酒蔵の特徴-屋根が重い
酒蔵の特徴というのはいくつかありますが、扱う商品の特性上、夏は涼しくということで、屋根瓦の下の土が厚い、つまり屋根が重いということがあります。当然壁も厚いでしょうからそれはいいですが、柱や梁のスパンが長い、これは中に大きな樽を多く並べるためで、耐震上いいわけがありません。対応して太い柱や梁は使っていますが、古くなると当然弱ってきます。また庫内の温度差が端と端で大きくならないよう、東西方向に長く建てられているという特徴もあります。これは伝統的な木造蔵の場合で、最近の資料では鉄筋コンクリート造か鉄骨造がいいとなっています。当然スパンも長くできるし、冷房設備、断熱材も使いやすい。最近では津波や地震に鉄筋コンクリート造が強いとわかったとされます。いずれ建て替えることになるのか余儀なくされるのか、それまでこの木造をどうもたせるのか、課題のひとつというところでしょうか。
| 固定リンク
「地酒」カテゴリの記事
- 大阪国税局清酒鑑評会 吟醸酒の部 優等賞(2018.10.31)
- 2018年度全米日本酒歓評会で金賞を受賞しました(2018.06.29)
- 純米しぼりたて 発売しました(2017.11.28)
- 今年の新酒第1号搾りました(上槽)(2017.11.13)
- 今シーズンの酒造りが始まりました(2017.10.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント