雄町を使った酒の利き酒会をのぞきに行く
JA全農おかやまや酒造組合とかで、「岡山県雄町・山田錦サミット」を東京で開催するというので参加してきた。実は雄町で酒を造るのは2年目でどういうものがあるのか知る必要があった。要項からだいたい想像してはいたが、雄町がどうより山形とかの酒の仕込み方、火入れ貯蔵の方法の勉強になったような気が。とは言えJA関係や農家の人と懇親会で話ができたのはよかった。
それにしても兵庫の山田錦が東京でこういう催しをしたとは聞かない。現地でサミットをやってるとかは聞くが。自分の中では岡山の人というのは頭が良いというイメージが強いが、なかなか積極性も大したものだ。全国新酒鑑評会がその役割を果たしているのかもしれないが、米にしても産地イメージの向上に取り組む必要を感じているということだった。そのうち和歌山の南高梅を使った梅酒のコンテストを和歌山の経済連が東京でやることになるのかどうか。
交配せず安政頃から栽培され続けているこの米は、あまり精米しすぎると割れやすいものの、味の乗った香りの豊かで明らかに山田錦とは違う特徴を出すので、純米吟醸あたりで重宝される品種だ。多くの品種が交配で開発されているが、ずっと変わらないというのがまた魅力だと思う。妙に背の高い稲を見つけて栽培して見たら酒米には最高だったので広まったという由来を聞くと、突然変異なんだろうか。随分ありがたい変わり種だったようだ。JA岡山東で400トン、JA岡山で540トン、JA瀬戸内で22トン、JA岡山西で2トンが年平均気温14.5℃ライン以南で栽培されているとの表示があった。JAを通さずにどれだけ作られているかは不明だが。このうち約10トンが当社に運び込まれてくる。
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