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2016年7月16日 (土)

調査、調査で

農林水産省から酒造好適米の需要調査がありました。
各種統計とか、景気動向とか、大学あたりからの採用予定調査、酒造についての趣味的な個人の調査に至るまで、ありとあらゆるアンケート調査依頼が蔵に来ます。全部答えていると業務の妨げになるのは確実で、どの程度付き合うかが悩ましい。もっと大きい会社なら担当を決めてやらせるんでしょうが、こういうことに人件費を使うのはいやだと思う中小企業の親父は多いはずです。義務的なものを見分けるのが、まず面倒です。せめて回答することで、自分の会社について点検する機会になればいいだろうと慰めるくらいです。しかし協力してくれて当然だ的臭いが感じられることもあります。
 できるだけホームページにデータを掲載しているのですから、会社概要的な部分はアンケート項目に入れるなよと思いますが、大企業や官庁側は、まともな会社ならこれぐらいはきちんと回答する体制を作っていて当たり前だと考えているのではないかと、不満を感じることがあります。コスト競争に晒されていない人達に、上から目線で、趣旨を理解して協力を、と言われると回答意欲が下がります。法的義務がないものはいっさい回答しないという、りっぱな会社も多いのではないでしょうか。わずかなものでも報酬付きというアンケートには、けっこう回答している方です。

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