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2012年9月28日 (金)

遠くから覗く異境の街

先日訪問した商社のセールス部門からメールが入りました。

「お世話になっております。イーストビレッジのSAKAYAさんで
11月は*****社月間でお酒をお客様に優先的に勧めてもらうようになりました。
また各土曜日に試飲即売することが決定しました。
私がお店に立ってやらせていただきます。
11月3日 黒牛純米吟醸(新アイテム)
11月10日 --------(新アイテム)
11月17日 --------
11月24日 --------(新アイテム)
これを機にもっとSAKAYAさんに入りこめたらと思っております。」

その1日で何人来客するのかわからないけど、告知効果はあるでしょう。まず定着を狙うわけです。ロジステック(セールスルート)を確実に維持していくこと、自社ブランド力をさらに高めていくことでその可能性を高めるしかありません。
1万㎞も離れた先の市場に対して、片田舎の地酒メーカー(田舎にあるから地酒なのだが)にできることは限られています。ネタにするしかないのですが、他社のホームページで海外展開をPRしているのを見ても、果たしていい効果があるのか疑問に見えます。日本のお客さんの大部分には余裕があっていいねくらいにしか思われないでしょう。一部の人達は真剣に国内市場の停滞、縮小への対策と、日本文化の発信を担う気概をもって、経費倒れだの、観光を兼ねてだのと陰口をたたかれながらも、果敢に挑戦されているのです。
 


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2012年9月27日 (木)

目の粗いところ

産地から帰ってくると精米所では今年の精米作業にかかっておりました。
産地でグレーダーの話を聞き込んできたのを思い出します。
どの業界もそうですが、聞けば聞くほどその中に入らないとわからないことが多く、一つ知れば余計わからないことが増えていくようです。
去年、兵庫県の山田錦はグレーダーの目を2ミリから2.05ミリに大きくしました。ふるいにかける網の目を荒くしたわけで、より粒ぞろいを良くして、本場品質を上げようとしたわけです。グレーダーを選別機、米線機ともいいますが、稲の穂→刈り取りで籾(もみ)→籾すりして脱穀→玄米ときて、これを一定の目の網をとおして、ふるいにかけてから検査に出すわけです。目が粗いとはねられる粒が増えます。それはどこへ行ったのでしょう。
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2012年9月26日 (水)

圃場見回り(2)

岡山は唯一の雄町の産地ですが、山田錦も栽培しています。同じ地区でこっちは雄町、あっちは山田錦という具合です。ここ岡山の圃場では、山田錦は刈り入れまであと10日くらいの状況でした。もう黄金色に穂がたれてきています。
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ここでは山田錦の方が少し収量も多い、分けつも多いとか、山田錦は倒れる時は根元からこけるが、雄町はしなる傾向があると比較する話が聞けました。稲刈りのタイミングもあるらしく、上から見た色合いだけでやると、日の当たらない穂波の裏の方は未熟だったり、焼けすぎるとシラタだらけで割れるとかいろいろあるようです。どうも6月は低温気味だったのに夏は暑すぎて、今年の米は堅い傾向だと聞いています。

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今年の酒米は豊作です-圃場見回り(1)

早起きして岡山の雄町と山田錦、兵庫に移動して山田錦と圃場を廻ってきました。米屋さん、農業法人、栽培農家と意見交換もできました。今年は例年にない豊作のようです。ちょっと夏が暑すぎたので、高温障害が気になりますが、見たところ大丈夫のようです。
まず情勢をめぐる検討会です。商社によれば基本米余りは変わらないので、今の高価格はそう続かないとの意見ですが、これは食用米のことなので、酒造好適米や加工米については異なるようです。やっぱり農家さんはTPP反対の意見が多いようです。加工米はあがるでしょうね。食用米が高いので、酒米の作付けを減らし、配分削減を通告してきた品種、産地もありましたが、そう趨勢に影響はありません。東日本からの酒米シフトはそうないとの感触を得ました。
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2012年9月24日 (月)

北河内に一年ぶりで会に参加する

去年は参加できなかった北河内は寝屋川の酒の会に参加してきました。
海外で得た感想から見直してみると、イベント業者や離れた立場で飲食業者がイベントを企画する場合では、蔵が出したいアイテムを出してくるので、限定品やら非売品も交ざって、参加者は普段飲めない物が楽しめるという利点はありますが、マニア的というか商売から離れていくこともあるわけです。果たして日本酒ファンを増やしていく効果が充分なのか考えてしまうわけです。一方小売店が取引先のメーカーに参加を求める場合、当然取扱い商品の出品になります。主催者が賑わい重視で出品酒を蔵に決めさせる所もありますが、こうするとこれから扱ってほしいと蔵が思うアイテムも持ち込んでくるので、アイテムは増えますが、後で販売店側が面倒になることもあるでしょう。一方、米芳さんの会は出品商品を用意しておいて下さいますので、取扱品だけになります。営業は個別の機会にしろということで、オーソドックスとも言えます。手ぶらで会に参加できるメリットもあります。

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2012年9月22日 (土)

ニューヨークからメニューを送られる

ニューヨークから帰って数日後、向こうの蔵元USから、ここのレストランに採用されメニューに載りました、とメールが来ました。東京の居酒屋でも途方にくれるのに、喜ぶべきか、先を思いやるべきか。銘柄名のせいか、こちらはキャラがだんだん牛のようになってきています。試しに「Night-hotel.gif」をダウンロード

します。見られる方はどうぞ。

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2012年9月20日 (木)

新米初入荷

今年も酒米の入荷が始まりました。最初のは富山の五百万石です。当たり前ですがさっそく精米に取りかかっています。これを枯らせている間に、蔵や井戸、設備、道具類その他を清掃、消毒してから、仕込みスタートです。もっともこれと並行して今シーズンの製造計画を作って、役所に提出する必要もあり、今日は早速その会議です。自社精米だと急にこの日から騒々しくなります。電気と人件費がかさみますが、自社精米を基本にしていると原料米が玄米の状態で入ってきますから、確認というか安心感がありますね。積み上げられた米袋を眺めて、今年も造り続けられるんだと妙な感慨にふけったりできますから。
そこから、まず麹を作り、酛、醪と製造がスタート、あとは連続パターンに入りますが、製造部にとってはマラソンのスタートみたいなものでしょう。
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2012年9月19日 (水)

ニューヨークで日本酒を飲む

ニューヨーク市場を問屋さんへの表敬と展示会参加、視察を兼ねての飲み歩き?に参加してきました。
日本酒にはまだまだ追い風が吹いているようで、当社は遅入りとはいえアイテム登録も済んでレストランへの納入も始まっています。市場の規制の違いから、かえっていい効果をあげている面もあるので、国内での活動にも参考になるかもしれません。
ファッションウイークでホテル代は高かったのですが、居酒屋・レストラン等の代金とマクドナルドは、今の為替で東京と同じ程度という感覚です。

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2012年9月14日 (金)

市場のルールをアメリカで考える

アメリカまで来ることになったが、当然規制やルール、環境が違うので、いろいろ考えさせられる。何が公平で自由かなど見方を変えれば、まるで違う意見ができあがる。歴史や文化の制約も受ける。酒を、禁酒法を実際に試した国で売る。ある意味刺激的で面白そうた゛。ここからはカットだ。

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