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2009年10月29日 (木)

リアルの街の賑わいにネットは貢献できるか

粉河までわざわざ電車を乗り継いで、降りてまた10分歩いてセンターへ向かう。今日はネット販売で和歌山のええもんを売る紀伊国屋文左衛門本舗の社長さんの報告だった。そんなにしてまで懇親会でビールを飲みたいのか?車で来てお茶で済まして帰ればいいだろうに。というわけではないが業種上の姿勢を示すためでもあるんだ。それにあんまり所要時間も車と変わらなかった。徒歩圏をちょっと広げて見れば生活が変わりそうだ。

今の田舎で元気のいい所は何らかの形でネットを使っている。地酒、みかん、家具、ダイヤモンドの指輪、ジュース、ワイン、シフォンケーキ、チーズケーキ等々、当たってるらしいと地元で県内で聞くだけでもこれくらいはあるが、ここはミカンを日本一売ってるそうな。規模ももう突き抜けつつある。パスタが何で売れなくてチーズケーキが売れるかを説明してくれたのはありがたかった。でもな、ウチはメーカーで、カゴに入れるだのカード決済だのを自社サイトなりダミー店を作ってサイトに置くと販売先が横を向くやろ。有名地酒メーカーなんてホームページをわざと作ってないところもあるけど、ちょっとそれもな。

こうして地方がシャッター通りばかりになってくると、やれストロー効果のせいだからもう道は作るなとか、大手のショッピングセンターのモールが悪いから規制しろとか、コンビニだのロードサイドのチェーン店は地元との付き合いもきちんとせず法人税は本社もある大都会へ払って地方から金を吸い取っているだの、すぐ悪玉捜しをするが、相当の部分がリアルの商店街からネットへ顧客が流出しているのではないだろうか。大手のSCだってもう楽ではない。モノが売れないとか、これからは心の時代だとか言う人もいるが、○○オークションだので新品から中古へシフトしている部分も大きいかもしれない。ネットと宅配便にリアルは喰われだしているのだ。

ネットで好調という事業所を訪問するとただの倉庫にしか見えない。事務所は活気にあふれているが。別のネット成功者のお店など外見はまったくの一般住宅という例が複数ある。してみると地方で何かネットであてたところで商店街が活気づくわけではないわけだ。せいぜい閉店せずに置いてくれるくらいか。これがネットのつらいところだなと悩んでしまった。もちろんここの本舗さんは、湯浅の伝統的な町並み保存地区にレトロな実店舗も出してくれたからそこはきちんと地元への想いに熱い方なのでいいんだけれど、うまくいったら大抵は郊外にいい家を建てるくらいだ。うまくいっても実店舗は本店だけでいいから、行って楽しいいいお店を守ってほしいなと思う。

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2009年10月27日 (火)

二酸化炭素排出を削減するなら精米は共同でするのがよいか

最近とんと地酒業界で聞かれなくなったのが自社精米へのこだわりだ。一頃は地酒で名門を目指すなら自前で蔵に精米所を持って買う米から削り方までこだわるのがステータスなり姿勢の誇示だった。今でも自社精米してるとなると、一定規模があって経営基盤があるかなとは思うが、最近はある程度規模がある方が心配されることもあるし、市場の方が委託精米でもいい酒ができればいいという受け取り方のようだ。小規模でオーナーが自分で造ってるような所の方が話しがしやすいのか何なのか受けがいい傾向にあって、共同精米でもしっかり監督したらいいという感覚になった。共同精米方式の悪口もよく聞いたが、最近は事業として受託精米に力を入れる所もあって設備が自前より格段にいいし、きちんとやるならそっちの方がいいか、という感じだ。

 今日組合で米の購入量の確認をしたが、不足米種を回してもらう条件が共同精米所の利用だった。産地から蔵まで、30㎏(紙袋)150円の運賃がかかるらしいが、これが玄米でも白米でも同じ値だという。ということは60%に削るとして、40%そぎ落としてから運んで来れば、運賃も安いし、トラックが排出するCO2も減るだろう。産地近くで糠が出た方が後も使いやすいかもしれない。白米で買うと搗き賃がかかるし、糠の売上が減るが、人件費と電気代、ロールの損耗も少しは減る。

