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2009年8月30日 (日)

和歌山にもいい田がある

毎年富山、岡山、兵庫あたりへ行くが、1枚の田の大きさには驚く。富山・砺波で4反くらいのが大きいやつだったが、琵琶湖の干拓地の大中では1.5ヘクタールのがあったし、岡山の藤田地区でたしか1ヘクタール近かったろう。地勢という制約があって、和歌山の場合は平地が少ないからとか、いつも悩んでしまうが、帰って早々今日出かけた和歌山市栗栖あたりはいちおう一番まとまって田が残されているところだろうか。1枚2反ありそうだ。市街化調整区域のおかげだろうが、今度農地法等が改正されて転用が認められにくくなる。開発規制が甘い傾向があったと思う。何とかねじ込んだら宅地になるということがまかり通れば、宅地への転用期待が価格に織り込まれてしまう。行き着くところは、乱開発の住宅地が農地を蚕食してしまう。こういう風景も和歌山で残しておかないといけないんじゃないだろうか。Img_2774

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2009年8月29日 (土)

和歌山の酒造組合連合会主催でイベントやります。(要予約)

10月1日の日本酒の日に因んで、和歌山県酒造組合連合会が、ホテルグランヴィア6階でセミナーとお酒を楽しむ会を開催する。

18:30~19:10セミナー 講師は木村克己先生。対象は消費者向け。

19:10~20:40試飲会 立食ですがお料理は和食でつきます。

組合員の上撰クラス全てと、香り系、味わい系、こだわりの部、燗酒と4コーナーに分けて10社が出品します。

会費2000円(税込)で先着200名まで。連合会まで申し込んで、受付番号をもらってください。当日受付でお名前と受付番号を言ってください。

073-431-2924担当 川井さんまで。

メールは不可。当社でもかまいませんが、ある程度まとめて連合会に報告しますので、順番が遅れてしまう可能性があります。

「SCAN0227_000.pdf」をダウンロード

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五百万石(富山県砺波市)の刈り取り前の産地訪問

今年も砺波の生産農家グループを訪問してきた。五百万石は来週、9月初旬刈り取りにかかる。散居村の風情がわかるように写真を撮ったつもりだが。

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山田錦にしても去年より10日ほど遅れている。今は7割方穂が出たところで、刈り取りは10月下旬、もしかしたら11月に入るか。台風が来ないことを祈ろう。山田錦は平年なら盆過ぎに穂が出る。そして10月中旬、20日までには刈り取れるのだが、今年は夏が低温だ。

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こういう時は、胴割れは少ないということはあるらしい。

天候不順、日照不足でどの品種も1週間から10日遅いのだと言う。7月の作況で全国平均96という発表が出ているが、酒米はメッシュが大きいから、それより3ポイントほど悪いのではないか、とのことだ。今後の天候でもっと悪くなるかもしれない。

米屋に農家に酒屋が圃場でわいわい収量予測をやる。1坪当たりの株数45×分けつ数(1株が何本の茎に分かれているか)30×着粒数(1本の茎に何粒実が成っているか)100×登熟歩合(実がどのくらいちゃんと熟しているか)80%×300坪×1粒当たり重量(品種の千粒重21g÷1000≒0.021)≒680㎏=11.3俵/反。と査定する。んなわけないやろ、とかで田の縁もあり、分けつ数は日当たりと風通しの良い田の縁の部分では大きくなるから全体平均は株数も含めて落ちる。43×25×90×78%×300×0.021≒475㎏(7.92俵/反)とか、堅めに査定もできる。

コシヒカリ、つくばSD1号、てんたかく、富の香りの試験田とか何カ所もの圃場を見て廻った。だいぶ品種毎で田の顔が違うのに気がつくようになった。雀の被害が出た田を共済が坪刈りして被害の査定中だった。雀も変な習性があって、一箇所へ入り込むとそこに固まって食べ荒らすらしく、被害箇所が黒くなっている。それにしても田が大きい。1米4反あるらしいが、そんな田は和歌山にはない。ここの農場はヘリコプターで農薬をまく。

横で聞いていると、少々収量が悪くとも価格は上がらないだろうとのご託宣で、1000円安くらいで21年産相場は始まっている。いかんせん在庫もあるし、需要が弱すぎる。最近弁当持参の人が増えたんだろうと聞くと、内食化すると消費は減るんだそうだ。何故かと問うと、弁当は残さないし、おかわりもしない。つまり無駄が少ないという。なるほど。

