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2011年11月23日 (水)

新酒あげを焼肉で行う

新酒があがると蔵で「新酒あげ」と称して、蔵元が杜氏ら蔵人に酒をふるまうという慣習があります。昭和年中行事としては酛立て、新酒あげ、甑倒しと、醸造期に3回そういう日があるのが普通でした。以前は会所部屋で、夕食の時、鯛の尾頭付きと刺身大皿、すき焼きが提供されるのが慣例でした。それも平成初期の頃までで、それ以前に親や祖父がどういう関わり方をしたのか、今ではわからなくなりました。一貫して一緒に蔵元の息子である私が参加していたのです。何せ、賄い婦を伴って出稼ぎ集団が来ていたのが昭和50年代までです。杜氏を呼ぶとは、そういうものとされていたのでしょう。やがて給食センターの配達となり、蔵元の婦人が料理を付けたしたり、それへのあれこれという不評を婦人がいやがるという過程を経て、今では社員化が進んで、近所で自社の酒が安定して飲める飲食店で蔵持ちで景気づけをやる日くらいに変質していったのでした。田舎ですから居酒屋が中心になります。しかし今年はとうとう、若手の意見で、初めて焼肉屋でやることになったのでした。

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焼肉屋というのは、地酒メーカーとしては鬼門に属する方です。ビール、焼酎はいざ知らず、やや日本酒には不利とされる業態です。今日は和歌山市と海南市の境近くの国道沿い、「石頭(がち)」。地元ということで、メニューにも銘柄表示していただいているのですが、ありがたいとは思いますが、それではこの業態にもっと営業しようというのには消極的です。それでも、味の濃い、焼肉には、最低純米だなとは再確認したのでした。それならビールや焼酎は何だとも思いますが、焼酎は油を洗い落とすもので、ビールは止渇飲料。焼肉の食中酒に純米酒なら、合うと思うのです。社長が遠慮するなと言っても、ビールなし、純米だけで、片付いてしまったのでした。
米の酒なので、本来一番合わせやすい酒なのです。純米以上が条件でしょうが、山廃や生酛でなくても、十分焼肉店には定着できそうです。

焼肉は七輪で炭焼のホンモンの味。無休というから今日しかないなという、日程での会場になったのかも。和歌山から海南方向に国道42号を下ってきてトンネルを出てすぐとわかりやすい。073-447-1311。

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2011年11月20日 (日)

新酒続々搾ってます

今日でもう6本は純米ばかり搾ったといいます。でも純米吟醸は今日が酛立てだそうで、これが入らないとシーズン本番になりませんが、いよいよきつくなってくるというこの頃です。もう製造部には出張を伴うことは頼めなくなります。後はおもしろみのない社長が出て行くという構図です。
しかし扇風機ね。
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麹室に4人入って床もみなどしていると、蔵の他の場所はひっそりしたものです。洗浄の水音とかポンプのモーター音くらいです。
気合いを入れるためにも新酒あげを来週やろうと決めました。

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水害被災地を結局まわることに

9月の台風12号は和歌山県や奈良県南部の各所に大きな被害をもたらしました。支援もできていないのですが、新宮には行ってきました。県中部の日高川沿いも椿山ダムの下辺りが被害が大きく、縁あって牛が流された牧場周辺まで分け入りました。
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陸前高田の松ではありませんが、被災地で助かった目立つ木というのは何か印象を与えるものです。手前の県道沿いのポールが水流で押し倒されています。
この週末は奈良県十津川村か。何か台風の被災地に吸い寄せられているような気がします。

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2011年11月19日 (土)

筑後川の土手に立つ

あわただしい一週間でしたが、九州へ行ったせいでしょう。来週からは本当に移動が増えて、年末らしくなってきます。福岡と北九州あたりを廻っていればよかったのですが、ふとした一言が筑後川まで私を押し流してしまいました。それでも地元で愛され繁盛している鰻屋で昼食をとれたのは楽しかった。
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安くてうまい、これは何に限らず基本ですよね。
この辺りには土手沿いに酒蔵がいくつも並んでいるのですが、なぜか鰻屋も多いのです。きっと採れるんでしょうね。すぐに博多へとって返したのですが、一旦佐賀県まで入って吉野ヶ里遺跡のそばまで行った方が早いというのは驚きでした。
キャナルシティーも、そろそろクリスマス商戦の飾り付けに取りかかっているそうでした。
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2011年11月11日 (金)

なるほどシーサイド

元気な女性経営者さんの報告を聞きに行けるのは楽しみだけど、水害で牛が大量に流されたという谷筋への週末の調査単独行も予定されている週末です。ちょっと疲れたかなと役所からの帰りに、オープンしたけどまだ見に行けていないスーパーへ寄ってみました。酒売り場をのぞいてからですが、屋上の駐車場で海を眺めます。店の裏側がすぐ入江に面しているので、南側に広がる臨海工場群や紀伊水道や港がよく見えるのです。またいい気晴らしの場所ができたようですが、ここは海に近いということを実感しました。
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今年の1本目醪(もろみ)搾りました  初しぼり

11月10日、今年の初しぼりです。もちろん純米から。儀式はありませんが、ちょっと感動と緊張があります。
去年は米が割れてしかたがなかったですが、今年はそんな異常もなく、案外平静にしぼりに到ったようです。けっこうきれいに仕上がって、香りも高い。しぼりたてとして売りだすには少し落ち着いてからの生原酒となります。

