局技官の巡回指導をいただく
酒蔵というのは通常、年に1回程度、国税から、検査と指導を受けます。今日は指導の方ですから、蔵方で技術的な指導をいただくので、杜氏と経営分離のスタイルでは、社長は儀礼のための挨拶か待機用で残念ながら、具体的応答は杜氏以下にまかせるしかありません。訓練なのかセンスなのか、こちらではわからないレベルの味香を聞き分けてご意見をいただけます。正直なところ横で聞いていても理解しきれないので、吟醸蔵で杜氏達ともろみの利き酒をしていただいている間、邪魔かもしれないので、酛場で待っていました。
理解できた範囲では、今年は米が溶けても味がきれいな傾向が各蔵で見られるとのこと。普及しつつある新型の洗米機使用の蔵ではきれいすぎるくらいで、少し洗い方を考えた方がいいというような事でした。天候とかもあるが、毎年米の状態や傾向が違うところが難しい。純米・純米吟醸は順調と励ましをいただけました。
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コメント
実家のある毛見、又は黒江、海南で「黒牛」の飲める居酒屋をご紹介願えませんか。月に一度は帰省しますがそのようなお店以前からさがしていますのでよろしくお願いします。
投稿: 紀ノ川 | 2010年2月17日 (水) 15時46分
コメントありがとうございます。
実は非常に難しいご質問です。相当多くのお店で採用されているのですが、特定のお店をオープンなブログ上で蔵が書くと、推されなかったお店から不満が出る可能性があるのです。できましたら、ご希望地域をもう少し狭めてでも、蔵へメールしていただけないでしょうか。
info@kuroushi.com
でお願い申し上げます。
投稿: 不断齋 | 2010年2月17日 (水) 18時38分
ごぶさたしています。
時々ブログ拝見しています。
ここに書いてある新型の洗米機とはどのようなものですか?
御社でお使いですか?
差し支えなければ教えてください。
ますますの良酒お祈りしています。
投稿: 加藤酒造店 | 2010年2月23日 (火) 13時46分
いつぞやは大変お世話になりました。写真等御社のメールへ送るようにさせていただきます。見たところは道具レベルの大きさですが、吸い込む力で空気を混ぜた水でかき混ぜる方式のものです。山形あたりから広がっていますが、小規模の吟醸蔵を中心に普及しているようです。
この機械ではありませんが、洗米輸送から現在の洗米機に変えたら、急に酒がきれいになったという経緯もありますので、たしかに洗米の仕方というのは、大きな影響があると思います。ではまたよろしく。
投稿: 不断齋 | 2010年2月23日 (火) 17時45分