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2010年1月31日 (日)

酒蔵を案内して現代の食生活を思う

大吟醸の仕込みのシーズンで、蔵に入るには気をつかう時期です。蔵元くらいしか来訪者の応対もできません。チーズ協会の方がワイン関係のお仕事の方が和歌山へ旅行に来られたので、いっしょに蔵を訪ねてくれました。時節柄使い捨てのヘッドカバーとオーバーシューズを付けていただきます。これはナイスな装備で、最近はこれを装着してから、手を洗って蔵に入っていただきます。

チーズさんの行事を紹介すると、利きチーズみたいなものもあるそうで、これはワインに凝ると派生する分野らしく、「チーズの旬を知ろう」というイベントの案内をいただきました。

「SCAN0253_000.pdf」をダウンロード

東京の方はワインスクールか。

皆さん日本酒には理解があり、純米酒が好きだということです。で、クエを食べに串本までいらっしゃる。うらやましいなぁ。

それにしても、食生活が洋風をベースに多様化していて、ワインやチーズといった洋のフィールドで食文化の活動をされている方が、場面場面で日本酒を挟み込むような形で接点をもっているのが現代なんだなと感じました。清酒に関心を持って下さる方は他の酒類・食品にも関心が高いのです。文化的関心の中でもシェアがあるということです。

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それで林業が再生するのか

林業関係の講演会を聴きに行った。その時の講師というのが「日本に健全な森をつくり直す委員会」のメンバーで養老孟司先生を委員長にかついでいる。民主党の政策決定に影響力ありと自負され、話の大筋と方向は理解できたが、それが実行されるのか、またその動きが広がるのかどうか。

つまり、充分日本の木は育ってきたから、作業道をどんどん造って、皆伐を止めて間伐をどんどんやって、所有者の施業地の取りまとめもすすめて広域で出材量を揃えようということらしい。もちろん製材、乾燥、合板・集成材工場の大型化効率化も当然必要だという。モデル地区を作るとか、路網整備と施業集約化は結構だけど、ヨーロッパの大型機械導入というのはどうなんだろう。

それよりも「森林・林業再生プラン」とか「林業再生最後の挑戦」とか、みんな再生という語を使っているんだけど、これは暗黙のうちに一回死んだと認めている言い方で、死んでしまって最後の挑戦とは矛盾していないかと読んだときから思っている。

会場では、素材業者さんが最近はただのような値で買えるとおっしゃていた。立木も入れて。市場で価格が成立しないとき、株で言えば気配値だけで値を下げていくという状態のときがある。上場などしていない土地だと個別性が強いからだいたいどれもそういう状態なのだが、1件取引がまとまると、それがシグナルになって「相場」ができる。それも周りに知られるのに時間がかかったり、特別な事情で影響を与えなかったり、知られなかったりで、「事情」に影響され、非常に不確定で情報の非対称性も強い。ましなのは大規模分譲住宅地やマンション、というところだが、今の地方の宅地などまさに気配値で切り下げているところだ。

さらに別格、最もキツイ状態にあるのが、山林、それも宅地等に転用される可能性皆無の純山林だ。まさに気配値で、どうせ山なんか無価値だという所までとうとう来た。一度業界ごと破綻した、という現状認識をまず共有しないといかんのじゃないかと思った。素材生産業者が採算の合う値で山林を買うのは合理的だが、捨て値が一回できるとそれが相場になる。捨て値がなぜ出てくるかというと、既存の債務の償還要求が厳しいか、実勢に比べて高すぎる資産評価で不当過重な納税に迫られたからで、こういう金融面からの見直しが必要と思われる。宅地なら競売で売れるが、山で一斉に処理することもかなうまい。需要がないところに処理圧力をかけても無理だし、まして皆で換金に走れば、洪水や国土荒廃を引き起こす。