よく今年の新酒があがりました、と報道もあるのですが、粛々と行きます。早ければいいというものでもありませんで、やはり暖かいよりは寒い目がいいに決まっています。それなりの十分な工夫はここもしています。
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それから災害に備え、非常電源は必要だとはいつも思います。

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2011年11月 6日 (日)

何とか天気はもった 漆器祭り2日目

今日も雨、それもけっこうキツイという天気予報でしたが天佑神助により、何とか曇天で2日目の漆器祭りは終えることができました。黒牛茶屋前広場のバザー出店者さんも昨日のダメージを取り戻せたとは思えませんが、今日はまずまずだったようです。粕汁は売り切れ、冷蔵の吟醸粕も売れます。生ビール(ナギサ)は2日で1樽半で終わりそうです。昨日の雨がなければいい読みだったでしょう。酒舗開けを申しつけていますから、製造部の夕食時に数日で残りは消費されるはずです。
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暇ということもあって、今年は漆器店も見て回りました。うるわし館の2階では伝統作家展示即売もしていました。5000円の根来塗りのぐい飲みはそのうち買おうと思いました。川端通り沿いに店を構える、他の漆器屋さんより地の利を占めるお店は、祭り当日は自由に建物へ入れるようにしています。何年か前より開放部分と商品バラエティーが出てきたかのように見えますが、門外漢でわかりません。それにしてもテント出店の漆器屋さんが減りぎみなのは残念です。それでも組合でスクリーンの絵付けなどもさせていて、参考になりました。キラッ。何せ輪島とかに比べて消費者直売店が少ないように思われるわが黒江ですが、いろいろな取り組みの中で少しずつは変わっていくんだろうなと思いました。歩くと知った人も多いので油を売っているように思われるのもいやなのですが、わからないなりに見てあげるのも地元で別ながら商売をするものの務めかと思います。

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2011年11月 5日 (土)

雨で散々  漆器祭り1日目

たまにはこういう時もあるよ。
小雨がしっかり本降りに変わり、漆器祭り1日目は散々だった。
明日も雨が残るとの予報。はずれることを祈ろう。

それでも出店された団体の人と、観光や水害後の状況について、意見交換できたりしたのだから、まあいいやとか思ったりしました。

補助金を出すと、出された分だけ見込まれて値切られるし、消費者の需要は当然補助金を受けている商品へ流れるから、補助金を受けていない事業者は補助金事業のおかげでさらに苦しくなるという、現場の話を聞くと、一体、行政というのは観光なんか関わらない方がいいのかどうか、悩んでしまいますね。

水害後の「道普請」ボランティアツアーの話など、経済学の授業ネタのようでした。
例の地元業者の仕事を奪う、という話です。けがをされても大変なので気も使うということでした。それよりも、被災地だけでなく広域に交通上の支障がでていて回れないということでツアー客が減ったり、ひどい被災地周辺へは遊びに行く気分がそがれるといった、心理的被害の方が多いようです。

来年の社員研修は紀南でしょう。それにかかわらず何かのイベントで紀南のものにはできる限り参加しようと思うのでした。


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今日から漆器まつり

今年も漆器まつりが、今日11/5(土)と6(日)の2日間開催されます。
今式典ですが、今年も当社売店「黒牛茶屋」前の広場はテントが並びます。
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ちょっと小雨で残念ですが。
昨日もアメリカへ持っていく土産を漆器にしたいという方達を漆器屋まで案内しましたから、黒江は漆器や紀州雛
の産地だということは知れ渡ってはいるのでしょう。活性化祈念。
それはそれで、今日も蔵では酒づくりが続きます。もう1週間ほどで、1本目のもろみ、純米酒ですが、搾る、上槽(じょうそう)になります。
 私の今の気分は、精米機のコントロール盤等が寿命になって、出費を嘆いている状態です。数年前から予想はされていましたが。新しいモニターになったのはいいのですが。ホラ貝の響きで開幕です。
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2011年11月 1日 (火)

あっという間に柿の季節か

新たなネタ探しに紀ノ川沿いの丘の農園を訪ねていました。
紀ノ川越しに高野山へ上がっていくルートが見渡せます。
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紀の川北側の高台ですが、こちらの特産は何と言っても柿で、柿酢を作る農家もあります。血圧が下がるといいますが、非常に強い酸っぱさで、1日大さじ一杯の柿酢を蜂蜜と等量併せて湯で溶くのがいいと聞きます。
ヒラ種なし柿、何であんなに四角いのか。あんぽ柿もいいけどあれも四角っぽい。農園では箱詰め配送に忙しそうでした。
小田井用水が高い(反1万も水代がかかるとは知らなかった)、みかんにしろ柿にしろ、1労働力で1ヘクタールくらいがいいそうで、あまり機械化、大規模化できないといいます。それだけにいろいろな先と連携して、加工や流通と組み合わせようという意欲が強いわけです。有田の方の密柑山の方がよく見てきていますから、それと比較すると、あまりモノラックを使ったりしていないようで、また傾斜はそう強くないようです。柿は収量としては柑橘の6割くらい、また同様に年毎の収量の変動も大きいようです。価格低下傾向も同じで、常に新産品も研究、取り組んでいかないといけないということですから、製造業とそう変わりはありません。もっともここは意識の高い農園なので、農家がみんなそうということではないのですが。それにしてももう柿の季節ですか。
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新しい柑橘にもとりかかってらっしゃるようですが、なかなか課題は多いとみました。研究着手ということで。
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