高野山登ってきました
因果応報の思いを抱きながら、またこれは座禅みたいなもんだと呟きながら、高野山の裏側の峰を歩きます。
国有林の伐採跡はもうススキの穂が見られ、秋を感じましたが、汗も拭きながらのことです。遠く和歌山あたりがわずかに望めました。
いずれもう一回間伐が要るそうですが、経済的には無意味です。環境とかを考えれば有意義なのですが。
森林組合と県の職員さんまで来ていただきました。保安林にしようという私のお願いに、意外にも早い対応でした。
高野山に寄って、高野霊木の家を見学します。金剛峯寺山林部さんがお山一帯を所有、管理されているのですが、その山で伐採された高野杉を構造材にしたモデル住宅です。個人の山の木は経済領域外のモノにすぎませんが、所有者がお寺で場所が場所となれば霊木です。ただし山の手入れは格段にいいこと請け合いです。
2000円納めると高野杉でできた蓬莱葉書を送ってくれます。これがまた作っているのが知人の木工業者さんで、酒林まで制作しているという背景もあって、一口献納してしまいました。総本山のすぐ前にあるモデル住宅で見学できます。コウヤマキの風呂が自分には大ウケでした。古来、家に凝ったり普請道楽の究極と言われたコウヤマキの浴槽です。香りが最高に良く、木の感触というか肌触りで、風呂桶の理想とされてきました。洗ったり手入れが大変だということも聞いてはいますが。はたして都会人が関心を示しているのかどうか気がかりでした。よく父がほしがっていたけど、どうやら実現せずじまいです。
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