環境への貢献、債権者の責任分担という言い訳はモラルハザードを招くと言うなら、投げ売りに出ないような猶予措置と引き替えに、新しい政策とやらの集団施業に協力させるというあたりが、いいと思ったが。林地や立木の評価の見直も、専門家の立場からも求めていくことになる。

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2010年1月27日 (水)

南紀白浜温泉の名所

前からあったから新名所とは言えないだろうけど、挨拶回りと担当者の引き合わせで、久しぶりに田辺方面、白浜温泉まで行きました。「とれとれ市場」というのは、南紀堅田漁協が経営する一大みやげものセンターというよりも総合観光センターに近く、駐車場が広大で、田辺市と白浜温泉を結ぶ幹線県道沿い、温泉への入口を扼するという立地もあって、バスなら必ず寄る先のように言われています。最近また敷地の広さを活かして、裏の丘の上に温泉を作り、県道向かいにコテージ群も建設、さらに回転寿司まで建設中となって、「圧倒的じゃないか」というムードになっていました。

地酒コーナーもきちんとした店づくりになっていて、みやげもの屋という感じではありません。観光地のこういう核店舗も珍しいな、と全国を風来する私には感じられます。北陸や草津でもあるのはあるが、ちょっと性格が違う気がします。あまり言及できませんが、常に拡充していくのも大変だなと感心して帰りました。

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2010年1月25日 (月)

電機・電気関係のOBは酒造業界に入って来られることが多い?

申し訳ないながら会社勤めは続けられなかった。これについてはともかく、勤め終えた先輩方には深い敬意を払いたい。以降、蔵元をやって酒業界渡世の中で、同好会の幹事やらでどうも電気関係のOBさん達とお会いすることが多いと思うんだが何か関係があるんだろうか。週末、梅田のリッツカールトン・ホテルで酒とは無関係な業界の懇親会の鏡開きは知ってる蔵のものだった。日曜、またキタの新地で酒の利き酒会に出向き、お会いした方と話してみると、退職後そこの蔵で製造を手伝ったということで、まだカメラに残していた画像をお見せして盛り上がった。

Img_0413 氏によればまったく関係ない分野をやってみたかったということだった。数字と論理で緊張した仕事だったろうから、ファジーな感覚的な面もある世界に興味をもたれたのかもしれない。緊張をほぐすためアフターで酒を嗜まれる人も多いのかもしれない。自分が見るところでは、けっこう理屈の積み上げの部分もあるから、そう適当で感覚的なばかりではないが、いわゆる企業の世界から見れば、前近代的なこと甚だしいから、そう見られてもしかたがないだろう。とは言え、ネット販売などで見ると、けっこうスペックやデータである程度語られ選ばれる部分もあって、案外ネットで売られている。米の品種と精米歩合だけで酒の味がわかれば苦労はないが、酸度とか日本酒度とか、けっこう数値で表現されている。もしかしたらワインよりも数字を多用しているようだ。おかげでややオタクな世界とも相性良く、一般でシェアを落としているにもかかわらず、ちょっとオタクな若いファンも多数お目にかかれるようになっている。ネットで味や香りが伝わるわけもないが、数字の裏にある部分も読み込もうという熱烈なファンが、真剣に取り組むようになった地酒専門店からネットで買うようになってきている。けっこうITやハイテクな分野と相性がいいのかもしれない。

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2010年1月24日 (日)

超軟水到着する

試しに軟水を紀伊の山中深く源流からタンク1車取り寄せてみた。届けに来た人と話してみたかったが、11時に来られると聞いてその頃見に行ったら、「10時頃お年寄り一人で来られてもうタンクに入れて帰られました。」とさ。さすがに水だと容量を正確にはかるでもないから手間もかからなかったんだろう。事前に成分検査はしている。自社の蔵井戸と比較してみると違いは歴然、リン酸は30数分の1、カリウム15分の1、クロール4分の1近く、全硬度CaO mg/dl 1.7は6.7の、これも4分の1近い。吟醸で試すが、さて。

