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2010年9月 3日 (金)

酒米サミットがまた増えてきたような(雄町サミット2010)

3年目の雄町サミットを見てきました。酒米としては元祖級で、約60種類あるという酒造好適米の6割がたが雄町のDNAを引き継いでいます。山田錦、五百万石、北錦などですから当社では製品のほとんど全てがその系統に属するということになります。来月は山田錦サミットも神戸でやるということだし、全農も大変だなと思ってしまいます。農業団体さんは米産地のPRにこういう酒イベントにまで予算を使うわけですが、蔵の方は自社のPRで見ていますから、産地やポジションで蔵の思惑も違うのでちょっと気になりますが、今後の発展が期待されます。酒を出品する蔵の確保が問題でしょう。

とは言え、非常に魅力のある酒米ですから、ぜひ造り手としても挑戦していきたい品種ではあります。米の味が酒に移る、しぼりたてでも早く味がのる、劣化が遅くてうまく保存すれば2,3年たってもうまく飲めるという特長があります。(酒一筋の杜氏さんのコメントによります)生酛、山廃の酒母も取りやすいとの話でした。

芯白の形が丸く大きいので、50%以上削り込むと割れてもったいないとも言われます。たしかに特別純米くらいで味わい豊かでふくらみがある特性を活かした食中酒に使った方がいいかもしれません。今年はまだ雄町を使って2年目なので試行錯誤は続きますが、連れていった頭達が利き酒の結果を活かしてくれるよう期待します。

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