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2009年8月27日 (木)

天辻峠

奈良県五條市から国道168号を南へ山中に分け入る。賀名生(あのう)、城戸を通り過ぎると坂道が急になって、天辻峠へ駆け上がる。細暗い新天辻隧道を抜けると高所ながら南に開けた展望となり、道の駅が設けられている。一時流行ったが天文台にプラネタリウム、ロッジ星の国、土産物屋に食堂、駐車場脇には藁葺き屋根の郷土歴史館もあって、道の駅吉野路大塔を中心にした、観光拠点になっている。時間調整が必要なので、旧道の峠道を少し上り、天誅組本陣跡へ行ってみることにした。

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峠の南側に少し降りたあたりが昔も集落で要衝、物資集散地だったらしい。この地の富豪、鶴屋治兵衛の屋敷を五條襲撃後の天誅組は一時の本陣にした。さんざん京都で天誅を実行して開国派の公家達を暗殺していたが、孝明天皇の橿原神宮行幸を計り、そこで攘夷の号令をいただこうという戦略の先行部隊として、五條の代官所を襲撃したのだが、京都では8.18政変で尊皇攘夷派は排除され、彼らは単なる暴発者になってしまい追討を受ける立場となった。挽回するため十津川で兵を募り、高取城を攻略しようとしたが、撃退され後は諸藩の兵に山中を追い回されて、殺されたり捕らえられて過酷な処遇のうえ斬首、全滅した。1863(文久3)年のことだ。簡単に維新の先駆けとかで片付けられるものではないように思うが、今は観光資源にされているようだ。そんな道の駅あたりとは違い、山の上の維新の郷は、鶴屋の屋敷、本陣跡が広場になって石碑が残されているだけである。

地元川津の庄屋の出の志士、野崎主計の辞世の句が彫られている。郷士をまとめて参加させたが、追討されていることを皆が知って離反した時、責任を感じて自決。

   討つ人も討たるる人も心せよ  同じ御国の御民なりせば

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2009年8月26日 (水)

昆布だしは弁当には使わない

今日は和歌山でテイクアウト弁当では行列ができるお弁当屋「花むら」さんの報告だった。先日も発表は聞いているが経験上、1時間の報告を1度聞いただけでは十分理解できないし、話す方も一度の報告ではほんの一部しか言えないはずだ。

土台として、仕出し、割烹、寿司店を七曲市場近くで長年盛業されてきた上に奥さんが100食限定の弁当店を始められたということで、まったく新しく始められたわけではない、強みがあったわけだ。100食限定で、10時から13時に賭ける集中力、現場経験に基づく諸事の的確な判断、思いの強さで、調理センターと10直営店、大阪にも跨って5,6店FC店を出すまで成長された。

経営関係は別にして、まったくわからない料理の世界においても参考になりそうなことが多かった。同じレシピでも機械化しすぎず微妙な火加減で多少は味が振れる方がいいという判断をされていることだった。疲れているときは味付けが甘くなるし、煮物の鍋が大きいと10店舗分同じようにはいかないので、日によって取る順番を変えるとか、で少し違うことがお客に受けるとのことだ。そう大きい仕込みは均一にはならない。煮物には防腐剤は使わないポリシーにこだわり、弁当の場合は、ダシに昆布は使わない。あとでお聞きすると傷みやすいからだそうで、逆に割烹、仕出しでは昆布は必須だそうだ。それはわかるが。やっぱり店は勢いとオーナーの気持ち、演出とか大事だなと感じいった次第ではある。

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2009年8月24日 (月)

地籍調査の立ち会いに花園村の山中へ分け入る

わずかばかりの山がかつらぎ町の花園村に残されていて、地籍調査の立ち会いに行かねばならなくなった。林業が廃れて久しいが、お隣の所有者はそんな世間と無関係に最近間伐をされたと見え、自然と林中もきれいで伸びも良くなっている。保安林だからほぼただで間伐ができると聞いて、ちょっと手入れが遅れている自分の山も来年辺り森林組合にお願いしようかということになった。

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5人くらいで急な所は35度くらいもある傾斜面を上り下りし、境界を確かめ、ピンを打ちながら進んでいく。先頭に草刈り要員を1名つけているあたりが、本場林業地らしい。

これでは平原のような地勢で機械化を突き詰めた欧米の林業に対抗できそうなはずもないのを改めて感じる。そんなことはお構いなしに先祖から受け継いだ山を手入れする地元の所有者、山守、森林組合職員と1日いっしょにいると、放置に近い自分が恥ずかしくなる。

企業の森と称して、事業規模に比べてわずかな面積の山林を持ち、いかにも環境重視だと宣伝するところが最近目に付くが、事業規模に比較すればはるかに大きな面積の山林経営をしている地元企業が奈良、和歌山、三重あたりには多い。きっかけは欲だとしても、もっと物を言っていいはずだ。標高900m程度、天気にも恵まれ、すばらしく涼しかった。

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2009年8月23日 (日)

パンダ列車

海南から大阪方面へ出かけるには、JRの特急くろしお、スーパーくろしおに乗るのが早い。オーシャンアローは海南には停まらないのがある。週末、全国の様子を聞こうと阿倍野まで出かけたが、リゾートシーズンだから指定席にしてみると、パンダの車両にあたった。車両の外壁にパンダ列車とシールを貼っている。モハ380は16列×4席の配置でその16列目の4席にパンダの頭を付けて座席の色も変えているだけだ。カバーをかぶせただけには見えなかったが、ちょっとした投資と宣伝に利用している。交替で仲良く座ってねと書いてあるからには、ここの列と親用に向かいの2列は座席指定していないわけで、小さい子供が退屈しないように遊ばせる仕掛けなわけだ。予想にはずれて車両はがら空きだったが、1組だけ子供を連れてきてあやしている親がいた。それも短時間のことだ。9両編成の7両目だったが、パンダシートがあるのは降りてみると1両だけのようだった。各車両にすると指定席がかせげなくなるからか。パンダは当然白浜の南紀アドベンチャーワールドで飼育されている、白浜温泉の呼び物であるが、さて効果のほどは。Img_2620

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2009年8月21日 (金)

酒造組合臨時総会 

こんなネタの金曜は辛い。田辺の丸長で臨時の3酒造組合、県南部の会員6者を開催、自分の所は関連会社の中紀酒類株式会社が会員なので出て行く。手続が厳格なので、こんな会議が必要というわけだ。認可等を経て10月には合併予定。

田辺バイパスから白浜温泉へ至る昔は有料道路だった県道沿いで、温泉街への正面ルートであるが、裏手が入江で内の浦漁港になっている。釣り堀があったり、レンタルボートの貸出もしている。マリーナ「まるちょうボートスティション」を眺めて待ち時間を過ごした。平日だが夏休み中でもあり、けっこうお客が多い。船を持つというのは買うだけでなくいろいろ費用がいるが、丁寧な説明看板を読むとどれくらいかかるかわかるので勉強になった。せめてもの、のどかな風景で癒される。Img_2608

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2009年8月19日 (水)

清酒業界 平成20醸造年度の統計を読む

一般の人にわかりにくいのが醸造年度という、清酒業界の統計方法で、毎年6月末が年度末になる。BYと記号化されますから、H20BYとは、平成20年7月から平成21年6月を意味します。たぶん7,8月は大手の清酒工場も機械のメンテとかで製造を休むからでしょう。中小も含めて、瓶詰はたいてい夏もやっています。うちは瓶貯蔵だから春に固めて瓶詰して計画出荷ですというマニアな蔵もあるでしょうが、たいていは一部の話です。でも梅雨時は生酒の詰口は避けるところが多いはずです。そんなこともあって当社も本生製品は原則計画出荷です。

財務年度がFY(4月-3月)、CYはカレンダーイヤー、それでいて多くの酒造関係の会社は決算期は9月です。たぶん10月くらいから新シーズンに入るので9月に決算をするのが、一番結果を正しく表すと考えたのではないでしょうか。