出て行くと圧搾機の状況をメーカーが見に来てくれている。ストレーサーといってもろみ中のゴミや石が取れるという機械というか器具も設置しているが、効果も確かめる。カバーの抗菌処理でカビは生えにくくなったとか何とかで、細かい所で技術改良は続いているわけだ。いい方に利用したい。

今日も利き酒会にでかけねばならない。やはり蔵内のことは専任者にまかせざるを得ないし、その規模くらいはほしいと思った。

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2010年1月21日 (木)

1種類1個入れても一かごできます

Img_04092 みかん類の季節です。産直市場をのぞきに行って試しにいろいろ買い込みました。家にあったのも合わせて、1種類1個ずつ籠に入れてみると充分見栄えのする香り付きの室内装飾になりました。ゆず、不知火、デコポン、清見柑、八朔、ポンカン、温州みかん。キンカン。

 きっかけは、売場のデコポンのポップです。不知火とデコポンは同種ですが、糖度13度以上、酸度1%未満のものはデコポンと表示していいとあります。比べて見ようと2種類買ったのですが、ついで買いで鞄いっぱいになりました。かじるとたしかにデコポンの方が味がきれいで少し甘かった。

産直市場にはあまりお酒は売っていませんが、こんどは地酒コーナーを作るんだと言って、取引の打診に来られた所があり、お店を見学に寄ってみたのです。香りもいいし、見ていてもちょっと和みます。

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JAへ行く。やっぱり農業にはなかなか手を出せない。

朝から橋本へ往復した帰り道、JAに寄ってみることにした。昨日の加工業者との話から柑橘に頭が引っかかっていたから。営農課は親切だった。果実がリキュール用に行くかもしれないから。ゆずの木1本で3から4カゴ(18㎏ほど入るか)採れる。苗を植えてけっこう早く収穫できる。ただし何年目からは聞けなかった。1反当たり木の大きさにもよるが1トンから1.5トンくらい採れそうだ。木の大きさや年にもよるけど。海南、海草地方で40から50トン採れてるそうだが、減る傾向。高齢化のため。もともと山間地では、みかんの品質が劣る(そういう所へみかんを植えると酸味が強くなってしまう)ので、酸がでてもいい柚等へシフトしたようだ。みかんと同じように表年、裏年があるが、近年その収量差が極端になってきている。これは高齢化により、摘花作業が充分にできないためらしい。みかんと柚等表年裏年は一致するのか?というと、これは同種でも一致しないらしい。ということは気候だけが原因ではないようだ。豊作になりそうだと花を間引いて摘んでしまう。また摘花剤もあって人工的にコントロールもできるようだ。地域によって作業時期は違うが、この地区でも11月には収穫してしまう。12月になると果汁の出が悪くなるそうだ。やはり作業はトゲのためキツイので、皮の手袋を使う。摘花の時、トゲ切りをしておくこともある。農薬も木を保護する程度に必要だが、最近は果汁用にすることを最初から目的とする者も多いのでそういう場合は、農薬はあまりやらない。専門の圧搾業者、冷凍倉庫へ出荷して我々加工業者(生協や酒屋)はそこから買うことが多い。などなど。柑橘を語らせるとさすがに和歌山は熱いし、関連業者も多様なようだ。栽培指針もいただいて来た。裏山に何本か植えようか、苗も売ってあげるというし。とは言えポスターみたいな指針を読むと、ほとんど農薬のことばかりで、マスクに防除衣、中毒情報センターのことなど読むと、急に冷めて来るのだった。自家用で無農薬ならいい程度か。4ヘクタールくらいは高野山へ向かう谷筋に畑があるということだ。

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2010年1月19日 (火)

