遠くから覗く異境の街
先日訪問した商社のセールス部門からメールが入りました。
「お世話になっております。イーストビレッジのSAKAYAさんで
11月は*****社月間でお酒をお客様に優先的に勧めてもらうようになりました。
また各土曜日に試飲即売することが決定しました。
私がお店に立ってやらせていただきます。
11月3日 黒牛純米吟醸(新アイテム)
11月10日 --------(新アイテム)
11月17日 --------
11月24日 --------(新アイテム)
これを機にもっとSAKAYAさんに入りこめたらと思っております。」
その1日で何人来客するのかわからないけど、告知効果はあるでしょう。まず定着を狙うわけです。ロジステック(セールスルート)を確実に維持していくこと、自社ブランド力をさらに高めていくことでその可能性を高めるしかありません。
1万㎞も離れた先の市場に対して、片田舎の地酒メーカー(田舎にあるから地酒なのだが)にできることは限られています。ネタにするしかないのですが、他社のホームページで海外展開をPRしているのを見ても、果たしていい効果があるのか疑問に見えます。日本のお客さんの大部分には余裕があっていいねくらいにしか思われないでしょう。一部の人達は真剣に国内市場の停滞、縮小への対策と、日本文化の発信を担う気概をもって、経費倒れだの、観光を兼ねてだのと陰口をたたかれながらも、果敢に挑戦されているのです。
「SAKAYA」さんについて、名刺から見ると「NYで最初のサケショップ」となっています。地酒専門店「スペシャライジング・イン・プレミアム・サケ」を標榜されているのですが、すごい数の銘柄を置いているらしい。いずれ伺う日も来るでしょう。
イーストビレッジは若者向けのヒップな街らしいのですが、セント・マークス・プレイス周辺が日本人経営の店が多いそうです。1筋北の9thSt沿い、2ndAveと1stAveの中間、グーグルアースなら店内の写真も見ることができます。
そう言えば近くの「写楽」も寄ったのでした。
展示会などこういう感じで、日本でやろうが米中韓でやろうが変わりません。事前に主催者が広告したりDMを出すか、セールスさんがお客に来場をお願いして周ったりし、出品メーカーを募ったり、取扱いメーカーに参加を要請する。商品リストを用意して、注文をとったり、セールス活動につなげるという活動は同じです。後のフォローが大事で、当社も新世界に岸辺の岩に取り付いたということです。
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