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2009年8月29日 (土)

五百万石(富山県砺波市)の刈り取り前の産地訪問

今年も砺波の生産農家グループを訪問してきた。五百万石は来週、9月初旬刈り取りにかかる。散居村の風情がわかるように写真を撮ったつもりだが。

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山田錦にしても去年より10日ほど遅れている。今は7割方穂が出たところで、刈り取りは10月下旬、もしかしたら11月に入るか。台風が来ないことを祈ろう。山田錦は平年なら盆過ぎに穂が出る。そして10月中旬、20日までには刈り取れるのだが、今年は夏が低温だ。

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こういう時は、胴割れは少ないということはあるらしい。

天候不順、日照不足でどの品種も1週間から10日遅いのだと言う。7月の作況で全国平均96という発表が出ているが、酒米はメッシュが大きいから、それより3ポイントほど悪いのではないか、とのことだ。今後の天候でもっと悪くなるかもしれない。

米屋に農家に酒屋が圃場でわいわい収量予測をやる。1坪当たりの株数45×分けつ数(1株が何本の茎に分かれているか)30×着粒数(1本の茎に何粒実が成っているか)100×登熟歩合(実がどのくらいちゃんと熟しているか)80%×300坪×1粒当たり重量(品種の千粒重21g÷1000≒0.021)≒680㎏=11.3俵/反。と査定する。んなわけないやろ、とかで田の縁もあり、分けつ数は日当たりと風通しの良い田の縁の部分では大きくなるから全体平均は株数も含めて落ちる。43×25×90×78%×300×0.021≒475㎏(7.92俵/反)とか、堅めに査定もできる。

コシヒカリ、つくばSD1号、てんたかく、富の香りの試験田とか何カ所もの圃場を見て廻った。だいぶ品種毎で田の顔が違うのに気がつくようになった。雀の被害が出た田を共済が坪刈りして被害の査定中だった。雀も変な習性があって、一箇所へ入り込むとそこに固まって食べ荒らすらしく、被害箇所が黒くなっている。それにしても田が大きい。1米4反あるらしいが、そんな田は和歌山にはない。ここの農場はヘリコプターで農薬をまく。

横で聞いていると、少々収量が悪くとも価格は上がらないだろうとのご託宣で、1000円安くらいで21年産相場は始まっている。いかんせん在庫もあるし、需要が弱すぎる。最近弁当持参の人が増えたんだろうと聞くと、内食化すると消費は減るんだそうだ。何故かと問うと、弁当は残さないし、おかわりもしない。つまり無駄が少ないという。なるほど。

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