何だか年中決算をしているような気になりますが、何度も対前年比がでますから、見直すにはいいとは思います。

さてH20BYの統計が来ました。課税移出数量は清酒が639,627.7キロリットル、一升瓶で3億5534万8722.2本、355万3487石(1.8L瓶100本で1石)、対前年比95.0%、まだ減りとまっていません。吟醸酒42934KL(95.3%)、純米吟醸23602KL(99.8%)、純米酒58577KL(96.7%)、本醸造70663KL(92.3%)、その他469397KL(95.1%)つまり、本醸造が構成比を下げ、純米吟醸が健闘ということです。ただし大手も中小も混ぜ合わさった数字ですから、「地酒」カテゴリーではより強く純米吟醸にシフトしているはずです。なお輸出は9873KL(100.5%)、リーマンショック後にしてはいい数字だと思います。詳細は避けますが、正確な純米比率はでません。最低8.85%と推定されます。

ちなみにこの時期の単式蒸留しょうちゅうは、さつまいもが209043KL(107.8%)、以下対前年比だけ書くと米93.9%、麦91.1%、そば97.9%、酒かす92.3%、その他71.4%。いもはブームが一段落でどうこう言うわりにまだ増えています。でも増えているのはいもだけで、大手ビール会社も参入しての数字ですから、中小というか地焼酎メーカー分は存外良くない可能性があります。

気にしない、気にしない。

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からっとした夏の日に アロチは人通りが少ない

予約しなくても大丈夫だ、今は未曾有の不景気だぜ、と思っていたら、参加者が増えて、4人テーブルしかないところへ6人、これが地元の者だけならいいが、全国なんとかのを迎えてのことなので、またにしますと電話で詫びる。で駅前まで移動か。タクシー代だけ損じゃないか。行った居酒屋もそう空いているとも思えなかった。景気の最悪期は脱したのか?。でもアロチ(JR和歌山駅の北西方に広がる飲食店街)の人通りはすくない。わずかに覚えている店は火曜日なのに閉店?、結局落ち着いた店に聞くとお盆の休みをずらしていたのでは、という。そう、盆明けはヒマよなぁ(和歌山弁の語尾言い回し)、とママ。ここもいつか行った所だからと、その時連れて行ってもらった人に電話して空いているのを聞いていただいたのだが、いざ行って話してみると、その人も3年くらい会ってないってさ。つまり自分がここへ来たのは最低3年ぶりということらしい。あの人もいっこも(少しも)きてくれへんでぇ。ハァ、そうなんですか。お互いあまり飲みに行ってないということか。

しかし今日はカラッとした夏日で夜も歩きやすかった。昼間来た米屋君によれば、富山は日照不足、稲刈りは10日ほど遅れて9月5日頃からになりそうだという。あっちは低温だそうで、これからの登熟が気がかりだ。おかげでカメムシは少ないがイモチ病とかが心配だそうな。何だかこの前和歌山の農家から聞いた話と食い違う気がするけど、天候が悪いのでカメムシが多いとか言ってなかったっけ。地域によって違う?また調べておこう。ということで、視察日程を相談する。仕事だけど旅心が湧いてくる。

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2009年8月18日 (火)

庭ブロ    見習って地酒ファンを増やそう

今日はガーデニング用品会社へ表敬訪問や。上場もしてるし海外拠点もある、このあたりでは成功された所だ。先日の北京の話も少しさせていただいたが、もっと小企業も積極的に海外に、特にアジアへ目を向けるべし、か。

こちらが無料のブログポータルサイト「庭ブロ」を運営されていて、一般へのガーデニングについての啓発と需要喚起、損得なしで関係業者間の交流に役立っているようだ。社長、ご機嫌に付き担当者を呼んでデモしていただけた。それにしてもハウステンボスって、バラ園になっちゃったの?。ボタニカル・リゾート?。

今日は本来、商売外の会員交流をどう発展させるかについて伺ったところから、自社ではこうだという例示であったが、こっちの方は早速、紹介された業者と話す段取りで動く。が、当然我が身に引き戻して家では考えることになる。

要は庭ブロは庭好きを増やそうという、ブログ用のポータルサイト、これに加えて商売にすぐにつながらなくとも関連業界へ自社の存在感を増すための手段ともしている。さて?酒関係のポータルサイトが現状あるのかというと、組合は別としてブログのポータルはまだないようだ。せいぜい「推薦」集だな。関係業者になれば自分のところへの誘導が見えすぎるものや、個人のでは趣味に走り過ぎのようなものも多い。他社の批判や閉鎖的なのは論外として、宣伝にネットを使うのはみんな考えることで当然だが、まともな日本酒好きを増やそうという方向が全般に充分ではない現状だと言える。産業規模が違うとはいえ、年に数百万を宣伝のつもりで需要喚起に投入されている姿勢は見習う必要あり、か。