柑橘類の相場を聞いて

紀南の話を聞く機会があった。横では新潟の五百万石の入荷。2トンのトラックに、フレコン、1袋900㎏のが2個。福井の不作分を埋め合わせるため買い付けてもらった。30俵ということだが、フォークリフトも当社のではこれがぎりぎりのようだ。ちょっとつり上げてパレットの上に載せ替えてから、また倉庫へ運んでいく。紙袋30枚が化学繊維の袋1つに取って代わられる。何回も使えば資源の節約になるかと思ったが、聞いて見るとほとんど使い捨てみたいで、くれるんだったら糠用に使うという程度。紙袋を1枚ずつ開けて石抜きに流し込む手間が省けるくらいが蔵の省力化らしい。紙タイ分安くなるが、フレコンもただではないし、糠を入れる袋がなくなるから、紙袋を買わないといけなくもなる。そんなにコスト減にはならない。

平成21年は随分ゆずが豊作だったらしい。1㎏の実から200g程度の果汁が採れるそうだ。1本の木から何㎏実が採れるのか聞くのを忘れた。ゆずは実が付くとしだいに皮が厚くなってくる。果汁量を優先するのか、汁が渋くえぐみがあるから、タイミングの判断がいるそうだ。皮に香り成分も詰まっている。11月初旬実が付く、11月末には果汁量がピークになるが、月央から月末に収穫するらしい。皮を砂糖づけにしてブランデーケーキにしたり、すった皮でゆず羊羹にしたりもできる。ゆず酢、ポン酢、酒。冷凍して置いておくものもある。置いておくとまろやかになるが、当然薫りのフレッシュ感は変化するようだ。

家の裏山にもゆずの木があったはずだ。もう枯れているかもしれないが、トゲがたくさん付いていたのは知っている。農家はおかげで収穫がキツイそうだ。

みかんもそうだが、豊作と不作が交互することが多い。買い込む業者もいるようだが。

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2010年1月17日 (日)

西の東照宮へお参りする

建築士さんのご自宅を拝見してお家の勉強をするという日曜だったのですが、早く着いたので近所の紀州東照宮へ参拝してきました。森の中の急な階段の上に極彩色の楼門がが輝いているので、下から見上げた瞬間から、気分が引き締まります。本殿と拝殿は左甚五郎の彫刻と狩野探幽らの障壁画で飾られているので、鞘のように周囲を雨除け回廊を巡らせています。

和歌山市へお客さんが来られるとご案内する先に悩むのですが、建築や美術に関心がある人なら、ここの東照宮さんが間違いないでしょう。Img_0388

その後うかがった建築士さんは、環境にご関心の高い方ですがデザインから入られたようです。特に感心したのは窓の効果とか、間取の考え方等が、周囲の環境との調和、暮らしやすさ、安全、エネルギーその他多面的に考えてらっしゃることでした。自分にそういう視点がなさすぎただけかもしれませんが、今日は建物の勉強をした一日でした。

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2010年1月16日 (土)

地酒には2通りある。教えないけどな。

Img_0350 朝から世話になっている団体のサイトをレベルアップしようという検討会に出て、事務局で編集、更新しやすいように会員のそういう関係の業者さんに企画をだしてもらおうと、コントリービュートだ、ドリームウィーバーだ、どこのサイトみたいなのがいいとか、ここの業者の作品がどうとか、3人で画面を見ながら話をしました。光ファイバーが普及したので便利になったななどと、年寄りくさい感想を持って帰ると、子供が「総統の夢」で遊んでいます。何のゲームかと自分でもやり出すと、ネットサーフィンしながらゲームをしてもらって、トップレベルドメイン「.jp」の宣伝になるという仕組みです。子供はフロッグマンの鷹の爪団のキャラクターをたくさん見たいという動機ですが親父はキャラクターの一言を集めようとしました。でてきた団員キャラがしゃべるんですが、バラバラで脈絡がないところがおもしろいんでしょうね。せっかくですから全国の酒造会社のサイトをサーフィンしながら怪人を呼び出していきます。空欄にドメインを入れると、総統がキャラ団員を呼び出します。「.com」のアドレスを入れると吉田君が「どうなったって知りませんよ。」と突っ込んでくれます。たしかに大きい会社ほど、「co.jp」が多いですね。鷹の爪団の団員は55人いるようです。そのうち44人まで行きましたが、同じキャラが出てなかなか新しい団員に当たりません。何故か岡村和夫という普通の人名のキャラが「株には2通りある。教えないけどな。」というのが出てきます。若手の証券会社員の設定か。もじってタイトルのとおり。