共同精米所ではロールを毎度洗うというし、センサーを幾重にも付けていて異物混入の可能性もより低いだろう。そんなことで、ともすれば精米は委託でいいやになってくるのだが、共同精米所などない非産地の山間で契約栽培などしていると、蔵へ直接玄米を運んだ方が輸送時の発生CO2は少なくて済むだろう。農家と話もしやすいのは当然だ。蔵へ見学に来られた人に見せやすいのは精米所で、いくら入られても品質にはまず影響しないだろう。その割に蔵へ来たという実感があるという話で、啓蒙効果はあるというから、せっかくあるなら併用という感じか。一応原則自社精米の看板を掲げ続けているが。

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2009年10月26日 (月)

熊野が少し近くなりました

和歌山県は南向きにぶら下がる紀伊半島の西向き側、国道も鉄道も海沿いにへばり付いて半島の薄皮を覆う形で、実の部分はほとんど山ばかり。高速道路が少しづつ、これは技術の進歩か直線的に伸ばされてやっと田辺まで来たところ、でだ。どうも地方へ高速を作るのはもう止めようというムードが出てきて、一番最後に回されて自分の順番になったらやめるとはけしからんという、専らの地元感情ではあるが。それはともかく、高速のサブというか、海岸沿いの国道のバイパス的な山中の幹線道路があって、これも平成になってから漸くつながった感じだが、改良には力が入っている。
先週、県中部有田川町修理川から宇井苔までの国道424号バイパス部分が11日開通したと聞いていたので、新宮方面に行く用事を見つけて初乗りに出かけた。3.6㎞で約800m短縮というが、大型車と出くわすのを怖がりながら狭いカーブ連続の坂道が、トンネル2本の間を眺めのよい区間が谷沿いに走るようにころっと変わってしまった。 5分くらい短縮になるのではないかと思ったが、どうも交通量も増えている感じで相殺されてしまうようだ。それでも走りやすさは格段の差、観光バスもルートとして選ぶようになるだろう。龍神温泉の方で効果が出そうだが、早くいい話が聞きたいものだ。

Img_3593_2 自分なら海南から海南高原を越えて金屋を通り、424号で修理川、白馬トンネル、中津と進むが、普通は有田インターまで高速、ここから山中へ分け入る。これで高速を使わずこっちを走る人が増えるような気もするし、またどうせ高速料金が安くなるんだから、そのまま高速で行く人がほとんどかもしれない。今まででも本宮、新宮方面まで行くのに高速で田辺まで回っても時間は大して変わらなかった。

これから紀伊半島へ観光を計画される方は、渋滞、高速料金、走りやすさ、景観等でルートを決めていただくことになる。

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2009年10月23日 (金)

結果が出るまで実はわからない、これは怠慢か

002 さんざん田甫を廻って今年の収穫予想を習ったわりには、米屋も含めて読み切れない結果が出た。福井県の五百万石に限り、推定3~4割収穫が少なかったのだ。福井だけ飛び抜けて悪かったらしいが何がどうとこちらにはわからない事情なんだろう。1000俵以上買うつもりでいて、1台180俵注文をいれたところで、今年はこれで終わりです。?そりゃないやろ。甘かったのは富山の圃場を見て、今年は反に半俵落ち程度と読んで、五百万石はこんなもんだろうと片付けたことだ。同じ北陸でそんな違いって出るの。?自然相手の部分あるからねぇ。

でバタバタして、穴のあいた部分は新潟と石川の五百万石、福井の交渉追加分、雄町への振替、で今年の割り振りを固めることができた。

夏に天候が悪く雨が多かいと早生品種でダメージが多かったのは各県同じだが、登熟時期の微妙な産地間の差が被害に反映したようだ。これはいい勉強になったと考える次第だ。

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2009年10月22日 (木)

高野山から山中を廻る

南海電鉄の高野山ケーブル駅で人を待つ。駅の手前から見渡すと高野口から橋本方面がきれいに見える。だいぶ空気も冷え澄んできた。1021003

駅で見ていると難波まで1230円。特別料金を入れても1990円。随分安い感じがする。1時間に2本程度だが、1時間半くらいであるから、案外大阪との距離感はないのかもしれない。海岸沿いの海南から天王寺も1280円、特急に乗ると指定席なら2730円で、高野山の方が便利なくらいだ。