それにしてもいい応接とプレゼン設備だったな。Img_2568

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2009年8月17日 (月)

渋滞ご苦労様  やっぱり1000円高速や無料化には反対だな 

ちょっとした無駄遣いで阪和自動車道海南東インターから北向きに和歌山インターまで高速に乗った。普通は最低大阪南部まで行くときでないと高速には乗らない。海南インターから南が片道1車線に狭まるのでお盆でもあり南行きが和歌山インターまで詰まっていた。こちらは北行きでガラ空きであった。

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選挙前にこんなことを書くのもはばかられるが、この混み具合を見れば自民党の1000円高速にも民主党の高速無料化にも私は反対だ。

2050年には二酸化炭素排出80%削減可能なんて環境省試算も発表されているが、車依存を高めるバラマキはおかしい。ばらまくならJRに補助を出すか迫って新幹線・鉄道の料金を下げさせるとか、公共事業を高速道路から鉄道、船舶、市内電車の充実に重点を移すかだろう。火星探査をやるくらいの意気込みで国家事業として電気自動車を開発支援するとか、二酸化炭素の固定化を研究するとか、そう地方経済には高速が必要というならその分林業を支援するとか、建物は地元の木を使えば変な建築規制を免除するとか、小規模な有機農業には課税しないとか、地方にばらまく方法ならいくらでもあるだろうに。ただ、和歌山みたいにこれまで整備が遅れていたところは4車線化や、災害時のバイパスも兼ねて半島一周くらいの高速道路整備はあってしかるべきだが、税金で作るとなると予算は回って来ないかもしれない。

それにしても酒づくりも二酸化炭素を発生させることに変わりはない。電気ボイラーなんて聞いたことがないし、将来どうやって米を蒸すんだろう。アイエッチで蒸してますとか蔵が売り文句にする時代が来るんだろうか。発酵中のもろみから香気成分を回収して濃縮された液(ヤコマン)を作る装置なんて傑作な機械もあったが、そのうちビール工場あたりで二酸化炭素の回収も始まるだろう。サイダーが副産物でできる。梅酒のサイダー割(ソーダで充分だが)うまいんだがな。

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2009年8月15日 (土)

下駄市に地ビールを投入する

015222 恒例の川端通りでの下駄市、当社駐車場のフリマ。

通りの方は出店が年々減って、川端通りの東端1ブロックばかりは自転車置き場になってしまった。ここの広場は全体の広さが決まっているのでそう変わり映えもしないが、出店者が年によって少し変わるくらいではある。今年はコウヤマキがなくて残念か。その代わりと言っては申し訳ないが、儲け度外視で生ビールを白浜のナギサビールにした。20リットル2缶を軽く売り切ったのでまぁいいとしよう。そういうものが地元にもあると知ってもらうのが大切ではないか。醸造所から直送の生樽は白浜以外で味わえない。ここも催事だけだけど。濃醇でリンゴのようなフルーティーな香りがある。自社製品ではやはり梅酒が良く売れた。

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2009年8月13日 (木)

飲んでみんかい vs 飲んだるわい

有名人を多数輩出するある大阪の私立高校のOBにお得意がいて、その店で会誌を見せてもらっていたら、有名地酒居酒屋が世話役をしていらっしゃるのを知った。二人で飲みに行こうや、となって米国の大阪総領事館裏の「てんまみち」に入る。私の方は、今年は「大阪酒の陣」に日程が合わなかったと詫びるくらいの用だが、後輩を紹介する形になるので飲む口実になる。ゆったりしたカウンター店の壁に酒の陣3周年を記念してデザイナーさんの手になる、俵屋宗達の風神雷神図を題材にした酒神酔神の図が掛けられていた。Img_2460 デザイン上文字は英語になっているが、オーナーの説明によると蔵が酒神で「飲んでみい」と酒を出し、酒呑みが酔神で「飲んだるわい」と対抗している。これの間に入ってジャッジ、というか勧めたり講釈するのが間に入る中神となるようで、これが字は違うがオーナーのお名前のナカガミに掛けている。これを見てやっと大阪酒の陣の趣旨が理解できた気がした。

