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2011年9月29日 (木)

新体制で酒造期入り

経営、蔵とも新体制で、今シーズンの酒造が始まっています。
春から冷蔵していた特等の山田錦(兵庫産)をこの時期精米しているわけです。
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いきなりヨーイ・ドンで、そこから急に毎朝米を蒸したり麹を作ったり、仕込んだりというフルに造る状態にはなりません。精米を始め、井戸を掃除し、蔵や道具を清掃、消毒してと順々に進めていきます。それから最初の米洗いをして、翌日最初の蒸しをします。それで酛用の麹を2日かけて作り、その日に最初の酛を仕込み、10日以上たって酒母ができてから、最初の仕込みになるのです。精米場は最初からフルに作業している感じですが、まだ会議をしたり、研修へ出かけたりと、製造チームはそうバタついてはいません。新人も入ったことだし。

蔵元はどっしりと、とはいきませんが、製造に関しても、計画、調整等にあたっています。また営業支援もしなければなりません。秋は地元も行事が多いうえ、今年は紀南の災害や家のことなど多事ではありますが、少し長期の考えごとなどする時間も必要です。


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2011年9月19日 (月)

岸和田だんじり祭り

ことしの岸和田だんじり祭りは9月の17、18日でした。祖母が岸和田、それも宮本町から嫁いで来ていますので、クウォーターとしては時に見に来るんです。血が呼んでるんでしょうね。宮本町は別格です。
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町がひとつになってエネルギーをぶつける、その極点が「やりまわし」、カーブを勢いよく切るところです。危険でかっこいいのですが、人だかりもすごく、そう簡単に写真に納まってくれません。
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直線は行列の全体構成が見られますが、本当に役割分担をきちんとしていて、町全体で執り行っていることを示しています。どうして屋根の上で飛び跳ねるようになったのかは、だんじり博物館に行かなくても何となくわかる気がします。
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2011年9月17日 (土)

酒米初入荷です 富山・五百万石 1等

お彼岸も近づく今日、今年の酒米の初入荷でした。
富山の砺波地方から五百万石が来ました。宵積みの早朝初なのか夜行なのか。たしかこの運送会社の社長と砺波で飲んだ時には、北陸、東名と高速で来て、京都で降りて、一般道で奈良を南下して、橋本方向から入ってくるとかおっしゃっていました。
コストに厳しい運送会社のこと、深夜から走って来られたのでしょう。
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900㎏のフレコン(樹脂製の大きな輸送用のカゴ)で、玄米を直接入れますので、紙袋が不要です。けっこう米の紙袋は高いのです。農家さんからはこれを省こうとフレコンでの納入をかつて提案して来られました。大手では当たり前ですが、地方の中小メーカーはすぐに対応できませんでした。これを1ダースほど大型トラックに積んでくるので、フレコン容器も再使用できます。またフォークリフトの爪に引っかけて降ろせますますから人も楽です。何だかコウノトリみたいですね。
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紙袋がない分、フレコンに検査証明書をアタッチしています。中心に●、その外側にもう一つ○のマークは1等という意味です。米トレサビリティー法施行で書類の保管義務があるのです。また管理ソフトも整備したりで、蔵の体制も一段進めざるを得ません。精米開始はもう少し先になります。
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2011年9月16日 (金)

高野山登ってきました

因果応報の思いを抱きながら、またこれは座禅みたいなもんだと呟きながら、高野山の裏側の峰を歩きます。
国有林の伐採跡はもうススキの穂が見られ、秋を感じましたが、汗も拭きながらのことです。遠く和歌山あたりがわずかに望めました。
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いずれもう一回間伐が要るそうですが、経済的には無意味です。環境とかを考えれば有意義なのですが。
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森林組合と県の職員さんまで来ていただきました。保安林にしようという私のお願いに、意外にも早い対応でした。

高野山に寄って、高野霊木の家を見学します。金剛峯寺山林部さんがお山一帯を所有、管理されているのですが、その山で伐採された高野杉を構造材にしたモデル住宅です。個人の山の木は経済領域外のモノにすぎませんが、所有者がお寺で場所が場所となれば霊木です。ただし山の手入れは格段にいいこと請け合いです。
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2000円納めると高野杉でできた蓬莱葉書を送ってくれます。これがまた作っているのが知人の木工業者さんで、酒林まで制作しているという背景もあって、一口献納してしまいました。総本山のすぐ前にあるモデル住宅で見学できます。コウヤマキの風呂が自分には大ウケでした。古来、家に凝ったり普請道楽の究極と言われたコウヤマキの浴槽です。香りが最高に良く、木の感触というか肌触りで、風呂桶の理想とされてきました。洗ったり手入れが大変だということも聞いてはいますが。はたして都会人が関心を示しているのかどうか気がかりでした。よく父がほしがっていたけど、どうやら実現せずじまいです。
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2011年9月12日 (月)

