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2010年7月20日 (火)

フランスのワイン醸造家は日本の蔵元よりはるかに多い

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海南から山中を通って新宮へ、夜名古屋へ駆けて移動、泊。新幹線で東京へ、一泊して名古屋へ戻り、名阪国道で帰る。またエコじゃない動き方をしてしまったし結構疲れる。でも渋滞を避けるため寄り道して、桑名の七里の渡を見ることができたのはよかった。浮世絵のもとになっている景色だ。熱田の宮までまっすぐと思っていたが、目の前に広がる長島を大きく廻っていくようで、昔の日本の交通がどれだけ不便だったか思いやられた。

帰ると得意先の酒屋さんが、フランスのワイン醸造家を連れて来た。有機栽培ぶどうで小規模醸造に真面目に取り組まれている3人組で、1人は日本人女性が醸造家に嫁いでいる。フランスにはワインの醸造所は1万以上あるらしい。人口6000万の農業国フランスに1万。減り気味とは言え2倍の人口の日本で1500の蔵元しかないということは、いかに世界に冠たるワイン産地とは言え、かなり過密で、そう楽ではないと察しがつく。洋の東西を問わず、なにがしかの生き残りの領域を見つけるため、有機だ純米だとこだわったり、地球の裏側まで売りに行く必要がでてくるらしい。考えようによってはそれだけ余裕があるのか、日本人がフランスのワインを高く買っているからなのか、この接触では確かめようがなかった。

自然と活発な問答があり2時間以上は話しただろうか。それにしても日本の女性がワイン醸造家に嫁いで仲介業のような活躍をされているには驚く。おかげで通訳もしてくれるので、かなり詳しい情報交換ができた。

彼らは日本酒の製造工程の長さに感心、こちらはワインの製造法の規制の厳格さに感心した。水を畑に蒔くのも例外的に許されるそうで、もちろん果汁に水を足すのは御法度という。清酒は仕込み水が肝心なのだが。温暖化の影響はあるかと聞くと、発酵させるとアルコール分が高くなって、昔は13.5%くらいだったのがひどいのは16%にもなるのがあるそうだ。南仏のことゆえ、ことさらとも思えたが。こちらは山田錦の粒が軽く小さくなったり、精米した時割れやすくなったりしていると言い、共感が得られた。

20ヘクタールの畑を持つ人がいて家族でワイナリーを経営している。方針にもよるが普通、1ヘクタール当たり5トンのブドウが取れワインが3500㍑くらいできるというから、最大70㌔㍑か。向こうの地酒農家の製造風景を思い描くがイメージと現実が合っているかどうかわからない。

聞いている分では日本からも世界で酒を売りに行く蔵元も増えているというから同じような感じなのだが、忙しい話だと思う。自分は、ぜひ観光なり勉強なりで、行ってみたいと思った。

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