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2009年9月28日 (月)

玄米1㎏からどれだけ純米酒ができるのか

酒造シーズンが迫り製造担当者と会議を特に行った。技術、設備、米、水、でも何より気合いとチームワークだな。とはいうものの経営者の姿勢も大きいんだ。ただ、技術的内容の事はもう実際蔵に入っている者にかなうはずもなく、自ずと彼らの働く環境づくりや資材調達、設備の問題点を考える等がこちらの役目かと思う。

決まった計画表を見て彼らに宿題をだした。1升瓶がどれだけの米でできるのか、「消費者に聞かれたら答えられるようにしておいて下さい。」、と。案外さっと答えられる業界人は少ない。

酒化率という言葉があって、白米1トンからどれくらい純アルコールが得られるか、という数値で、純米酒の場合350から370Lだろう。精米後の最も乾燥した状態をベースにした場合だが、仮に360Lとしよう。白米1.5トン仕込みの特別純米クラスで、540Lの純アルコールができるから、製成は18.1%なら2983Lの原酒がでてくる。これが「ひと仕込み」の製成量だ。15.7%の度数に調整された火入れの製品ならば、2983×18.1÷15.7≒3439L、1.8L瓶で1910本となる。1500㎏÷1910≒0.7853、つまり白米785gで1本の一升酒ができるわけである。精米歩合で割って785g÷0.57≒1377gとなり、これだけの玄米から純米酒の1.8L瓶一本ができあがることになる。欠減とか、なんとかタレ歩合とかもあるが、まぁおおよその見当にはなる。1400gと答えて置いて差し支えない。

1反(1000㎡)8俵の酒米がとれたとして、60㎏×8=480㎏÷1.377≒349本、1反の田で350本ほどの純米酒の原料が採れる。1000÷350≒2.857㎡、となり1升瓶1本のための田は1.69m四方を要することになる。ちょうど自分が両手を広げた幅の正方形となる。

まぁあくまで、目安。それもそれなりの純米酒でのお話だ。

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