山田錦特A地区を初めて訪れる

地酒にチャレンジして23年目にして初めて山田錦の本場中の本場、「特A地区」を訪れました。さまざまな動きの中で、これまで入り込む余地のなかった当社のような蔵にも、空き枠が出て、一歩ステップを上がることができたということです。京都に車を置いて東京へ行っていたのですが、上鳥羽から中国自動車道の吉川まで、70数キロ
1時間ほどです。遊園地やゴルフ場が集中する兵庫県西部の丘陵地帯に山田錦の本場があります。
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詳細は秘匿しますが、今回の訪問で、自分より有力かツテのある蔵がどうこの最上ランク地区にアプローチしていたのかかなり知ることとなりました。辺境部族の侵入開始といったところです。
 何が特A地区を他と区別しているのかと聞けば、東西方向に伸びた地形は日照を確保しており、気候も適度で、土壌、何でも苦土が多いといいそうですが、そういうすべての条件に恵まれているらしいのです。特A地区だからできた米が全部いいというわけではなく、ここの地区の栽培米は、特上ランクで検査に通る割合が高いということで、栽培上の努力は当然払われていますし、またノウハウの蓄積もあるということです。整粒度、粒張りその他で検査を受けるわけです。もちろん同じランクでも地区によって取引単価が若干違うということはあるようです。
 大阪の中心部から北西方直線距離約40㎞というけっこう便利なエリアですが、鉄道では不便な所です。灘の村米制度で育まれてきた酒米地帯も、今は東条はマチ米制度のようになっており、吉川はまだ頑とした伝統体制にあるようです。契約、集荷体制も一部ではありますが初めて知ることも多くありました。
今日訪れたのは旧の上東条村、秋津地区や黒谷周辺の圃場でしたが、トップクラスなら普通、できた米の8割くらいは特上にランクされることをめざしているようです。北東から南西方向にやや蛇行しながら流れる東条川の右岸ですが、この台風の被害もないようで、このまま順調にいけば、最近にはない良い収穫が期待されそうです。
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聞いただけではそう栽培の方法に代わりはないのですが、細かいノウハウもあるのでしょう。ポット苗ならまず確実に特上だというのには驚いたですが。やはり薄捲きで坪45-50株くらいだそうです。反7俵に収量は抑えている、というのは教科書通りか。いもち病に弱く、意外にも水が冷たいのはダメらしいのですが、今日教わったのは、穂に一番近い止め葉を太くするといいらしく、止め葉と穂長がだいたい一致するといいます。支こうが弱いとも聞きました。やはり大きな稲を作って、倒伏させないのがコツだそうです。肥料をやらなければいいというものでもなく、やはりバランス感覚とかも大事なんでしょう。それにつけても感心したのは、見渡しても休耕田が見あたりません。やはり本場というべきか。それでも高齢化が進行していて、担い手育成は大変なようです。だいぶ直播方式の田植えも普及しているのもその影響のようです。また早く植える部分と遅く植える部分もあり、遅く植えた方がどうもいいようなのですが、台風の通りやすい地方ではとても真似ができません。
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今月初めに穂が出てこれから40日ほどの登熟期間、どう天候が推移するか気がかりです。穂が出るとあまり水は要らず湿らせる程度でいいともお聞きしましたが、水を入れたり出したりと調整も続きます。やはりいい山田錦は、茎がしっかりしているようです。
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宝をどう活かすのかは私たちの責任というわけです。


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2011年9月11日 (日)

チャリティイベント復興祭に参加してきました

川島酒縁の会さん主催でチャリティイベント復興祭が品川区内で開催されました。彼女は南三陸ご出身だそうで、毎年夏のフェスティバルが今年はないこともあって、ぜひとも参加したいと思っていました。明日は直接、山田錦特A地区に入ります。これも蔵元らしい週末なんでしようか。
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2部制でしたので、来場者の半分しか会えなかったわけですが、16蔵は来場、お酒を送った蔵も合わせると100場くらいにはなります。話題のお酒がたくさんあったのはさすがですが、被災地のお蔵の製品もありました。長期熟成研究会、今が入り時みたいですね。


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2011年9月10日 (土)

オリジナルなサンダイ杜氏鍋を食べる

杜氏鍋とか、アワ鍋とか、酒蔵の職人の冬期の寄宿生活をモチーフにした鍋料理があります。だいたい酒粕と味噌を使うのが多いイメージで、サイトで見てもセットを通販しているものもあるようです。
社員会で和歌山市内のお店に行きましたが、ここはどうやらオリジナルな杜氏鍋を作り出したようでした。
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豚しゃぶに水菜、大根、超細麺。酒粕は使わず、ダシは鍋に入れる透明なものと、付けだれの併用です。
最近肉系は抑えているんだとか言うわけにもいかず、満腹してしまいました。


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2011年9月 9日 (金)

9月11日は警察相談の日?