大阪SAKA好き会の仲間のお店です、と小冊子をくれる。30数軒載っているがとても廻り切れないだろう。こういうお店情報をどう整理して必要な時に活用できるかが常々悩むところではある。

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2009年8月11日 (火)

世代交替を考える

先週の営業廻りで訪問した先には世代交代の時期にあるお店が多かった。ご主人が病気になったとかがきっかけで、いよいよ交替に取りかかることが多い。親が元気だと本人から言い出すのが難しいし、いつまでたっても子供は子供で子の仕事ぶりに満足できないことが多い。それがまた時代の流れに取り残される原因になることも多い。それに同世代の方がやっぱり話やすいし、何か新しい企画に取り組もうとなると似通った年代どおしで組むことが多い。これは蔵でもいっしょで、結局自分とお客が平行して年を取っていくことになる。奥さんががんばる所など、まったくいろいろだが、昨今兄弟とも入っているパターンが多い気がする。もちろんこれは後継がいるケースで、地酒を専門的に取り扱っていこうなど、全体から見ればごく一部だし、そういう所をピックアップして廻っているから、廃業が多い業界全体の動きとは異なる。

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2009年8月10日 (月)

週末の新幹線は空いている

1000円高速のせいかなぁ。思い違いで出発が遅れたので、集合時間に間に合わせようと、予約してないのぞみに駆け込む。土曜日の午前10時前のことだ。これはまさか立って行くのかと思ったが、特定指定券1010円で京都と名古屋で席を変えながら新横浜まで座れた。きっと東名とか渋滞だろうな。俺が政治家なら逆にトラックとバスは半額にするけどな。でもそれではトラック依存は変わらないから高速料金はそのままで、1000円分以外は二酸化炭素排出税にして、貨物列車とフェリーと内航海運に補助するというのはどうだろう。いずれにせよ、それじゃ選挙は通らないか。土日を首都圏の営業とはちょうど国会議員と逆の動きだけど、月末はどうなるんだろう。

雄町でできた純米吟醸をを10種くらい利き酒させてもらったのはすごく参考になったけど、それがいったいどれだけ飲んだのに相当するか不覚にも確かめようがない。移動したバーでは1杯だけ。電車で充分暮らせるからいいよな。隣の同経営の居酒屋さんは、随分黒牛の扱いがいいみたいだけど、寄れなかった。Img_2444

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2009年8月 8日 (土)

ちょっとマズイかも  今年の米の作柄

今朝羽田から関西まで飛んだ。雲の上を飛んでいる間は寝ていたが、高度を落とし始めた頃外を見ると晴れ間が広がって、もう和歌山県内、有田川上流域だった。旧の花園村の森の緑が濃い。あれが久木で、あそこが梁瀬とあちこちの集落や町を眺めながら、あっという間に海南近くまで飛んでくる。自分の蔵の前の道路を通る自動車を確認できたので地上観察を打ち切った。目だけはいいんだ。

その午後、さっき上空から見ていた清水(有田郡有田川町の東奥)の久野原の米農家さんが家族で訪ねてきてくれた。農閑期に養蜂の手伝いをしてらっしゃるとのことで、県内のミカン蜜でできたという蜂蜜をひと瓶いただく。しばらく朝食のパターンが固まりそうだ。

さて、そんな彼の話では、天候不順で今年はカメムシが多く、粒も小さい目らしい。これからかーっと照り続ければ改復するのかどうか。

昔もっと涼しくて肥料を多く使わなかった時代はカメムシは少なかったとか。茎や葉がゆっくり伸びると堅いから虫は食えない。肥料で勢いよく伸びるから軟らかくて食べにくると。気候温暖化で虫が越冬する?とか、よくわからないが気候の変化はあるんだろうなという話だった。

できるだけ有機肥料を使った自分の家族に食べさせたい食用米を作ってもいらっしゃる。完全有機はリン酸とカリが足らなくて無理だという判断のようで、頼まれた田を2ヘクタールほど栽培されている。そのうち酒米4.5反はいい場所の田だそうで、蔵としては助かります、と言うと、ヤマヒカリや早生品種から稲刈りになるが、ずっと稲刈りばっかりやってるとやっぱり疲れてくるそうで、最後の方で晩稲の酒米を刈るのは平場の整った田でやりたい、ということだった。

