亀は甲羅干しに木に登る
自転車で、7㎞ほど離れた伊太祁曾神社社まで行きました。丘陵地を微妙なアップダウンに苦しみながら進みます。途中のクリークまで来ると、水面から出ている枯れた幹や、枝の上でたくさんの亀が甲羅干しをしています。池の岸近くは小さい者達が、細いながらしっかりした岸から離れたところには大きいのが陣取っています。水面から50センチはあるでしょう。そんな高い所まで、しかも堅いけれども細い枝を亀が登れるというのは驚きでした。きっと背中を乾かす場所にも群れの中で序列があるのでしょう。近づくとすぐドボンドボンと飛び込んでしまいますから周りをよく見ているようです。かなり早くに反応し、亀は以外と敏捷です。よく見てみると首をけっこう真上に伸ばして出していますが、上空や周囲を見張っているようです。カラスや大型の肉食鳥に捉まれば、上空まで持ち上げられ地上に叩き付けて甲羅を割って喰われるという残虐な運命が待ち構えています。それでも甲羅干しをしなければいけないのは、寄生虫のせいなのか、水中の敵もいるのか、門外漢の知るところではありません。それに大きくて重い者は鳥は掴めません。亀の中では大きいほど安全だということなのでしょう。
のどかな日曜の午後、休息はどの生物にもあるのかという亀の問いかけでした。帰ると甑倒しで一席蔵がねぎらいをもうける会合です。今日で最後の蒸し、唯一1本普通酒の留でした。その前のは純米醸造の普通酒の留で、これは来年2本にしないといけないのかな、というところですか。最後まで無事故をお願いします。
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