アメリカの9/11の10周年が近づいてきました。日本の3/11からの半年も。そこへ和歌山県も台風12号の甚大な被害発生もあり、不安な9月上旬となりました。蔵の方は設備関係の工事は終わり、あと2週間もすれば精米の準備も始まります。大雨もあり蔵の壁の傷みを見回ります。以前から、むやみに押しピンを打たれたくないので、桶のフタを打ちつけて自由に使ってもらうようにしています。掲示板には、「9月11日は警察相談の日」?。緊急電話は911、そうか、もしかしてそれもあったかもしれない。

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台風の被害は県中部の山間に及んでいます。当分県南部支援がいろいろな場でテーマになると思います。


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2011年9月 6日 (火)

ビッグサイトのイベントに参加しています

今日から4日間、東京・ビックサイトで、グルメ&ダイニングスタイルショーに参加しています。
社長がブースにいるのは初日の今日くらいで、後半2日は契約アルバイトさんに立ってもらいます。
ここで新しいお客様となるかもしれない人と出会えることは少ないのですが、ブランド認知アップとか産地イメージアップとかいろいろな効果が期待できます。
何せ世間は広いので、あっ黒牛がある、とか、たまに飲んでます、という方から、今でも和歌山でお酒造ってるんですかと悪気なく聞く人も多い。本当に大部分の人が無関心なのはごく自然なことです。
以前はいらついていたのですが、最近は当然のことと思い平気になれました。みんな知ってる状態では供給などできるはずがありません。
それでも朝から平生たくさん取り扱ってくださっている首都圏郊外のセンスのいい酒販店の社長さんと挨拶できました。やっぱり初日です。
ブースでは和歌山の蔵だとわかると台風は大丈夫でしたか、と多くの人がお声掛けいただけます。「ありがとうございます。当社は無事でした。」と答えるのですが。
別のことですが、新宮、那智勝浦方面は孤立状態で、現地に入って調査できるのか、と官庁から問い合わせも入っています。鉄橋架け替えに1カ月という噂も出ているようで遠地にいて気をもみます。
ギフトショーもやっているので、ブースを抜け出してネタ仕入れに見て回るのも楽しみです。
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2011年9月 5日 (月)

復旧に時間がかかる、ということは

ああ、あることとは思っていましたが、紀勢本線の橋が台風の大雨で流されてしまいました。
これは復旧に時間がかかる。どれだけかもわかりません。ということは、せめて那智勝浦まででも和歌山側から行ってくれるのかどうか、とか、国道はどうなんだとか不安になります。もしかして今、新宮って孤立してるんと違うか。例の山の中を斜めに通り抜ける国道、県道など各所で通行止ですし、普段使っている者から見て、解除されてもしばらくは通りたくない崖の下の川丈街道です。
紀南の大変さを実感させる台風ではあります。ニュース写真で見ると、流された鉄橋の基礎コンクリートも割れているように見えます。すぐに復旧とはとうてい思えません。今日からまた大変だ。産業や観光への影響は図り知れません。

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2011年9月 3日 (土)

台風で黒牛茶屋も休業

台風12号の通過で近畿、四国を中心に大雨です。蔵のある和歌山北部は雨はしっかり降り続いて風も強いですが、そうひどくありません。今のところは。売店を開けるかどうか前日相談がありましたが、電車も止まっているらしいので、遠方からわざわざ来られる人も今日はいないだろうということで休業にしました。

事務所、工場も所定の休業日で、まったく自宅を含めて静かなもので、しかも出歩く気にもなれません。

先週来訪してくれた人達の中で韓国からの一行がありました。名刺と地図を照合したり、どういう所からの方かとか調べて午後をすごします。ワインコースのある大学が韓国には多いんだとか、歴史的背景を考えたりします。しかし日本の酒米市場の状況を調べにまわったり、テスト栽培して酒米の輸出可能性を探り、マッコリを日本の酒米で造ってみようと考えたりと、リチウム電池だけでなく、積極性は明らかに先方が上です。

日本は余裕がないのか、失敗を恐れすぎるのか。

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