収量は反6俵か7俵までに抑えるのが一番いい、飯米でも味が濃くて旨みがあるとのこと。酒米は味はうすい方がいいが粒は大きい方がよく、収量を抑える方がいいのは意見の一致するところだ。ただ経営的には大変だろうに。いや田の維持が主な目的ですから。?思うに、小作料がいらないという背景もあるだろう。

稲刈りとかを切り上げたらまた蜂を追う。

兄弟で建設業をされていたけど自分は外で出られたそうで、まったく時代の流れそのものみたいだが、田は耕作を頼みにきてくれるし、何だか販売もネットとかでもなく電話中心で結構好調のようで、けっこう楽しそうだった。酒米に習熟されることと、今年の作柄の挽回を期待しよう。

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2009年8月 7日 (金)

OLDTIME訪問(和歌山のライブハウス)

ライブハウスなんて行ったのは久しぶりだったなぁ。京都で学生やってた頃くらいで、社会へ出てから不思議と足が遠のいていたからね。きらいではないのだ。琉春庵さんがジャズピアノをやられると聞いてノコノコ出て行ったのが、鈴丸丁にあるオールドタイムだ。こういうライブハウスがここにあるのは知らなかった。上階が有名な高級クラブで、そっちは聞いたことのあるビルだったが、もちろん入ったことはない。真田堀がすぐそこにあって、和歌山が生んだ永遠のご当地ソング、昭和43年に古都清乃が歌った「和歌山ブルース」にでてくる、ちょっと場末感のある歓楽街である。「真田堀ならネオン川」と歌詞にあるが、今の真田堀は蛍光灯の看板はあるが、ネオンはもうないようだ。それが今や本当に寂しい所になってしまったエリアで、たまに来てもちょっと辛い。アロチ本通り周辺よりはバーや小料理屋が多いという印象だったけど、早めに着いたので周辺を歩いても、歓楽街の夕べというムードからはかけ離れてきていた。だれかじゃないが、どげんとせんといかん。そう、そういう意味もあって積極参加だ。場違いでもね。Img_2429

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2009年8月 6日 (木)

味一しぼり(高級有田みかんジュース)ゲット

農業生産法人、株式会社早和果樹園様を訪問する。近年、急速に高級ミカンジュースの販路を作られ、地域の信頼も厚い。何しろ7戸の農家をまとめて法人化されたところがなかなかできるはずのない所だ。センサーで糖度をそろえたこと、手間をかけても皮をむいてから絞る方式で雑味がないのが売りだ。Img_2411ちなみに小売価格は当社の主力純米酒「黒牛」より720mlで60円高い。それでも売れているからブランド力はすごいものだ。

屋外にポスターが貼られている。「今年は着果が多く、早期から摘果しよう」、これは農家しかわからない標語だ。つまりみかんを持ってくる各農家への啓蒙、注意喚起というわけで、また私のような部外者が見ると、本場産地のやる気を感じさせてくれる。

実は仕事外の会合なんだが早めに訪問して、当社売店にかの蜜柑ジュースとかジャム、ジュレを置いていただく話をまとめた。ちょっとせこいことになってしまったが、先方はウェルカムだったみたいで助かった。

売店は当社の蔵の横にあり向かいに資料館(旧精米場)もある。土産物屋にならないように、厳選して地域産品とかも置いているつもりだ。自社清酒と副産物(酒粕、こうじ)、酒グッズで固めているが、梅酒、醤油、金山寺味噌、梅干しと、だんだんにいわゆるこだわり産品が増えてきている。1件ゲットで、すごく幅が広がった気がする。ありがとうございました。

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2009年8月 4日 (火)

のみ切り2009 ことしもやらねば

「のみ」という語の漢字はたぶん「呑み」だったかなぁ。「のみ」と書いているサイト、「飲み口」と書いているサイトとあるが、「呑み口」が正しいはずだ。わかりにくいけど、感じ出ていていいはず。これは酒蔵のタンク(貯蔵、発酵を問わない)の側面に開けられた液体取り出し口のことで、通常「うわのみ」と「したのみ」の二箇所が設けられている。作業性を考えて、穴の位置は垂直に並んでいない。下ノミは洗浄や滓下げの時に使われ、貯蔵状態をチェックする「のみきり」の時などはうわのみを使う。タンクに液体を送り込む時は通常、タンクの上からホースを入れ込む。当たり前だって?。