このケーブル駅から高野の中心部へはバス専用道路が設けられていて、一般車両は大きく大門まで廻っていくことになる。バス路線は山内だけでなく、高野龍神スカイラインの護摩壇山や野迫川村、矢立方面まで伸びている。弘法大師が開山され世界遺産の宗教都市となった。海外からの観光客、修学旅行生、団体の参拝と、観光と言ってしまうとやや難ありだが特殊な地位を占めるエリアだ。

こちらはさらに裏高野の山を見ようということで、軽の四輪駆動で山中に分け入る。紅葉も始まっていて杉檜と広葉樹の区別がつきやすい。さてこういう機会が持てる立場をどう使うかだ。

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2009年10月17日 (土)

契約栽培米の収穫量が決まる(美山錦)

美山錦の検査が済んだようだ。県内2箇所のJAから契約栽培米の確定数量の連絡がそろった。有田川町で2250㎏、日高川町で2977㎏、すべて3等以上に入った。一方は既に蔵に着いた。あとは運び込まれるのを待つばかりだ。山田錦はまだだ。

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2009年10月15日 (木)

農協直販所対スーパー

清水の田を見てまた山を越えて帰る。ここは日本一の山椒の里。あらぎ島の直販所を通り過ぎるがさっきの農家の話と思い出す。

JAが農家の生産物の委託販売の場を提供してマネジメントする直販所は紀北のめっけもん市場が最初に当て、その後全国各地に雨後の筍のように○○市場が出現した。確かに早かったが、ある人に言わせれば今でも日本一の売上げだそうだ。で、泉南は泉佐野市にも出来たそうだが、これも好調で10位だという。それはそうだ、気分転換で大阪南部から紀ノ川市まで買い出しに来る消費者が多かったのだから、日根野にできれば、その足を止められる。海南、有田にも出来たから、紀中、紀南からめっけもんへ行く人も減った?。結局分散するわな。聞くと日根野はイオンのショッピンセンターと線路を挟んで反対どおしで、影響が大きいらしい。となると直販所対スーパーか?。JAもいろいろ言われ書かれで収益機会があればやるだろう。資材では、コメリとかが取りにくるし。農家の一人はスーパーにまで売り込みに行かれるそうだ。そういう商売気のある農家が増えるのはきっと必要なことなんだろうが、JAにすればやりにくかろう。スーパーは店を過剰な密度まで作りすぎるし、ショッピングセンターどおしもそんな距離しか空いてなくて成り立つのかというほど多くなりすぎた。ドラッグストアにコンビニ、今度は直販所か。ネット販売だってあるんだ。何やら過剰になるのが宿命みたいだ。
 プレイヤー過剰になって久しい業界の者が他人事のような感想など持つのはおかしいが、直販所へ旬の野菜を買いにいくのを楽しみにする人は益々増えるし、どこの市場へ行こうか迷うことになる。

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2009年10月14日 (水)

山田錦の台風18号の被害を見る(和歌山県・有田川町清水地区)

10月7日夜から8日にかけて台風18号が日本に上陸。大型との情報が前からあって被害が心配された。栽培地から見るとやや東へ逸れたが、稲刈り前の確認もあって圃場を見に行く。

和歌山県の有田郡有田川町は吉備町、金屋町、清水町の3町が合併した有田川中流域の中山間地域であるが、旧清水町は東端で最も山に分け入った部分だ。海南から見ると、東南方で生石が峰(標高870m)の裏側で、標高600mくらいの峠(札立峠)を越えていかねばならない。特に北斜面は整備が遅れていて対向車に注意しなければならない。それでも1時間強で、栽培地の久野原地区に着く。ここは標高300m程度の河岸段丘で、美山錦などはとうに刈り取りしていたが、山田錦が2圃場稲刈り前だった。

005002 一方の田は風の通り道で、結構倒されていたが、これでも被害は反に0.5俵くらいだろうという査定である。登熟期間(25日から30日)の終わりの方に台風が来たからこれくらいで済んだとのことで、前半に台風に合ったならば、半作以下になってしまうだろう。それでも倒れると熟しにくくなって青米が多くなって田の色が薄く見える。
穂先から枯れてくるが、穂の付け根から2割くらいまでくると刈り時となる。今週末稲刈りだろう。