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2010年1月13日 (水)

1月に入ると

1月に入ると忙しい年末が終わったということで、販売店やそのまた納入先の飲食店の方が蔵を訪問してくれることが多くなります。仕込みの最盛期にも入ってくるから関心のある人にとっても行きたい時期なのかもしれません。製造チームにとって集中しなければいけない時期になるから見学お断りになる蔵も多くなるんですが。さてどっちがいいだろう。ここの場合は、社長ができるだけその対応を引き受けるということで。

今日は県外から飲食店の方がお客さんと年1回見学会をやるからと、下見に来ていただきました。話せばだいたいわかってくれるので、品質管理と業務集中期なのでお見せできる範囲はこの辺までですとかはっきりしておきます。

Img_03482 少し日本酒にお客さんの目が戻ってきていますという感じらしい。同感ですね。

どちらかというと洋酒系の多店舗店のようですが、店に近い蔵から順番に年に1蔵づつ廻っています。何とりっぱなご方針でしょう。妙なこだわりとは一線を画してられます。

当社製品を使ってくれていようがいまいが、どちらから入っていようが私の場合は、あんまり気にしません。事前にアポをとってきちんとしていただければ。お役に立ってこその自分や蔵です。

そう言いながら、

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2010年1月 8日 (金)

龍神村へ分け入る

平成の大合併で和歌山県は50の市町村が30に併せられた。数だけはわかりやすい。一番広域にまとまったのが田辺市で、旧田辺市に加えて中辺路町、本宮町、大塔村、そして龍神村が加わった。龍神村は合併しても、田辺市龍神村と、地域の呼称に村の一字を残したが、これは誇りを守ったということか。何しろ広い。蔵からは東南方向の紀伊山地のまさに中央に広がる、山村と言えば山村だが、何か独自の存在感がある県の要みたいな所だ。

ふと秋に訪れていただいた村の方達への対応の遅れが気になり、昼前に電話を入れて三時の約束で出かける。

阪和自動車道の有田インターから国道424方面への道付きがごく最近改良されていたようだ。白馬トンネル前の隘路の付け替えと併せて大幅に時間は短縮。急がなくても一時間あれば、村には入れる。少し手前の椿山ダムで電話をして、元の村役場まで迎えに来ていただけることになった。温泉あたりは雪があるからと。

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温泉のあるあたりは村の最奥の北東部にあり、お客は高野山からスカイラインを通って入ってくるのがメインなので、閑散期入り。第一、今日は雪でスカイラインは通行止だった。今後はこの有田側から入りやすくなる。とはいえ今日も熊野川(いやがわ)で対抗待ち合わせだし、工事は続いている。来年度の福井地区のトンネル2本開通が待たれる。

分け入っても 分け入っても は山頭火か。高い所はうっすら雪。トンネルを1本くぐるたび、雪が目に付くようになり、温泉近くになれば道の両端は雪が広がる。

観光と林業というが、今はちょっと林業は頼れない。それでも川向かいから森林組合を見れば、各種大量に丸太がきれいに並積されている。今時伐る人がいるもんだなとは思ったが、どこかで伐ったという人の話をこの前も聞いたから、また出し始めているのかもしれない。いずれにせよそう景気がいい話はない。観光は美人の湯として知られ、世界遺産登録もあって、高野山とセットで外国人にも人気。でも日帰りが増えたりで10年前に比べれば宿泊者数は三割以上減ったと聞いた。でも都会からのアイ・ターン移住者が多いところでもあるのです。やたらうまいドレッシング屋とか無農薬の何たらとか和綿とかで。

