いよいよ製造に取りかかるみたい
10月4日に初洗いをやるんだという報告でした。削って置いておいた白米を洗って糠分を落とします。翌日蒸すので、5日が初蒸し、最初の仕込みですから、酛麹用の米です。2日かけて7日に麹ができたら、その日に蒸した酛の掛米、仕込み水と合わせて、酒母の添を立てます。これが酛立てになります。あと2回麹と蒸し米を足して、2週間ほどで酒母ができたら、本仕込の添になり、これも仲、留と足して、そこから25日ほどで上槽、つまり酒をしぼる。で、最初の原酒ができてくるのは11月下旬となるわけです。
こういう一つの仕込みが1日ずつずれて連続して行われます。最大3仕込みくらいのそれぞれ仕込みの工程を重複して、米洗い、蒸し、酒母仕込み、本仕込みが行われていくのです。かなり窮屈なスケジュールとおりに酒づくりは行われていると言えます。この重なりが外から見てわかりにくい部分で、プロの領域といったところです。
だいたい整備は終わっていますが、増設ボイラーをもうひとつ大きくしておいた方がよかったかもしれないと感じています。
| 固定リンク
「地酒」カテゴリの記事
- しばらくぶりに投稿します(2018.04.17)
- 純米しぼりたて 発売しました(2017.11.28)
- 今年の新酒第1号搾りました(上槽)(2017.11.13)
- 今シーズンの酒造りが始まりました(2017.10.09)
- 山田錦の新しい契約先圃場を視察してきました(2017.10.07)
コメント