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もう一つの田は被害もなく、きれいに熟してきている。最近は薄蒔きが一般化しており、坪45~50株植が標準で、ここはまぁ50株くらいか。おかげで平均30くらいは分けつしている。背丈はやや山田錦にしては低めながら、何とか仕上がりそうだ。1.5ヘクタールで4人がこの地区で山田錦に挑戦してくれている。さてどれくらい運ばれてくるだろうか。

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2009年10月12日 (月)

伊豆下田、石廊崎を徘徊する

秋の遠足につきあうことになって、南伊豆まで足を伸ばした。朝8時前に海南駅を出発して、午後2時過ぎには伊豆急下田に立っていた。それにしても新幹線のEX-ICはすばらしいシステムだ。都合5センチ角程度の紙切れ1枚で済む。この先25%CO2削減しろと言われてどうやるんだろう。

本州の南側に突き出た半島としては紀伊半島の幅を4分の1程度に圧縮した相似形のような伊豆半島。その先端付近となると、紀伊半島の串本に下田は相当するが、雰囲気は勝浦、新宮あたりに似ている。Img_3349_2結構背後の山が急な岩山でこれも新宮っぽいが、粘りけのあるマグマが太古噴き上げたんだろうか。

あてにしているのが東京とあって当地の方が賑わっているようだ。重要な港はわかるが、幕末のペリー来港、開港からハリスや唐人お吉と観光資源も多い。なまこ壁がきれいな民家も残っていて、観光と漁業の静かな街という感じかな。ペリー艦隊が停泊した入江を見下ろす露天風呂に入る。

何せ自分が一番若く、それもけっこう年が離れて、の一行だ。石廊崎では燈台まで15分ばかり歩くが半分が麓で休憩している。遊覧船も乗ったが、さっき半島最南端に立って海原を見渡した岬を今度は海から仰ぐこともできた。断崖絶壁に張り付いた石室神社は存在そのもので霊験を感じさせる畏怖の対象だが、昔の千石舟の帆柱で社殿が建てられていて、何でそうなったかが伝説の材料となっている(省略)。Img_3401_2

Img_3413彼らは、たぶん資料館系になると読むのもいやなんだろうか、最後は水族館見物と相成る。いいんですよ。水族館の海獣芸は白浜のアドヴェンチャーワールドの方がはるかに迫力があるが、こちらは触れ合い重視で、ウミガメにも触れるほど近づける。ここは前日夕方散歩して登っていた下田公園の裏側にあたる。港口を押さえる岬で、北条氏の海賊城だった。下田城(鵜嶋城)として説明板があった。天正18年(1590)の豊臣方の攻撃に50日間抗戦して降伏している。

帰りは熱海で別れて一人西帰する。どう見ても新幹線からの連絡性が紀伊半島は悪い。今更新幹線を呼び込む時代ではないから、ダイヤ遅れを減らしたり1分づつでも所要時間を縮める投資を求めていくしかないだろう。

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2009年10月 6日 (火)

今年の酒造りも始まりました

4日の日曜、大安ということもあって杜氏と蔵人合わせて4人がやってきた。地元側は新人も入れて4人、0.5人増という感じ。精米のアルバイトが続かないことが多いのと、瓶詰め繁忙期には瓶場を手伝って売り漏れを減らすという条件で、ちょっと強気に出た。少し設備も入れ替えている。その日の夜帰ったため挨拶は月曜になった。最初の仕事は朝から井戸掃除。3本井戸があるうち2本しか使わないが、3本とも掃除をして水質を検査する。2、30mしか離れていないのに、微妙に成分が違うから不思議だ。蔵じゅうの消毒と続く。

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2009年10月 5日 (月)