液圧があるし、一滴でも漏れると課税にもかかわるので、けっこう「のみ」の栓や開閉の機構は複雑で、部外者が触っても開け閉めできるものではない。火落ち菌対策もあって、栓と開閉器具は使う毎に消毒が必要で、結構デリケートな部品ではある。

本日呑み切りを行ったが、それにしても、これはもう一種の儀式で、遠方からこの日くらいは杜氏が出てくるは、どこの県にもあるだろうが工業技術センターの技師先生から、蔵元、製造部員、時には熱心な顧客(まぁ内輪で利き酒が終わって先生の講評が終わるまでは通常参加できない。それも相当親密にならない限りのみ切りの日には蔵へは招かれないはずだ)も集まってくるので、一般向けの「蔵開き」とは違って厳粛な性格がつきまとう。ビーカーを技師に受け渡す係、受け口になる溜め桶を運ぶ係、品温を計る先生に記録する係、とぞろぞろ蔵を歩いて行きますが、敏速な所作が求められますから、結構緊迫した儀式の流れです。これが終わると、またしばらく蔵は静かになりますが、まさか梅雨開けが、ノミ切り直前になるとは思いませんでした。

蔵元は、蔵の浮沈にかかわるので、利き酒ができようができまいが深刻です。最近は漸く自分の感覚みたいなものもできてきましたが。いい悪いだけ見るのではなく、これはこうだからどういう方針で行こうと考えることが求められるのでおもしろい部分もあります。当然杜氏や製造部員とは、今年の酒の出荷状況から、秋の蔵入り(季節製造員の到着日)の日を決めたり、製造量、設備の改修、投資方針など意見を交換します。Img_2408

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2009年8月 3日 (月)

「近畿」都市部の南の果て イコカ

今日は午後見学者の案内役をかってでたりもしたが、商工会議所の幹部会にも出席した。何しろ夕飯付きだし。今年の工場見学は、段ボール工場と新鋭の製鉄所で決まりだ。業種が違う1桁と3桁規模が大きい事業所の見学が何か意味があるのか自問するが、まぁ楽しいだろう。知事に要望事項を出すらしいが、その中で興味を引いたのがJR阪和線整備促進についてだ。(阪和線は和歌山までで、海南はきのくに線内。延伸を求めているので阪和線の語を使っている。)海南市を南北に縦貫する紀勢本線(きのくに線)は市内日方から藤白の主要部分を高架しており、特急もたいてい止まる、まずまずの環境に進展してきている。朝1番の特急が始発になるし、快速も始発になるのがある。黒江駅のバリアフリー化も掲げられている。要はもっとこれを増やせとか、紀州路快速はここからにしようとか、まぁ要望ですから言ってるわけです。駅の周囲にマンションが林立すればそうなるはずだが、ちょっと天王寺が遠いよなぁ。

それは大事なんだが、私が以前からこだわるのが、「イコカ」ICカードの利用範囲で、現在和歌山駅までという南限のことだ。ピタパやスイカも連動してこの範囲になる。出張もそう多くないくせに、ピタパ、スイカを持ち歩く私には、この利用範囲が何やら「近畿」都市圏の南限を示し、海南はそこからはずされているようで、いささかコンプレックスを感じていた。JR職員に聞いたことがあるが、やっぱり乗降者数でしょう、ということで、せめて海南までにしましょうよと言っているんだけど。

迂闊に天王寺でICカードで入場して、和歌山駅での連絡が妙に良くて一旦外へ出る時間がないと、黒江や海南で降りるときちょっと面倒なことになる。入場信号を取り消して、全区間現金ではらわないといけない。乗るときもたいてい和歌山駅までの190円だか230円だかを現金で買って、出るとき乗り越し精算機でICカードを入れるとなると、近距離交通費はICカードで付け漏れなしをめざしているので、スマートさに欠けるし、時間ロス、経費記帳の手間等、田舎暮らしのハンデを感じさせてくれる。

ちょっと考えると和歌山のひとつ南の宮前が無人でネックのように思えたが、南海なんかけっこう小さい駅でも使えるようにしてるから、何とかなるんじゃないか。黒江なんか学生が多いからみんなICカードやお財布携帯ですぐなじむと思うけどな。

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