地元のお米での仕込みもやります 日本晴入荷
和歌山県中部日高郡美浜町内で栽培されていた日本晴を栽培した人と技術指導のコーチ?が持ってきてくれました。3.3反で28俵、反収約8.5俵。日照不足の気候で収量はやや悪いとのことですが、そんなもんじゃないかと思います。6月10日に田植えして、10月3、4日に刈り入れしています。
きょう検査資格のある和歌山市内の米屋へ持ち込んで、検査を受け、その足で海南の蔵へ到着しました。
検査を受けるには所定の袋に入れねばならないので、詰め替えたりと何やらどたばたがあったようですが、そんな素振りも見せずお疲れ様です。
全部で56袋、28俵となります。これを蔵の精米場で68%に搗いて、白米1トン仕込みで、今シーズン最後の仕込みでやろうという予定です。
できたお酒は日高地方で地産地消アイテムとして飲まれてしまう計画です。一部おみやげで観光の方に売れたりもするでしょうが、原料米の栽培地と最終消費地を極力一致させた企画商品です。蔵元として地元とどう向き合うかという課題でもあります。蔵の主力は、県外で原料米産地に直結して優良原料を確保し、設備、技術等総合力で勝負する方を向いていますが、それだけでは地元から切り離された、「日本の銘酒」をめざすことになり、果たしてそれでいいのかという、悪く言えば不徹底、よく言えばバランス感覚の作動で、ここ2年は地元に根ざした造りの姿勢を示すものとして、1本仕込んでいます。
純米酒ですから、酒化率360L/白米トンとして、360Lのアルコールが米から発生し、生で売る分もありますが、16%のお酒にすると約2250L(360×1.0÷0.16)の製品が最大できます。御坊、日高地方の小売店、飲食店でさばれるのかどうか見守るしかありません。
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