神様みたいなお客様もいました

週末ある居酒屋で消費者と語り合える場を設けていただいた。こういうイベントをやるくらいの店ではどうしても特殊商品を全国の蔵から集めて次々と変えていくことになる。店にとって差別化になるからだが、それがある程度ボリュームを確保できるアイテム、要は稼げる主力品の販売につながるのかどうか。オーナーさんはいい人だが、本心で清酒の主な需要先は料飲店市場「外飲み」だと思っておられる。また特別なアイテムで好評となれば、通常品の宣伝になるはずだとも確信されているようだ。さて、こういうところで特殊品を飲んだ消費者が、同じものを買いたいと希望がでてきたら厳密には同じものは数量のこともあってまず不可能になる。販売店間での公平の問題もあってこっそりどの蔵もやるようになる。そんな不安を持ちながらも話を聞いて廻ると、こういうイベントは当然たまにしか来ませんが、普段は家で御社の主力品を飲んでますというお客様に遭遇した。こういう人は神様だな。

多くの蔵が限定した先にしか対応できないものに入りこんでいくと、ハイエンドな部分は多数の小規模蔵に分散、分担されることになる。そんな状態をある専門店の店主は今の地酒市場はいい状態になったと表現されている。大手や量産メーカーに対しての優位を表してもいるが、実際そういう小規模蔵がその部分で経営できているのかを観察していると怪しすぎるし、高級カテゴリーのデフレを促進している。もしかしたら清酒全体の需要をも内側へ爆縮(インプロード)してるんじゃないかとこの前から気になっている。少なくとも評判とか見栄の張り合いにだけはならないようにしたいと思っている。

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2009年10月 3日 (土)

鉄パイプは横から棒を突っ込んで作る

商工会議所が製造業部会の活性化を図るという趣旨で工場見学を企画してくれた。めったに行けないだろうということで、住友金属の和歌山工場と段ボール工場を見学した。20人規模の蔵にとって、社員で2500、関連会社までいれると1万2000人が働く工場を見ても何が参考になるとも思えなかったが、どの業種にしても環境対策と経費節減は最高課題になっているようだった。

最新の高炉を眺め、製鋼工場と製管工場を見学させていただく。ノウハウとよく言うが、それはものすごく長い歴史の中で技術と巨大資本を投入し続けた上に成り立っているようで、町工場のそれではない。製鋼工場、ここは地獄の一丁目で、コントロールルームの中にしか人はいられない感じだ。粉塵、臭気、騒音、振動、暗い中での不気味な光と何でもそろっている。分塊圧延した丸棒状の鋼塊(ビレット)を製管工場に移し、横から砲弾が先についたような棒を突っ込んで鉄パイプを作るという工程は、どう考えてもそう簡単にできあがったようには見えなかった。赤熱しているから軟らかいんだろうが、ほとんど抵抗もなく芯棒を突っ込まれていくのが信じられない。重力の影響やムラができないのか気になった。海南工場を合わせると470万㎡、固定資産税は土地だけでも膨大。家族まで入れれば数万人がそれで生活している。何のかんの言っても和歌山経済はこの工場に依存している。

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2009年10月 2日 (金)

日本酒の日(10月1日)記念イベント ぐっと飲ろう紀州の地酒

和歌山県酒造組合連合会が、日本酒の日(10月1日)記念イベント「ぐっと飲ろう紀州の地酒」を開催した。場所はJR和歌山駅正面すぐにあるホテルグランヴィアで、一般参加イベントを開催するのは去年からで2回目となる。大昔は知らないが。

平日にも係わらず、思いの外、230名以上の参加者があり、だいぶお得な企画だと知れてきたのかもしれない。第1部セミナーの講師は昨年に続き、ソムリエ、日本酒スタイリストの木村克己先生。今年は燗酒のいろいろな楽しみ方、日本酒の生活の中でのちょっとした利用など一般の方にもわかりやすく役立つお話だった。 Dscf15362

第2部の試飲会というのは、立食ではあるが、「香り系」「味わい系」「こだわりコーナー」「燗酒」と4コーナーに10社の協賛蔵が出品して利き酒会である。メーカー別のブースにして妙な張り合いがないようにという配慮で、各酒造会社の社員が混じり合って分担するようにした。

加えて、上撰クラスの組合員全社出品可のコーナーも設けたが、案外ここに来てききくらべをする人が多かった。

何にしてもこういうイベントができるようになっただけでも大きな進歩だ。大産地のように都会でイベントができるようになっても、地元の企画は必須で、なくなることはない。まず継続、定着からだ。Dscf1572

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