の看板である。

ちょうど20年産の米価の精算が終わったが、例えば兵庫県産山田錦の特等米で60㎏当たり25,110円(税抜)とある。JAは3000円ほど取るらしいから農家は22000円ほどの収入だろう。つまり㎏当たり366円だが、種もみは800円ほどする。もみにするとだいたい20%嵩張るというか重量が増えるから粒当たりならもっと高い。まともな産地は毎年種子更新するから農家の「原価」も馬鹿にならない。さらに肥料等の資材も要る。

種籾農家はある意味エリートで、交雑しないよう田に入って葉の色、形やタレ具合を見て、違う品種が入っていたら抜き取る作業が毎日要るらしい。もみでは見分けがつかないらしく、そう言えば去年、どこかの産地で、植えてみたら違う種類の酒米だったとかいう、ちょっと信じられない話もあった。種籾作りの場合はとにかく登熟させていくわけで、味をおとさないようタイミングを見て刈り取るという発想ではない。つまり最初から種籾目標で作るのであり、都合で種籾にするというか、普通に作って一部を種籾にするということではいけないらしい。乾燥機械の掃除もきちんとやらないとここでも混ざるらしい。

何でもまじめにやると大変なのだとは、最近やっとわかってきたことで、「適当」信奉者だった自分を恥じるばかりだ。

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