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2009年10月27日 (火)

二酸化炭素排出を削減するなら精米は共同でするのがよいか

最近とんと地酒業界で聞かれなくなったのが自社精米へのこだわりだ。一頃は地酒で名門を目指すなら自前で蔵に精米所を持って買う米から削り方までこだわるのがステータスなり姿勢の誇示だった。今でも自社精米してるとなると、一定規模があって経営基盤があるかなとは思うが、最近はある程度規模がある方が心配されることもあるし、市場の方が委託精米でもいい酒ができればいいという受け取り方のようだ。小規模でオーナーが自分で造ってるような所の方が話しがしやすいのか何なのか受けがいい傾向にあって、共同精米でもしっかり監督したらいいという感覚になった。共同精米方式の悪口もよく聞いたが、最近は事業として受託精米に力を入れる所もあって設備が自前より格段にいいし、きちんとやるならそっちの方がいいか、という感じだ。

 今日組合で米の購入量の確認をしたが、不足米種を回してもらう条件が共同精米所の利用だった。産地から蔵まで、30㎏(紙袋)150円の運賃がかかるらしいが、これが玄米でも白米でも同じ値だという。ということは60%に削るとして、40%そぎ落としてから運んで来れば、運賃も安いし、トラックが排出するCO2も減るだろう。産地近くで糠が出た方が後も使いやすいかもしれない。白米で買うと搗き賃がかかるし、糠の売上が減るが、人件費と電気代、ロールの損耗も少しは減る。

共同精米所ではロールを毎度洗うというし、センサーを幾重にも付けていて異物混入の可能性もより低いだろう。そんなことで、ともすれば精米は委託でいいやになってくるのだが、共同精米所などない非産地の山間で契約栽培などしていると、蔵へ直接玄米を運んだ方が輸送時の発生CO2は少なくて済むだろう。農家と話もしやすいのは当然だ。蔵へ見学に来られた人に見せやすいのは精米所で、いくら入られても品質にはまず影響しないだろう。その割に蔵へ来たという実感があるという話で、啓蒙効果はあるというから、せっかくあるなら併用という感じか。一応原則自社精米の看板を掲げ続けているが。

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