圃場見回り(2)
2時間近くかけて兵庫県に移動します。西脇ですが、こちらの方が稲刈りは近い感じです。
2反の山田錦の田ですが、10月10日頃まであと一息。台風被害のないことを祈ります。よくそろっています。丁寧な管理が窺われました。
反に8俵として16俵=約960kg、50%精米歩合なら480kgですから、純米吟醸1本1000kgをまかなうことはできません。4反余りで純米吟醸1仕込みしかできないわけですから、けっこう酒を造るには広い田から米を集める必要があります。
酒化率といって白米1トンから何リットルの純アルコールが採れるかという数値があります。純米吟醸で340リットルとすれば、340÷0.165≒2061リットルの製品になるでしょう。1.8L瓶で1145本です。白米1トンは精米歩合50%なら玄米2トン、反8俵の収量なら4+1/6反≒1250坪にあたります。1250÷1145≒1.09で、
1.1坪で純米吟醸1升瓶ができるという計算です。
いい秋の遠足、いや大事な秋の自分に課した行事でした。今年も大切に造らせていただきます。
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