では産物は、今のところ「ゆず」と「水」?。さて、お役に立てるだろうか。いや、今年のテーマだ。あくまでポジティブにいこう。

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2010年1月 6日 (水)

ギフトの将来を占う

当然、今日は地元を廻りました。皆さんこの環境で結構がんばってらっしゃるのはさすがです。全体として、どう見ても、巣籠もり現象というのを感じてしまいます。業務関係の動きとトータルの動きが違います。通販、ネットをやっている所の一部は活況です。これもやり方しだいなのでしょうか。

法人対象のギフトというのがどんどん低調になるようですが、個人的なお歳暮は根強い、という感じです。まぁここが地方だからかもしれません。ですが、日本人が人に贈り物をするのは、バレンタインやホワイトデー、父の日、母の日だけになるとも思えません。贈るのは先様への気持ちなのでしょうか。贈る本人も、旅先でこんなもの見つけたとか、これは自分はおもしろい、またはおいしいと思うけど、どうよ、という共感を求めている部分があるのか、それはわかりません。ですが色恋と家族愛以外に贈答は成り立たないのか、といえば、それは違うんじゃないかと、思うのでした。

そんな景気話をして帰った一日でしたが、夜分、杜氏関係の人と麹の話をしたりもしました。たしかに経験と実績のある人の言葉は重いものです。はぜ込ませるのが肝心なんだが、どうして米を白く磨くのかわかってない、とか麹を手入れするのに肝心のタイミングで見に来ない、手入れをしないのでは伸びないんだとか、聞いているといつものように隔靴掻痒の想いと、どう経営が技術承継あるいはレベルアップを進めるべきか考えさせられたのでした。お金を使えば酒がうまくなるわけでは絶対ないですから。

あしたは山越えて(県外へ出て)みようか。

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2010年1月 5日 (火)

明日から営業です 松尾大社参拝の途次

営業、配送、事務は明日6日から営業です。私は4日、5日と近所で写真撮ったり官庁系を廻ったりしていました。3日に松尾大社もお詣りしました。これくらいはやっておかないと気持ちが維持できないので、毎年初必ず参拝しています。

今年は阪急電車で往復しました。梅田から桂まで特急で行って、嵐山線で松尾まで2駅です。座席の色合いが変わったなとか、昔の急行なみに特急の停車駅が増えたなとか、390円ならいくら高速代が安くなっても、電車が正解でしょうとかつぶやいておりました。お酒の神様ですが、厄除け交通安全の祈願者が圧倒的です。鳥居から拝殿まできっちりと屋台が並んでいて賑やかにお正月気分を醸し出しています。正面門の南寄りにお酒の資料館まであって、全国の蔵元の寄進したお酒の製造器具類を展示もしています。

Img_01342日、3日と 奈良と京都のそれぞれ郊外に行ったわけですが、今年も地味なスタートというわけです。電車や梅田の繁華街を歩いたのですが、通行人の様子からは経済危機的な所は感じられないまでも、買った物をさげ持つ人が非常に少ないと感じました。

電車から沿線の住宅街を眺めながら想いをめぐらしていたのですが、百貨店や商店街の売場を見て廻って帰ってからネットで買廻品を買う人がどの程度いるのかわからないけど、無視できない流れだ。そもそもアマゾンで小物も買ってしまう人も増えているんじゃないか、というより自分もそのうちのひとりだ。中古品までネットで買い出したら、GDPなんか爆縮しちゃうんじゃないか。試しに本など買ってみたけど充分と言えば充分だ。ああいう業者の本社は東京なんだろうから、利益や納税は地方から取られてしまうんじゃないか。いや国際企業なら海外へ漏れていくのか。地酒にしてもネット販売に取り組む販売業者がいかに増えていることか。今は販売業者に遠慮しているけど、それようの情報提供強化は必要だな。販売店は自分の取り扱うアイテムしか情報発信しない。それにしても、少々のことでは実店舗の商店街とかの活性化は難しいだろうけど、うちみたいな小規模製造業者に何かできることはあるんだろうか。

