皆造(かいぞう)
その年の製造工程のすべてを終えることを皆造(かいぞう)と言います。きょうカイゾウでした。「あぁそうですか。ご苦労様でした。」という会話が毎年蔵で蔵元と杜氏の間で交わされてきたわけです。季節で杜氏が配下を連れてやってくる時代では、皆造から片付けに入って火入れもしてで、彼らは但馬なりそれぞれの故郷に帰っていくわけでした。社員を中心にした体制への移行期では、皆造したら杜氏以外は先に帰してしまって社員が片付けをしたり、皆造は検査や帳簿の整理も伴うので、これを杜氏は責任感からか社員に任せるのをためらっていたようですが、これも社員がやがてやるようになっていったわけです。しだいに皆造は後に伸び、帰って行きはしませんが、製造部の社員は休暇へと入っていきます。
今年はゴールデンウィークの前半で終わったようです。
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