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2016年4月17日 (日)

韓国での日本酒事情

台湾に先立ち3月下旬にソウルも行ってきました。26(土)、27(日)とソウル・サケ・フェスティバルがあり、外務省まで関与したから、79蔵、ほぼ全国からたぶん行政からの参加要請もあったようで、日頃販売ルートが違って、まず顔を合わせない蔵をずらりと並べた。一部は焼酎も参加していた。
日本全国のプレミアム地酒を集めたということらしい。韓国最大級プレミアム地酒イベントと副題にあります。向かうから見ての地酒輸入業協会中央会(5社参加)と在大韓民国日本国大使館が主催です。
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どうも外交的緊張を民間交流で少しほぐそうとか、ベースには日本酒の海外市場でのPRを後押ししようという思惑が国にはあったみたいで、大がかりになったようだ。ミス日本酒とか、日本の特命全権大使や外務省職員が多数会場に見られた。
GNPの40%以上を輸出に依存する国の国際展示場、COEXですから、会議場やモールもいっしょで、やたら規模は大きい。
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漢江南岸地区の新都心、江南周辺ですが、20,000ウォンの入場料で、これだけの中から試飲できるのは物色のいい機会とばかり、ファンや日本酒バーの経営者、スタッフが詰めかけました。予想を上回って、2日間で3800人だかの入場者があったらしいので、事業としても成功だったようです。
一部地域製品への放射能検査と公表体制をめぐって、外では市民団体の抗議活動もあったようですが、会場内では一切気がつきませんでした。自分はのんきな奴らの方です。送ったサンプルは使えないとか、試飲する条件とかけっこう気を使っていました。これくらいの事は覚悟して取り組んでいますから。
ソウルは一極集中の典型的な首都ですから、1000万級の都市圏では、日本酒排斥、輸入反対から無視、無関心、普通に興味、ファン、それに仕事で従事したい者まで、まったく多様なスペクトラムが形成されていて、ごく一部をターゲットにしてでもそれなりの層があるという印象です。ここは緊張感がある分、やりがいもあります。
また、過去廻った日本酒居酒屋をマッピングすると、ほとんどカンナム区かソチョク区とか、漢江南岸に集中しており、古い都心、明洞や南大門のある方にはない傾向でした。それから、日本酒は度数が焼酎より低いので健康的?というか、若者の酒、ファッション性のある酒と見られているそうです。とは言え、昔から経済酒は輸入され、過度の価格競争が続いてきました。妙に近いので、日本の情報はかなり入っていて、日本で働いて覚えたことを焼き直してこちらで開業した店も多いという、多様でおもしろいが難しい市場になっています。 続く
                                                        


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