繁忙期の蔵から抜け出す方法
明日から出張するための準備が忙しい。蔵も瓶場も今が繁忙期のピーク。販売店の年末用の発注に応えられるかどうかは、今の時点では瓶詰のスケジュールにかかっている。今日は火入れの純米酒の瓶詰でした。お待たせしている先も多いようで、お詫びするしかありません。機械を動かせば瓶詰できるというものではなくて、蔵から瓶場へ酒を移動したり、仕上げ濾過したりと細かい工程があります。
蔵の方も忙しいには違いありませんが、ペースというものがあって、12月に特別ばたつくわけでもありません。今日は快晴無風のせいか、朝の蒸し取りでは、湯気が蔵の中で層になって止まったままでした。
吟醸もスケジュールに入ってくるので、これから製造部は口数が少なくなってきます。エアシューターを使わず蒸しを広げるので、かなり場所を取ることになります。私の目から見ると、もっと2階に物はないようにしなければいけないという考えです。追々そうなるでしょう。いい物は美しいのです。数学のできる奴によれば「答えは美しい」んだそうで、いい酒を造るには蔵は美しくあるべきなのでしょう。
あれほど服装にもだらしなく美意識に欠けていた自分が、年を経ていろいろ変える必要をつかみつつある。不思議なものです。
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