こういう課題意識は皆持っているんだろうけど、明るく楽しくは無理でも、前向きに行こうぜ、ということで明日からまた走り出すわけだな。

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2010年1月 3日 (日)

大和朝廷初期の都だったんだろうな

年始、桜井市の纏向遺跡を訪ねました。

Img_0105 地元情報を入手していましたから、奈良新聞の11月11日の写真の背景に合わせて写真が撮れたので、ここに違いありません。JR巻向駅の北西側すぐの所でした。

「卑弥呼の都」と大々的に取り上げられましたが当然はっきりするものでもありません。それでいいとは思うのですが、素人個人としては勝手に崇神朝頃の都だったんだろうと解釈しておきました。この纏向一帯を日本最初の都と書いた本がありましたけど、その線を今のところ信じています。はっきりはわからないけどこの時期から全国支配へ拡大していったらしい。去年は箸墓、ことしは纏向に大和神社と、しつこくこの辺りを訪れています。

2駅北の長柄にこの「日本最古の神社」があるのですが、御祭神を日本大国魂大神と申し上げますが、崇神天皇の御代に当地に移されたと説明があり、何ともその時代の中心部という感じを与えてくれます。

Img_0087戦艦大和の守護神ともされ、戦後は土木建築工事関係の神様とされているようです。ここから古代の上ツ道を歩いて纏向まで歩いたのですが、山辺の道は曲がりくねっていますが、こっちはほぼ直線です。

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2010年1月 1日 (金)

南西方向15m これは何を意味するか(あけましておめでとうございます)

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のお引き立てをいただきながら、充分ご期待にお応えできなかったかもしれませんが、至誠天に通ず、最初から全力で走ります。

さて、元旦朝、頭のO君が挨拶に家(といっても蔵に続いた区画内です)に来てくれましたが、またしぼりたてを瓶に詰めて持参してくれました。純米スペックですが、商品化していない生原酒ですから、これは儀式的なものです。しかし「けっこう元気ですから気をつけて下さい」とは気になる言葉です。どうかと思うのは瓶詰場に手動の打栓機があるから、いつ上槽したのか不明です。上槽後の時間経過で瓶内のガス圧力が上がっていきますから例によって、中庭で、底を洗って、鍋に瓶を置いて、栓を開けてみようという、新春占いとなります。専門居酒屋さんに聞くと、釘を打ち込んで何時間もかけてガスを抜くんだと聞いたことがありますが、さてそんなものでしょうか。

Img_0085 封緘のアルミ製外カバーを外して、内栓はゆっくりねじて、できたら、栓が飛ばないようにしたいと思っていたのですが、外キャップをはずしたとたん、けっこうキツイ爆発音と共に、例の噴出が始まってしまいました。

結果は1.8L瓶の3分の1が残って、鍋に回収できた分を合わせて、約50%回収という結果でした。この五合が3ヶ日の家族の飲み代ですね。2日は出かけますから。これを見て、今年も活性生は見送りです。まぁ気にしませんが。

それより垂直に立てた瓶の外カバーは西4mに落下、内キャップは西南西約15mまで飛んで落下していたことです。この意味はなんでしょう。活性生占いとでもしておきましょう。

2010(平成22)年の恵方は西微南だそうです。合ってるじゃないですか。

今年のテーマは「明るく前向き」です。蔵は交代で2,3人残っていますが、売店は4日から、営業、事務、配送は6日からです。本年もよろしくお願い申し上げます。

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